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やじうまミニレビュー |
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～防災グッズとしてのランタン
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Reported by
本誌：伊達 浩二
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防災グッズの代表といえば懐中電灯だ。しかし、懐中電灯は、どこかを照らすという場合には向いているものの、停電した部屋全体を照らすという用途には向いていない。 アウトドアに詳しい方ならご承知のように、こういう用途にはランタンという照明器具がある。これは、ランプのような形をしており、光源の周囲に反射板を備えることで、部屋全体を明るくすることができる。 アウトドア用のランタンは、ガソリンやガスなどの燃料を用いることが多いが、いつ使うか分からない家庭用には、乾電池式のものが向いている。 懐中電灯と同様に、この分野でも豆球を用いるものからLEDを用いるものへとシフトが進んでいる。また、集光型ではないことから、4W前後の蛍光管を用いる製品も多い。蛍光灯を用いるタイプは、一カ所を照らすということは不得手なので集光型の豆球との複合製品もある。 今回は、LEDタイプの中でも小型のタイプである、サンジェルマン「GENTOS エクスプローラ034R」を試してみた。価格はヨドバシカメラの通販サイトで2,980円と、ランタンとしては一番安い部類になる。 この製品は、単三乾電池4本を使用する小型の製品で、LEDは白色のPOWER LEDを使用している。LEDは下に向けられており、そこに円錐型の反射鏡を置くことで360度すべてを照らすようになっている。ただし、こういう構造のため、ランタンの直下はやや暗くなる。
操作は簡単で、上部の電源スイッチを1回押すと点灯し、2回押すと点滅を繰り返す、もう一度押すと消灯する。 点滅モードは、災害時などに自分の位置を知らせることを目的としているようだ。 連続点灯時間は、アルカリ乾電池使用時で約20時間、点滅だと約38時間とされている。 本体はランタンとしてはかなり小さい。本体の下は滑り止めの加工がされているが、ここを握って持ち歩くことができるほどだ。
明るさについて、一言で言えば「日常生活を送る最低限度」という印象だ。テントならば十分だが、通常の六畳間だと全体は薄暗い。基本的に散光するタイプの照明器具であることもあって、新聞や雑誌を読むにはツライ。 筐体全体が防滴になっていることや、点滅機能があることもあって、自動車に積んで万が一に備えておくのが最適な用途だと思う。ミニバンの後席で仮泊する場合などには最適の照明器具だろう。一般の家庭で防災用にするには、やや明るさが足りないので、蛍光灯と比較するか、もうすこし大きめのタイプを考慮することをお勧めする。 ■URL 株式会社サンジェルマン http://www.saint-gentleman.co.jp/ 製品情報 http://shop.gentos.jp/i-shop/product.pasp?cm_id=95392&cm_large_cd=2&cm_small_cd=17&to=pr
2006/12/04 00:00 - ページの先頭へ-
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