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タニタ「アナログ温湿度計 TT-537」
~季節の変わり目に部屋の環境をチェックする
Reported by 本誌:伊達 浩二
タニタ「アナログ温湿度計 TT-537」
11月に入り、立冬も目前だ。季節の変わり目は温度や湿度の変化が大きいが、とくにこの季節は、うっかり寒くて乾いた部屋で過ごしてしまい、風邪を引くことが多い。
自分の部屋に、暖房器具と加湿器を準備したのを機に、温湿度計も用意することにした。せっかく用意した器具の出番を逃さないように、部屋の環境をチェックするためだ。
今回、選んだのは、株式会社タニタの「TT-537」という製品だ。メーカー希望小売り価格が1,575円で、Amazon.co.jpでの購入価格は1,479円だった。
TT-537は、温度と湿度がそれぞれ針で表示されるアナログ式の温湿度計だ。本体はシンプルなデザインで、黒いABS樹脂と、透明なポリスチレン(PS)樹脂が組み合わされている。商品写真で見るほどの高級感はないが、どこに置いても違和感のないデザインだ。
パッケージ写真
右側面はすべて黒い樹脂
左側面は半分透明な樹脂になっている
本体サイズは、80×33×150mm(幅×奥行き×高さ)と、幅が狭く、場所をとらないので、会社の机の上に置いても邪魔になりにくい。縦長の本体の上部が温度計、下半分が湿度計になっている。白い文字盤に、黒い針なので、針は読み取りやすい。計測の精度は、温度が±2℃(マイナス20℃~40℃の範囲)、湿度が±5%(35~75%)で、目盛りもそれに合わせて、2℃単位と5%単位で目盛られている。
また、快適にすごせる範囲は、文字盤に赤で表示されているので、一目で確認できる。赤い表示の範囲は、温度は16℃~25℃、湿度は45%~65%だ。
上面からみた構造
側面から見ると、やや前のめりになっている
裏面には壁掛け用の穴も用意されている
最近は、アナログ式の温湿度計を見かけることは少ない。一方で、低価格なデジタル式の温湿度計や、時計の文字盤に温湿度計を組み込んだ製品も増えている。ただ、デジタル式の製品は、表示ははっきりとした数字が表示されていても、計測精度は温度が±2℃(30~40℃)、湿度が±8%(35~75%)ぐらいのものが多いので、実はアナログ式と大差はない。
むしろ、TT-537を使っていると、現在の温湿度が全体の中で、どれぐらいの位置にあるのかということが一目でわかるアナログ式の利点を改めて感じる。あえていえば、湿度の方は針の動く範囲がやや狭く、目盛りもおおざっぱな感じがするが、記録のために数値を読み取るのではなく、現在の環境を確認することを目的としているので、これで不自由はない。
価格も高い物ではなく、使い方も簡単なので、冬になると何度か風邪を引く覚えのある人は、自分の環境をチェックするために、会社の机や部屋に置いてみることをお勧めする。タニタでは、ほかにもアナログ式の温湿度計を何機種か出しているので、デザインの好みや置き場所によって選べば良いだろう。
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URL
株式会社タニタ
http://www.tanita.co.jp/
製品情報
http://www.tanita.co.jp/tanita/hp/productDetail.do?_productId=774
温湿度計一覧
http://www.tanita.co.jp/products/kurashi/thermohygrometer.html
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2007/11/06 00:02
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