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やじうまミニレビュー
タイメックス「アイアンマン・トライアスロン・アイコントロール」

~iPodの操作が無線でできる腕時計
Reported by 本誌:阿部 夏子

タイメックス「アイアンマン・トライアスロン・アイコントロール」
 外出する時にこれだけは忘れたらこまるというものがある。一般的なものとしては、財布、ケータイ、定期入れというところだろうか。私はそのリストにiPodが入る。通勤途中の音楽は私にとって、その日のモチベーションをあげる大切な要素だ。

 毎日、満員の通勤電車の中で音楽を聴きながら、まだ眠っている脳を目覚めさせたり、前の日の失敗から頭を切り換えたりしている。満員電車の中で、iPodを聞いていて困るのが、音量の上げ下げや、曲を替えたりするのが非常に困難だということだ。

 私が住んでいる街の沿線は、都内でもラッシュが有名な線だ。隣の人と一分の隙もないようなところで、バッグの中をゴソゴソしたりするのは無理な話だ。結果、眠いときに更に眠くなるような曲が流れてきたり、朝からドロドロのブルースを聞くはめになる。

 そんな私の密かな悩みを解消してくれるのが、タイメックス「アイアンマン・トライアスロン・アイコントロール」だ。タイメックスは時計の大衆化に大きな役割を果たしてきた米国最大の時計メーカーだ。同社は昔から低価格の製品やスポーツウォッチなどで、時計という分野を広げることに熱心なメーカーだった。

 「アイアンマン・トライアスロン・アイコントロール」の最大の特徴は、iPodの操作を腕時計から操作できることにある。いかにもタイメックスらしい製品といえるだろう。というものだ。価格はオープンプライス、Amazon.co.joで21,000円で購入した。


パッケージ正面
パッケージ背面
パッケージ側面。使用できるiPodの種類が書いてある

箱の中には、時計本体の他にiPodにさして使うレシーバーが入っている 製品本体。色は淡いピンク ベルト部分は網状にデザインされている

女性がしてもなんの違和感もないデザイン
 「アイアンマン・トライアスロン・アイコントロール」は、タイメックスの代表的なモデルの1つ「アイアンマン」をベースとしたつくりになっている。もともと「アイアンマン」という時計は、鉄人レースの名で知られる複合競技の「アイアンマントライアスロン」の公式認定を受けたスポーツウォッチだ。ベースの作りはその「アイアンマン」から来てるので、基本的な性能はラップカウントや、複数のタイマー設定などスポーツ用のものが揃っている。

 アイアンマン=鉄人という名が冠された時計を買うのは女性として少し抵抗もあったのだが、到着したパッケージをみて安心した。ベルトはメンズサイズなのだが、それほどゴツイわけでもなく、女性が使っていてもなんの違和感もない。9色あるカラーバリエーションの中からピンクを選んだのも正解だったようだ。パッケージには時計本体の他にiPodに差し込むレシーバーが付いている。

 本体はデジタル表示の文字盤。文字盤の周りには右に3つ、左に3つ、真中に1つ、合計7つのボタンがついている。iPodの操作に関連するのは真ん中のボタンと左側中央ボタン、右側にある3つのボタンだ。タイメックスから操作出来るのは「停止/再生」「音量の大/小」「曲送り/戻し」だ。


付属のレシーバー。iPodにさして使う
時計本体は23gと軽い
文字盤の周りには合計7つのボタンがついている

左側の3つのボタン。真ん中のボタンが「曲戻し」 右側の3つのボタン。上から「+(音量大)」「曲送り」「-(マイナス)」の順

レシーバーをiPodに差すとすぐに時計からの操作が可能になった
 もともと機械の設定が苦手な私は、一番最初の時刻の設定から手間取った。

 感動したのは、iPodの操作がすぐにできるようになったことだ。時刻の設定で手こずっていただけにiPodの設定も難しかったら嫌だなと思っていたのだが、レシーバーをiPodに差しこむと、すぐ液晶にiPodのマークが表われた。そこで「再生」ボタンを押してみると、iPodから曲が流れ出した。なお、時計からiPodを操作するときはiPod本体は「HOLD」状態にしておく。「HOLD」状態の時のみ、時計からの操作が可能だ。

 iPodを初めて購入した時も、最初の設定に戸惑った根っからの機械オンチの私にとってこの簡単さは嬉しかった。

 操作方法も簡単だ。こちらのサイトでは、操作を試すことができるのでぜひ確かめてほしい。さっそく通勤時の電車で試してみる。バッグの中にいれたiPodを、腕時計から操作出来る。周りの人はまさか私が、iPodを操作しているとは思わないだろう。そう思うとなんだか女スパイにでもなったようなワクワク感がある。

 気になる操作性だが、なんの問題もない。手に持たずに、床においたバッグの中のiPodも手元の時計から操作できる。ボタン脇にある表示をみればすぐに操作方法もわかるし、ボタンが押しにくいというようなこともなかった。男性にも使ってもらってみたが、男性の手でもボタンが小さいとか押しにくいということはなかったようだ。

 ただ、ボタンを押したという感触は、もう少し欲しかったように思う。というのも、満員電車の中で使うときは手元をしっかり確認して押せることが少ないからだ。「プチ」とか、その程度でいいので、なにか押したという反応が欲しい。

 最初だけ戸惑ったのが、音量ボタンだ。持っている方はご存じだろうが、iPod本体の音量は数字などで表されるわけではない。指で操作しながら音量をあわせる。タイメックスから音量操作する場合もそれは同じだ。ボタンを1回押すというよりも、押した時間の長さで音が調節される。最初はこの操作に慣れなくて音量がいきなり大きくなってしまったりした。とはいえ、これは3日も使えばすぐに慣れた。

 時計本体も軽くて手首にフィットするので、普段腕時計をしない私でも気にならず、一日中つけていられた。


今や、必需品になった。タイメックスとiPod
 この時計のことを友人に自慢していると、「曲名はでるの?」とか「プレイリストはでるの?」という質問をよくされたが、曲名などiPodからの情報は一切表示されない。唯一、iPodのマークが表示されるくらいだ。ただ、私個人の意見としては、基本的な操作しかできないそのシンプルさがいいと思う。そのシンプルさゆえの操作性の良さだったり、設定の簡単さがある。

 毎日の生活の中でiPodが必需品になっている人は多いだろう。アメリカから来た友人は日本人がみんな音楽を聞きながら歩いているのを見て、驚いていたくらいだ。もともとがスポーツウォッチのメーカーなので、運動中に音楽を聴く人にはぜひ、お勧めしたい。私は活用できていないが、ラップカウントなどのスポーツに向いた機能もたくさん搭載されている。

 2週間使用してみて、すっかり腕時計からのiPod操作に慣れてしまった。先日うっかり腕時計をしてくるのを忘れた時など、「あーやっちゃった」と思ったぐらいだ。外出時の必需品リストがまた1つ増えた。





URL
  タイメックス(日本シイベルヘグナー株式会社)
  http://www.timexwatch.jp/
  製品情報
  http://www.timexwatch.jp/main.html

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2007/11/21 00:00

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