● よく見るシェードの形状がガラス製のペンダントライトに
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無印良品「ガラスペンダントライト M-GP40A」
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一般的に、フロアライトとは床に置く背の高いライトのことを言いますが、まるでそれを天井からつりさげているような雰囲気を持つのが今回の製品「ガラスペンダントライト」です。無印良品のオンラインストアで7,500円で購入しました。
名前の通り天井に取り付けるペンダントライトなのですが、使われているシェードはまさにフロアライトのシェード形。天井にぴったり取り付ける薄型のシーリングライトと比べて、つり下げるペンダントライトは凝ったデザインのものが多いのですが、これはごくごくシンプルな形で、使う場所を選びません。
このガラスペンダントライトには「大」と「小」の2種類があり、今回使用したのは「小」。シェードにあたる「ガラスグローブ」は直径が17.5cm、高さが14.4cmと、形だけでなく大きさもフロアライトやスタンドで見かけるシェードそのもの。「大」のほうは直径が25cm、高さも20.5cmあるので、フロアライトと比べるとひとまわり大きめ。つりさげると存在感がありそうです。
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左がガラスグローブ、右がシーリングカバー。ソケットから天井への取り付け部までは一体
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上部の「グローブカバー」。「調節ネジ」でガラスグローブに固定されています
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調節ネジを回すとガラスグローブからソケットを取り外せます
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● ミニ電球の40Wを使用。これ1つだとあかりは暗め
製品は、ガラス製のシェード部分「ガラスグローブ」と、ランプ、そして天井に取り付ける「引掛シーリングボディ」から「ソケット」までが一体になった本体で構成されています。組み立ては、付属するミニ電球(40W、E17)をソケットに取り付け、そのソケットごとガラスグローブに差し込んで調節ネジでとめるだけ。
天井に設置されている「引掛シーリングボディ」に引掛刃を差し込み、回して取り付けます。本体にスイッチはなく、電球のON/OFFは壁のスイッチで行ないます。
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ミニ電球、ソケット、取付金具、グローブカバーで構成されている本体。構造はごくシンプル
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隙間が空いても、「取付金具」が長いのでそのままでははずせません
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取付金具を左右にずらして上に引き上げます
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グローブカバーのフチにある溝とガラスグローブの溝をかませて固定します
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ソケットにつけるミニ電球は付属しています
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E17口金ミニ電球、40Wまでのタイプを使用
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引掛シーリングには角形引掛シーリングボディと固定用のネジも付属
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天井に引掛シーリングがすでに取り付けられている場合は、外して使います
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もともと、思いきりシンプルなものを、と思って選んだ製品でしたが、最初はシンプルすぎて少し頼りない感じがありました。くもりガラスのガラスグローブが厚く、光がある程度こもりますし、使用する電球もミニ電球の40Wなので、もともとの明るさがそれほどありません。6畳程度の広さを照らすには少し足りないかなという印象で、もう少し狭いスペースに設置するか、スタンドなどと併用するのがベストなようです。ただ、テレビを見たりくつろぐぐらいなら、これだけでも十分。
ガラスグローブの形が、まるでおおきなプリンのようにも見える形状なのは何度見ても不思議な感じがありますが、ガラスなので電気をつけると雰囲気はよく、ガラスグローブ全体が光って形が際だちます。ソファなどに座って下から見たときも、底面までガラスグローブで覆われているため電球が直接見えず、上品な雰囲気。電気をつけない昼間はガラス素材の白いガラスグローブの質感に高級感を感じます。
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ガラスグローブ単体。コップのように底がある形です
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底面の方が広く、横から見ると台形の円柱です
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底面の直径は17.5cm
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高さは14.4cm
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ガラスグローブの上部の溝で固定されています
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● コードが長めで微調整も簡単な機構
ガラスグローブの形状に特徴がある以外は、ごくごくシンプルな製品なのですが、使ってみてとくに便利だったのはコードの長さの調整がとてもラクなこと。「コード収納引掛シーリングキャップ」に収納したり伸ばしたりする調整がごく簡単にできるので、長さの調整がとてもラクです。
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「コード収納引掛シーリングキャップ」のコードストッパーを引き出すと、コードの長さがが固定されます
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コードストッパーを押し下げると、コードを短くしたり、伸ばしたりの調整ができます
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いちばん短くすると、コードが全部収納できてしまいます
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まずコード収納引掛シーリングキャップを取り付けます
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シーリングカバーをかぶせます。埋込引掛シーリングボディの場合は完全には隠れません
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ストッパーが下がっているときはコードは固定されていて伸びません
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ストッパーを押し込むと、コードの微調整が簡単にできます
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もちろん、伸ばすだけでなく、収納も可能
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コードは長めで、シーリングカバーに収納せずに伸ばしきると1.5m程度になります。普通の天井高なら、天井につけてもデスクスタンドぐらいの低さまで伸びてしまう長さ。吹き抜けでも使いやすいですし、引掛シーリングの場所から横に位置をずらして使いたいときにも便利そうです。また、スタンドの雰囲気を出したいけれど、子どもが小さくてフロアライトが立てにくい、という方にもいいかもしれません。
ただし、ソファの近くや廊下などにあまり低く設置すると、何かの拍子に頭をぶつけがち。ガラスグローブは固く、ぶつかると痛いですからご注意を。また、長時間使うとガラスグローブ全体が少し熱をもちますが、やけどするほどではありませんでした。
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シーリングカバーは、コード収納引掛シーリングキャップをカバーするため大きめです
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適度な長さに調整したら、天井に取り付け
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写真は埋込引掛シーリングボディ
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短めに収納した例
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長めに伸ばした例
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最長でこの程度まで伸びるほどコードは長め。まっすぐ下げるのではなく、いったん天井にフックするなどバリエーションをつけるときに使います
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● インテリアのじゃまにならないシンプルなあかり
あかりの質としては、ガラスグローブの厚いくもりガラスを通しているため、目にさしこむような強い光ではなく、やさしいあかりなのが特徴。電気をつけるとガラスグローブの形が部屋にはっきり浮かび上がります。見る方向によって少し形がかわって見えますが、基本的にはどこから見ても安定感があるようです。
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下から見たイメージ。底面もガラスグローブで覆われているため上品な感じがします
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斜め下から見上げるときは、底面の方が広いことが強調されて少しシャープなイメージが出ます
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これ1つで部屋のアクセントになるような、装飾になるアイテムではありませんが、主張しすぎない、シンプルなあかりがほしい方にはおすすめのアイテムです。
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夕方付けたイメージ。ミニ電球だと暖かな色合いで、ガラスグローブの陰影がキレイです
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夜つけたイメージ。暗めですが、テレビを見る程度ならこれ1つでも十分です
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■URL
株式会社良品計画
http://ryohin-keikaku.jp/
無印良品ネットストア
http://www.muji.net/
製品情報
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247426670
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2008/08/20 00:01
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