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家電製品ミニレビュー
ブランケネーゼ「踊る! たこ焼き器」

〜たこ焼きが華麗にワルツを踊る
Reported by 但見 裕子

 たこ焼きは、作りながら食べるのが楽しい食べ物だ。丸いたこ焼きをクルリとひっくり返しながら焼いていくのは実に面白く、さながら「遊びがてらの食べ物、食べるおもちゃ」という趣もある。同じ「粉もの」であるもんじゃ焼きも、コテで押し付けながらパリパリとしたおこげを作って楽しむところがあるが、楽しみ方の方向性は似たものがある。

 ブランケネーゼの「踊る! たこ焼器」は、たこ焼きを回転させる作業を、振動機能によって行ってくれる商品だ。ホームページの動画を見ると、たこ焼き鉄板の穴の中をクルクルと回るたこ焼きの姿が見られるが、非常に「おもちゃ」的な動きをしており、魅力的に映った。うちでも、このクルクルを目の当たりにしたい。そこで、同社の直販ショップで、メーカー希望小売価格の12.800円で購入した。

 大きさは24cm×20cm(直径×高さ)で、一人暮らし向けの小型電気釜くらいの感じといったところだろうか。土台と上部の「たこ焼プレート」から成っており、プレートには18個のたこ焼きが焼ける窪みがついている。このところ主流になっている感のある大玉ではなく、小さめの一口サイズのようだ。


たこ焼きプレートの直径は約24cm。窪みの直径は4cmほど
本体底面

 たこ焼きプレートはバネ状のもので支えられており、触れると水平方向にランダムに動く。本体には加熱用の「ヒータースイッチ」、可動用の「モータースイッチ」の2つのみがついており、このモータースイッチを押すとプレートが動いてたこ焼きを転がすという仕組みだ。シンプルな作りに好感が持てる。

 パッケージには、たこ焼き粉とたこ焼きソースがそれぞれ2種類同梱されていた。ソースは「オタフクソース」ブランドのものだが、粉は本製品の発売元であるブランケネーゼ製。実はブランケネーゼは、「ヤマノイモ」のフリーズドライ製品を主業種とする会社なのだが、そこからヤマノイモ入りお好み焼き粉・たこ焼き粉へ、さらにたこ焼き機へと、営業内容が発展をしていった会社なのだ。大量にたこ焼きが焼けるプロ用の「踊る! たこ焼機」のレンタルも行なっている。なお、本体には竹串も1袋付属しているので、このセットだけですぐにたこ焼きが楽しめる。


台座部の上にたこ焼きプレートが備えられている スイッチは加熱するヒーターとたこ焼きプレートを動かすモーターの2種類 メーカーのブランケネーゼは、たこ焼きの粉のメーカーでもある。本体には同社製の粉が付属する。ちなみにソースは「オタフクソース」

 では、たこ焼きを作ってみよう。まず粉に、指定の量の水、卵を合わせてタネを作る(このタネを、取説では「ルー」と呼んでいる)。たこ焼き粉300g、水1Lという量が標準とされているが、これでは「一家4人でおなかいっぱい」くらいのたこ焼きができてしまう。うちは2人暮しなので、とりあえず3分の1に換算して作ることにした。結果を先に言えば、18個できるプレートで、ちょうど2回分となる36個のたこ焼きができた。

 具としてはタコのほか、桜えび、青ネギ、紅しょうがを用意。ヒータースイッチを入れて、5分ほど余熱をし、プレートにサラダ油をひく。そして「ルー」をたこ焼き穴に流し入れると、ジューといういい音がする。タコと、他の具をまんべんなく入れた。


取説で「ルー」と呼ばれるタネを作る 5分間余熱したプレートに「ルー」を流し込む タコなど具を入れる。このあたりは普通のたこ焼きの手順とまったく変わりない

 ここでモータースイッチを入れてみると、プレートがブルブルと水平振動を始めた。

 実はこのスイッチを入れるタイミングは、間違っていた。

 取扱説明書には「たこ焼ルーが少し膨れ上がる頃を見計らい、穴の周囲に焦げ目が出来る頃合いで」初めてモーターを入れるように書いてある。というか、“ちょっと焼けてくるまで動かすな”というのは、たこ焼き作りの基本。「材料を入れれば機械が自動的に作る」というイメージにとらわれすぎていた。取説は本当にちゃんと読まないといけない……反省である。

 しかし、大したもので、こういう無茶をしても、ちゃんとたこ焼きが焼けてきた。竹串で、焼けてきた「ルー」をまとめ、回転を助けてやると、1つ、2つと、次第に自力で回りだす。一人ずつ自立していく教え子を見るようで、とてもおもしろい。

 ここで自立が足りない“子”は、竹串で方向性を与え、中のタコのバランスをはかって助けてやる。タコが玉の中心に入っていないと、うまく回らないからだ。どうしても居場所が焦げついてうまく回れないたこ焼きは、思い切って、すでに安定して回転している“先輩”とコンバートしてやる(この技は、ホームページのムービーで見て覚えた)。

 サーモスタット機能がついているので、焼きすぎて黒くなることもなく、やがて、18個すべてのたこ焼きが、ワルツを踊るようにクルリクルリと回りだす時がきた。これはうれしかった。回るたこ焼きの姿は愛嬌があって、いつまでも見ていたい気分だ。

調理中のようす。モーターのスイッチを早く入れすぎたせいか、最初はなかなか回らないが、竹串でクルクルと回していくうちに、次第に自分で回転し出す


できあがり
しっかりとまん丸に仕上がっている

 オタフクソースと、青のりをかけ、食べてみる。熱い。熱くておいしい。さっき「一口大のたこ焼きが焼ける」と書いたが、熱くて、一口に口には入れられない。しかし、焼けるように熱いところをフホフホといいながら食べるのが、またいいのだった。とはいえ、かじるときに注意しないと、中から熱い蒸気が吹き出してくるので、やけどには注意してほしい。

 食べたところで、2回目を焼いてみることに。今度は、ちゃんと取説の通り、多少焼けはじめてからモータースイッチを入れた。早くクルクル回ってほしいという思いから、竹串で盛んに助力をすると、一度目より早く自動回転がはじまり、うまく焼けた。

 しかし食べてみると微妙だった。何だかフワフワ感の少ない、熱い蒸気のこもらないできあがりになった。どうもいじりすぎたらしい……難しいものだ。同じ材料を使って同じ道具で焼いても、こうやって、焼き方によって味が変わってくる。これもたこ焼きの面白いところ。何度もやって、自分の好みにあうやり方を見つけるのがいいと思う。

 何人かで焼くときは、それぞれの陣地をわけて「自分のたこ焼き」を管理して競争するのも楽しいと思う。「誰が一番早く、上手にたこ焼きを踊らせるか」を競うのだ。面白そうである。


 「踊る! たこ焼機」は、機械任せにしておけば全自動でたこ焼きが踊って焼けるという製品ではない。タイミングを見て材料を入れる、さらにタイミングを見てモータースイッチを入れる、竹串で回転を促すなど、人間の手もけっこう必要とする。ただ、いったん回転がはじまると、あとは自動だ。回りながらむらなく焼きあがる。

 それに、何と言っても魅力は、たこ焼きがクルンクルン回ることである。

 そうめん流し、回転寿司などでわかるように、人間は「食べ物が目の前で動く」ことに妙な魅力を感じるようにできているらしい。かつて野生の生き物を捕えて食べていたころの本能が、かすかによみがえるのだろうか。回り踊るたこ焼きを見た後では、普通の動かないたこ焼き、引っくり返されたら引っくり返ったままのたこ焼きは、まるで芸がないように見えて、物足りないのである。
 
 たこ焼きが好きな人、焼くこと自体を楽しめる人、そんな人はこの製品でかなり幸せになれると思う。

たこ焼きがクルンクルン回る姿は、見ているだけでも楽しい





URL
  ブランケネーゼ株式会社
  http://www.blankenese.co.jp/
  製品情報
  http://www.blankenese.co.jp/tako_katei.html

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2008/05/20 00:14

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