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家電製品ミニレビュー
シー・シー・ピー「Shark G-460」

~コンパクトで初めてでも使いやすいアイロン&スチーマー
Reported by 林 佑樹

 じめじめとした梅雨シーズンになると、形状記憶のYシャツでもビシッとしない。今までは見た目に問題ないからとアイロンを手にすることもなかったが、形状記憶タイプであっても頑固なシワに勝てないこともある。重要な打ち合わせや会議のときくらい決めてみるのもアリということで、外に出る前のわずかな時間でもサクッと使えそうなコンパクト スチーマー&アイロン「Shark」をさっそく購入してみた。希望小売価格は7,350円。Amazon.co.jpでは4,782円で販売されている。


製品パッケージ。パッケージと本体はほぼ同サイズ。パッケージでコンパクトと謳うだけのことはある
折りたたみ式ケータイを開いた状態と比べてみてみるとSharkの小ささがよくわかると思う

 お恥ずかしながら私は生まれてこの方、アイロンを使ったのは学校の授業のみ。Googleでアイロンのお作法を予習して、ワクワクしながら開封してまず思ったことは、コンパクトだということ。これで十分なパワーがあるのかと疑いたくなるほどの小ささでまさに手のひらサイズだ。本体の大きさは165×90×125mm(幅×奥行き×高さ)である。そして重量は640gというから驚きだ。またSharkは見た目もおしゃれでカラーバリエーションもホワイト、ブルー、レッド、イエローと豊富。学校で使ったアイロンはもっと巨大で無骨な鉄塊だったんだけどなぁ……。


購入したカラーはブルー。海を思わせるディープブルーがすがすがしくていい
温度調節ダイヤルはきわめてシンプルで「低」「中」「高」の3種類が用意されている。各設定に厳密に合わせなくても動作するファジーな設定がうれしい 本体左サイドにあるパイロットランプ。設定温度に到達すると自動的に電源がOFFになりランプが消灯する。もちろん、温度が低下するとふたたび電源が入る仕組みだ

スチーマーブラシを装備した状態の底面。ハケブラシとごみ取りブラシがサメの歯と舌を思わせる。男の本能を刺激してくれるデザインが大変よろしい
 アイロンとしての機能のほかにスチーマーとしても活用できる本製品。まずはアイロンからチェックしてみた。筐体中央の温度調節ダイヤルを「切」から「低」方向へ回していくと自動的に電源が入る。コントロールは「低」「中」「高」の3種類できわめてシンプル。Sharkにはモードといったモノがないので、はじめてのアイロンであっても迷うことはない。

 電源は設定温度に到達すると自動的にOFFになる仕組みで、本体左サイドのパイロットランプで確認できる。パイロットランプが消えたら準備OKと、これまたシンプルでいい。そして、設定温度になるまでの時間も本体がコンパクトなだけあり、「低」なら約35秒、「中」なら約45秒、「高」なら約75秒で設定温度になるため待ち時間はほとんどなく、出勤前に少し時間があればアイロンかけができてしまう。かけ面の温度も「中」ならば120~140℃と申し分なく、見た目とは裏腹になかなかパワフルだ。

 スチーマーとして使いたい場合は、スチーマーブラシを装着して、給排水口からタンクに水を補充する。それから取っ手をぐるりと180度左方向へ回すだけでスチーマーに変形。温度調節ダイヤルを「高」に設定して、取っ手にあるスチームレバーを2秒に1回程度のタイミングで押すとかけ面にある吹き出し穴からスチームが噴出される。レバーを引くとスチームが出るから水鉄砲遊びを思い出してしまった。タンクに入る容量は30ml程度と少なく、長時間の使用は難しい。何度も使用しているが、そもそもシワはピンポイントで生じているものなので、何回も給水ということはなかった。またアイロンモードでもスチームを使用できるので、量販店で安く売っているアイロン台があれば頑固なシワ相手も楽勝だ。


スチーマーブラシの取り付け・取り外しは固定具のつまみを回すだけでOK。かけ面全体を覆うように装着されるため、スチーマーとして使用している時にずれてしまうことはない
給水に使用する軽量カップは小さく無くしやすい。パッケージに入れておくか目立つところに置いておくといいだろう。MAXの目印がちょうど本体の貯水量となる30mlだ
背面のキャップを外して給水する。この弁もシンプルだが多重構造なのでダイナミックにを動かしても水漏れはしなかった

 いずれの場合も使用するときの注意はスチームの穴が4つしかないところ。穴の数が少ないので、狙ったところにスチームを当てるにはちょっとしたコツが必要になる。本体のフロントにある「Shark」の文字の裏側に吹き出し穴があるので、使用する時の目印としてオススメ。もちろん、スチームは高温なので火傷しないよう注意が必要だ。筆者みたいにアイロン台の下に膝を入れていて身もだえするなんてことはくれぐれもないようにしてもらいたい。


スチーマーへの変形は、写真のように取っ手を回すだけ。アイロンとして使用しているときに取っ手が回らないようにするため、やや重く設計されている
コンパクトゆえに小回りがとてもよく利く。アイロンに慣れていなくてもYシャツの脇に生じがちな細かいシワなどにアプローチしやすい
本来の用途とは異なるが、スチーマーブラシは単体でも優秀。写真のように手にはめてブラッシングをすればホコリやゴミを取ることができる。クリティカルな寝坊をしてしまって時間がないときでも有効だ

 内部のお手入れは説明書によると10回に1回程度が目安。電源を入れない状態で給水して、敷いたタオルなどに向けて一心不乱にスチームレバーを連打するだけ。タンクが空になったら、電源をいれて温度調節ダイヤルを「高」に設定。タンク内を乾燥させれば終了である。


ジャケットにスチームを当ててみた。一度何もないところに噴出させてみて、感覚をつかんでからがオススメだ。レバーの押し込み合わせて吹き出す蒸気がなかなかに気持ちいい

 コンパクト&シンプルな作りは男性で独り暮らし、とくにサラリーマンの皆さん向けといっても過言ではない。狭いアパートであっても場所を取らないし、待ち時間もなくすぐに使える利便性も魅力だ。なにより、慣れてなくても使える点が気に入った。そう、自分でアイロンかけしたYシャツで出勤はなかなか気分がいいのだ。Sharkでピシッと決めて外へ出てみてはどうだろうか。





URL
  株式会社シー・シー・ピー
  http://www.ccp-jp.com/
  製品情報
  http://www.ccp-jp.com/life/europro/iron.html

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2008/06/23 00:04

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