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家電製品ミニレビュー
ナショナル「ラムダッシュ ES8259」

~4枚刃でパワーアップした全自動洗浄対応シェーバー
Reported by 清水 理史

毎年やってくる新型ラムダッシュ

ナショナル「ラムダッシュ ES8259」
 2005年発売の「ES8195」、2006年発売の「ES8238」、そして今回の「ES8259」と、ふと振り返ってみると、毎年、ラムダッシュの最新型を使っていることに気がついた。

 確か最初のES8195は旅先でどこかに置き忘れ、2台目に買い換えた記憶がある。その2台目のES8238はまだ現役だが、4枚刃に進化した最新型を使ってみたいという理由で、今手元にES8259があるという状況だ。メーカー希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpで29,520円で購入した。

 毎年、新機種を使うというのも、我ながらどうかと思えるが、パソコンや携帯電話とまではいかないものの、シェーバーのモデルチェンジのサイクルが1年と意外に短いことに驚かされたところだ。


4枚刃システムを採用

 驚かされたのはモデルチェンジの期間だけではない。その機能も毎年大きく進化しているのだから感心する。

 たとえば、今回のラムダッシュ「ES8259」では、新たに4枚刃システムに進化している。従来の3枚刃に加え、新たに4枚目の刃「フィニッシュ刃」を搭載。4列の刃によって剃り面積を拡大したうえ、追加したフィニッシュ刃によって、さらなる深剃りを実現している。


4枚刃を採用した全自動洗浄充電器付きメンズシェーバー
4枚刃を採用。上から2段目が新たに追加されたフィニッシュ刃
内刃は2枚構成。中間2つの刃はカバー内部の機構で動作する

 実際、肌に当ててみると、その剃り面積の広さを実感できる。手元にある3枚刃のES8238と交互に当ててみると、明らかに新型のES8259の方が広く肌に当たっている感覚がある。一度に広い範囲を剃れれば、当然、剃る時間も短縮できるわけで、これなら忙しいときでも重宝しそうだ。


筆者がこれまで使っていた3枚刃のES8238と比較。本体サイズ自体はさほど変わらない
刃を比較してみるとこの通り。4枚刃がいかに広い面積を剃れるかがわかる

 そう考えると、時間というのもシェーバーに要求される重要な機能の1つなのだということに改めて気付かされる。通常、シェーバーを選ぶ判断基準は、いわゆる深剃りというような剃る機能や品質、そしてそこから来る感覚的な剃り「味」、さらにお手入れの手軽さなどが、一般的な項目となるが、忙しい朝に使うことを考えると確かに短時間で剃れるというのは製品としての大きな価値だろう。


剃った後の感覚もなかなか良好

 実際に使ってみた印象としては、なかなか良好だ。最初こそ、慣れた3枚刃との感覚の違いに戸惑うが、それもすぐに慣れてくる。

 4枚刃の肌に当たる面積の広さから、アゴの下など、複雑な曲線の部分をうまく剃れるか心配だったが、比較的ヘッドが自由に動くおかげでスムーズに剃れる印象だ。同社の製品情報ページによると、外刃の厚みが従来の60μmから41μmに薄くされたことで、短かくて癖のあるヒゲもしっかりと捉えて深剃りすることができるようになっているとのことで、確かにそり残しがあまり目立たない。


剃っている時の様子


 剃った後の感覚もなかなか良い感じだ。ヒリヒリとするような感覚もなく、肌にやさしい印象だ。筆者の場合、クセヒゲで剃りにくい上に、肌があまり強くないため、電気シェーバーと言えども何度も往復させているうちに、ヒリヒリ感におそわれることがある。

 しかし、ES8259の場合、深剃りが効くうえ、外刃の加工技術によって肌の負担を減らす工夫がされているようで、剃った後でもそういったイヤな感覚があまりない。筆者のように肌の弱い人でも安心して使えそうだ。


 お手入れも簡単だ。ヒゲを剃り終わったら、付属の洗浄充電器にヘッドを下に向けてスポッと入れ、スイッチを押して放っておけば良い。

 しばらくすると、「ワシャワシャ」という水の中でヘッドを動かすような音が聞こえてきて洗浄を開始。1時間ほどで乾燥までのサイクルを終え、同時に充電されて、再びキレイな状態でヒゲを剃れるようになっている。この手軽さと快適さは、一度体験すると、もう元には戻れないほどだ。


全自動洗浄の様子


月に1回程度、専用洗浄剤のカートリッジを交換し、水タンクの水を交換する必要がある
 一般的に、ヒゲ剃りは朝一番の仕事だ。このタイミングで、使い込んだ独特のニオイのシェーバーを肌に当てるというのは、一日の始まりとしてはあまりうれしくない。その点、ES8259なら、朝一番の仕事をフレッシュな感覚で始めることができる。

 全自動洗浄システムのシェーバーのメリットは、お手入れが楽なだけでなく、この朝のフレッシュな感覚を味わえることも大きいだろう。

 ちなみに、手動での水洗いもできるようになっており、ヘッドカバーを取り外してハンドソープを付けて洗浄すれば、外出先などでも清潔に利用できる。出張などでの持ち運びにも便利だろう。


どうせ買うなら4枚刃のハイエンド

 このように、ナショナルの電動シェーバー「ラムダッシュ ES8259」を実際に使ってみたが、4枚刃によって、深く、やさしく、速くと、シェーバーとしてワンランク進化した製品と言って良さそうだ。個人的には、当初、3枚刃の方が小回りが効きそうだと思っていたが、意外に細かな部分までよく剃れるのが印象的だった。

 シェーバーに関しては、剃り「味」の部分で人によってメーカーの好みが分かれることがあるが、ナショナル製品を使ったことがある人、もしくはナショナルの剃り味が好みの人であれば、買い換えに値する製品だと言える。

 ちなみに、ナショナルから発売されている4枚刃のラムダッシュシリーズには、今回紹介したハイエンドモデルの「ES8259」に加えて、本体の液晶ディスプレイが5段階充電残量表示となる「ES8258」、3段階表示で全自動洗浄ではなく乾燥充電器が付属する「ES8255」、ES8255から乾燥充電器を省いた「ES8251」がラインナップしている。

 4枚刃のメリットという点では、どの製品も共通しているが、やはりお手入れといつでも清潔に使えるということから、個人的にはES8259か、ES8258をおすすめしたいところだ。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES8259

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そこが知りたい家電の新技術
ナショナル「ラムダッシュ ES8259」(2007/10/17)

ナショナル、メンズシェーバーなど4製品を9月から発売(2007/07/20)



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2008/05/09 00:01

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