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家電製品ミニレビュー YAZAWA「リミッターフラッシュライト」
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~LEDと蛍光灯が1つになったハンディライト
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Reported by
西谷 有人
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YAZAWA「リミッターフラッシュライト」
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懐中電灯といえば、大きくて重いものというのが昔は常識であった。光源として電球を使用する以上、ある程度の明るさを求めるのなら、本体サイズもそれなりに大きなものになってしまう。
だが時代は変わった。高輝度LED(発光ダイオード)が実用化され、電球に変わって用いられるようになってからというもの、かつての常識では考えられないほど、小さく、軽く、そして明るいライトが、次々と作られているのだ。
今回紹介する「リミッターフラッシュライト」も、そうしたアイテムの1つである。しかも、LEDだけでなく、蛍光灯の一種である冷陰極管蛍光灯までも、同時に搭載している。
それでいながら、大きさは片手で軽く持てるほど小さく、そして軽い。さらに価格もかなり安いという嬉しいアイテムである。メーカー希望小売価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpで1,980円で購入した。
● どこにでも持ち歩ける小型軽量のボディ
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円筒の一端には3つの白色LEDを配置。スタンドアームで本体を支え、立てかけることができる
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本機は、全長13.5cm、直径4.5cmほどの、ほぼ円筒に近い形をしている。この円筒の1つの端に、3つのLEDが、側面に1本の冷陰極管蛍光灯が内蔵されている。反対側の端は電池蓋だ。太さといい、柔らかな丸みを帯びたフォルムといい、全体的に手にすっぽりと収まる持ちやすいデザインである。
また、金属製のスタンドアームが取り付けられており、8方向に向きを変えることができる。これにより、さまざまな角度で本体を安定させることができるのである。
電池は、単三のアルカリ乾電池4本で、LED点灯時で約40時間、冷陰極管蛍光灯を点灯時で約6時間の連続点灯が可能だ。
さらに、本機の大きな特徴として、約30分で自動的に電源が切れる、オートパワーオフ機能を搭載している点が挙げられる。本体には電源スイッチとは別にオートパワーオフスイッチがついており、これを押すとオートパワーオフモードになるというわけだ。なお、この際に作動確認ランプ(赤いLED)が点灯し、オートパワーオフモードであることを知らせてくれる。何の前触れもなく明かりが消え、驚愕するような心配はないわけだ。
加えて、本機は防水仕様となっており、少し雨粒がかかったくらいでは故障することがない。これもアウトドアや防災用として、とてもありがたい仕様である。ただし完全防水ではないので、水中では使用できない。
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本体の側面に、冷陰極管蛍光灯を1本内蔵。こちらは広い範囲を、より自然な感じで照らし出す
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2つの押しボタンスイッチ。上は電源スイッチ、下はオートパワーオフモード切替スイッチだ。その上に黒く見えるのは、オートパワーオフモード確認用のLED
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電源として、単3乾電池4本を使用。アルカリ乾電池の場合、LEDを約40時間、冷陰極管蛍光灯は約6時間、連続して点灯させることができる
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● LEDと冷陰極管蛍光灯、2つの光源を搭載
LEDは、白色の超高輝度LEDが3つ、三角形に配置する形で取り付けられている。さらに鏡で光を反射させ、効率的に前方に向けるというシステムである。
これはかなりの明るさがあり、遠くまで光が届くようにできている。夜道の安全を確認したり、アウトドア用として使うには十分な光量だ。光が直接目に入ったりすると、かなりまぶしく感じる。光源を直接見ないように気をつけたほうがいいだろう。
これがもし、電球を使用するランプであったら、この本体サイズでこの明るさは、とうてい実現不可能に違いない。しかも、電球と違って光の色が純白というのも、夜間の使用に向き実用的だ。
また、本体側面には冷陰極管蛍光灯が1本、取り付けられている。冷陰極管蛍光灯(CCFL)とは細径の小型蛍光管のことであり、発光の原理は普通の蛍光灯と変わらない。そして、LEDが一点からの鋭い光を発するのに対して、こちらは照射面が広く、柔らかい光で周囲を照らしてくれる。暗闇の中で地図や書類の確認をしたい際などは、こちらを用いるといいだろう。
なお、電源はスイッチを押すごとに、LED点灯→消灯→冷陰極管蛍光灯点灯→消灯……という形で切り替わっていく。LEDと冷陰極管蛍光灯を同時に点灯させることはできないので注意しよう。
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LED点灯状態。3つの白色高輝度LEDが、まぶしいくらいの強い光を放ち、夜道を遠くまで照らし出す
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冷陰極管蛍光灯の点灯状態。点光源であるLEDとは異なり、柔らかで広い範囲を照らす光を放つ
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オートパワーオフモードにした状態。確認用の赤いLEDが点灯している。この後、約30分で自動的に電源が切れる
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● 防災に、アウトドアに、そして毎日の生活にも
実際に、本機を手にして暗い夜道を歩いてみたのだが、こんなに明るくていいのかと思うくらい、煌々と周囲を照らしだしてくれた。夜道の安全を確保するという目的は、完璧に果たしてくれるだろう。
また冷陰極管蛍光灯は、LEDとは違って自然な印象の光を発するので、読書用としても使えそうな感じである。あまり長時間だと、さすがに目に悪そうな気もするが。
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本体には、金属製のスタンドアームが取り付けられており、8方向に向きを変えることが可能
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立てた状態で使用することも可能(やや不安定だが)。冷陰極管蛍光灯を点灯させ、地図などを確認するときに便利である
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商品は、このようにブリスターパックに入った状態で販売されている。けっこう安いので、1つ持っておくと何かと便利だ
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ほかにも、部屋の中の常夜灯として、あるいはドライブの際など、本機が役に立つ場合は多そうである。なにしろ小さくて軽いので、どんな時でも邪魔にならず、手軽に持ち運びできるのだ。
そのほかの使用法としては、たとえば写真撮影の補助照明としても使えるのではないだろうか(適切な固定方法さえ見出せれば)。私も今度、別の商品のレビュー用写真を撮る際に、使ってみようかと思っている次第である。
それにしても、こんな小さなボディでこれだけ明るい光を放ち、しかも蛍光灯まで点灯させてしまうというのは、一昔前では考えられなかったことだ。技術の進化をひしひしと実感させられる、小さなハイテクアイテムである。
■URL
株式会社ヤザワコーポレーション
http://www.yazawa.co.jp/
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2008/08/08 00:01
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