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OXO「アングルドメジャーカップ」
~上から目盛りを見る、ユニバーサルデザインのメジャーカップ
Reported by 安部 陽子
OXO グッド・グリップス「アングルドメジャーカップ」
OXO(オクソー)のアングルドメジャーカップは、上から目盛りを見ることができる便利なメジャーカップだ。このメジャーカップで計るときは、カップを目の高さまで持ち上げたり、身体を曲げて、目盛りを見なくてもよいのである。
OXOという会社のモットーは、「さまざまな手に合った製品」だ。右からも、左からも読めるOXOという名前が象徴するとおり、左利きや右利き、性別、年齢にかかわらず使いやすい、という意味で、ユニバーサルデザインの考え方に基づいている。
デザインも特徴的で、グッド・グリップスシリーズは、どの製品も、手で握る部分が黒いサントプレーンゴム(柔らかいゴム素材)になっている。黒いゴムのグリップは、キッチン用品の売り場でも、ひときわ目を引くものだ。
購入したのは、日本向けの製品で1カップの目盛りが200ml(=cc)のものだ。amazon.co.jp で500mlのアングルドメジャーカップ(中)が1,260円(税込)、250mlのアングルドメジャーカップ(小)が1,050円(税込)だった。なお、アメリカ向けの製品は1カップが240mlの目盛りになっている。
500mlサイズが約18×11×10cm(横×縦×高さ)、250mlサイズは15×9×9cm(横×縦×高さ)
500mlサイズが137g
50mlサイズは83g
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軽くて安定性もよく、取っ手も握りやすい
500mlサイズのアングルドメジャーカップは、取っ手を含むと、大きさは約18×11×10cm(横×縦×高さ)、250mlサイズは15×9×9cm(横×縦×高さ)である。重さは、500mlサイズが137g、250mlサイズは83gだ。容器の厚みは2mmほどになっている。容器に耐熱性はないので、電子レンジでは使えない。自動食器洗い機で洗うことはできる。
全体的なフォルムは、凹凸があるので、角ばっている。しかし、どこも丸みを帯びているので、触るとゆるやかな角だ。本体は、安定性がとてもよい。取っ手が容器と同じ高さなので、カップを台におくと、容器の底と一緒に取っ手の先も台に付き、容器を支えるようになっている。
取っ手の部分は、サントプレーンゴムになっている。このゴムは、柔らかくて掴みやすく、手が塗れていても滑りにくい特徴がある。取っ手の上部に、親指を置く窪みがあり、ここに親指を置いて持つと、持ちやすく、手首への負担も軽い。注ぎ口は傾斜して、先が細くなっている。
メジャーカップと比べると、凹凸があるので、角ばっている
取っ手が容器と同じ高さになっている
取っ手はサントプレーンゴムで、滑りにくい
親指を置く窪みがある
注ぎ口は先が細なり、細く注ぐことができる
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内側の目盛りは、どの角度からも読める
目盛りは、ml(=cc)単位とcup(1cup=200ml)単位の両方がある。目盛りはmlは50mlずつ、cupは1/4cupごとに刻まれ、100ml以下になるとさらに細かく10mlずつ刻まれている。
500MLサイズの内側の目盛り。mlとcupの目盛りがあり、100ml以下になると10mlずつ刻まれる
250MLサイズの内側の目盛り。日本の1cup=200mlに合わせてある
側面のmlとcupの目盛りは、それぞれ片側にある
内側の目盛りは、容器がへこみ、白く塗ってある場所に書いてある
目盛りがあるのは容器の側面と、内側のU字型になっている斜めの場所だ。内側の目盛りは白地に赤い色で書いてある。側面の目盛りは、ほかのメジャーカップと同じく、カップを持ち上げたり、見る人が身体を曲げたりして、目線を目盛りに合わせて見るもので、上から見る時は、内側の目盛りの方を使う。
容器は、ほぼ対角線にある斜めの線に沿って、へこんでいる。そのへこみの上に目盛りが書いてある。つまり、U字型の目盛りがある箇所より下は、容器がへこんで狭くなっているのだ。
内側の目盛りがどんなものなのか、いろんな角度から見てみる。まず、真上から見ると、白地に赤い目盛りがはっきりと見える。トマトジュースや醤油のような色の濃いものでも、下地の白があるので材料と目盛りはそれぞれ、ちゃんと区別がつく。もし白地が無かったら、置いた台の色によって、細い目盛りが見づらかったかもしれない。もちろん牛乳や、透明な水も大丈夫だ。
次に、メジャーカップに対し斜め上から目盛りを見て、真上からみた場合と比べてみた。具体的には、体を左右に倒したり、しゃがんだり、イスに乗って見てみる。その結果、上であればどんな角度からでも、内側の目盛りで正確に計ることができた。
これは、取っ手を持ってメジャーカップを台に置いた場合、人が立っていると考えられるほとんど場所だ。さらに、使う人の身長も関係ない。取っ手を手前側に置くことだけに気をつければ良い。
普通のメジャーカップは、まず目盛りを見ながら液体を入れ、次に体を曲げたり、カップを持ち上げたりして、目盛りを目と水平にし、再度、ちょっと液体を足したり減らしたりする。これに対して、アングルドメジャーカップでは、台にカップを置いたら、注ぎながら自分の立っている場所から目盛りを見るだけで、正確に計ることができる。
250mlサイズを真上からみた場合
斜め上からみた場合、目盛りと醤油の分量がはっきりわかる
500mlサイズを真上からみた場合
斜め上からみた場合、目盛りとトマトジュースの分量がはっきりわかる
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実用性にすぐれたメジャーカップ
500mlと250mlを重ねて収納すると、こうなる
このメジャーカップは実用性が高く、とても便利な製品だ。材料をカップの中に入れ、目盛りを見ながら注いで、すぐ次の工程にいける。メジャーカップで計るというひと手間がなく、作業がスムーズに進む。
10ml単位の目盛りもあるのでこの500mlと250mlの2種類を揃えれば、ほぼどんな料理にも対応できるだろう。収納する時は、2つを重ねておくことができる。
このカップに慣れたら、メジャーカップを横から見るという習慣を忘れてしまう。また頻繁に計量を行う料理の場合、体の疲れ方が違う。メジャーカップを持ち上げたり、身体をかがめたりする作業はたいしたことのないもののように見えるが、積み重ねると体に負担がかかるものらしい。メジャーカップをよく使う人や、機能を重視して台所用品を揃えたい人におすすめしたい。
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URL
OXO International, Ltd.(オクソー・インターナショナル)
http://www.oxojapan.com/oxo/
製品情報 アングルドメジャーカップ(中)
http://www.oxojapan.com/oxo/categories/product/120
製品情報 アングルドメジャーカップ(小)
http://www.oxojapan.com/oxo/categories/product/30
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