記事検索
バックナンバー
【 2009/03/30 】
■
やじうまミニレビュー
DO-SEE「LEDライト付きスタンドルーペ」
[00:01]
■
家電製品ミニレビュー
ツインバード「コンパクトフライヤー EP-4694」
[00:01]
【 2009/03/27 】
■
家電製品ミニレビュー
三菱「蒸気レスIH NJ-XS10J」
[00:02]
■
やじうまミニレビュー
L.L.Bean「ボート・アンド・トート・バッグ」
[00:01]
【 2009/03/26 】
■
やじうまミニレビュー
アイリスオーヤマ「サイバークリーン」
[00:01]
■
家電製品長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」(4/4)
[00:00]
【 2009/03/25 】
■
やじうまミニレビュー
オーエフティー「自動給餌機 Newビストロ」
[00:01]
■
家電製品ミニレビュー
日立「クリエア7 EP-CV1000」
[00:00]
【 2009/03/24 】
■
やじうまミニレビュー
「家庭菜園 かいわれくん」
[00:02]
■
長期レビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生器&加湿空気清浄機」 (4/4)
[00:01]
【 2009/03/23 】
■
やじうまミニレビュー
撥水ペーパーのメモ帳と“現場仕様”のボールペンを試す
[00:01]
■
長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」 (3/4)
[00:00]
やじうまミニレビュー
岩城ハウスウエア「NEWコーヒーハウス 8685-BK」
~ドリッパーと一体化したコーヒーサーバー
Reported by 本誌:正藤 慶一
NEWコーヒーハウス 8685-BK
岩城ハウスウエアの「NEWコーヒーハウス 8685-BK」は、本体内にドリッパーが備えられたコーヒーサーバーだ。フィルターとコーヒー豆をセットしてお湯を注ぐだけで、そのままコーヒーをドリップできる。Amazon.co.jpでの購入価格は、1,029円だった。
これを聞いただけでは「サーバーとドリッパーをくっつけただけじゃないか」と言う人もいるかもしれない。しかしながら、2004年度のグッドデザイン賞を受賞した実績のある製品だけあって、各所に工夫の跡が見られる。
外見は、ちょっと背が高めのコーヒーサーバーといったところだ。内容量は600mlだが、取っ手付近がくびれているせいか、スラッとした印象を受ける。サーバーのサイズは取扱説明書にもホームページにも書かれていない。定規で測ってみると、155×120mm(高さ×サーバー部の半径)といったところだ。
本体に直付けされているフタを開けると、中にはドリッパーがセットされている。プラスチック製で、2~4杯用のフィルターに対応する。通常のドリッパーなら、本体下部の皿のような部分をサーバーの上に載せるが、本製品にはこの“皿”の部分がない。その代わり、ドリッパーのフチが広がっており、ここをサーバーに引っかけられるようになっている。ドリッパーとサーバーが一体となったデザインになっているのだ。
ドリッパーにはもうひとつ工夫がある。通常のドリッパーは、そのままテーブルなどに置けるように、底面に円形のガイドが付いている。ちょうどワイングラスのように、逆三角形のボディに、台座が付いたような格好だ。
一方、本製品ではこの台座にあたる部分がない。厚さ2mmほどのプラスチックの板を十字に交差させ、台座がなくとも自立できるようなデザインになっているのだ。通常のドリッパーと見比べると、台座がない分、非常にスマートな印象を受ける。
パッケージ外観
パッケージ内容は、コーヒーサーバー、ドリッパー、フィルター10枚、取扱説明書
グッドデザイン賞の受賞の証しとして、「Gマーク」のシールが貼られている。その下には、日本硝子製品工業会による耐熱性の認証を受けたシールも見える
ドリッパーはプラスチック製
フチが広がっているため、サーバー内に引っ掛けるように収納できる
ドリッパーの底部には、自立するための厚さ2mmほどの板が備えられている
一般的なドリッパーとの比較。“皿”の有無や、取っ手の形状などに違いがある
裏がえしてみたところ
コーヒーを淹れる作業は、フィルターとコーヒー豆をドリッパーにセットし、お湯を注ぐという、ごく一般的なやり方だ。だが、お湯を注いだ後にフタをドリッパーにかぶせれば、コーヒー豆を蒸らす効果をアップすることができそうだ。味への影響するのはわずかかもしれないが、こうしたこだわりがフタの開閉だけで簡単にできるというのは、なかなかにうれしいものだ。
ドリッパーにお湯を注いでいるところ
フタを閉じれば、コーヒー豆の蒸らし効果がアップしそうだ
できあがり。コーヒーをカップに注ぐ時はドリッパーを外そう
さて、容量が600mlあるせいか、たくさんコーヒーを作ってしまった。せっかくのアツアツを冷ましてしまいそうだが、本製品は耐熱ガラスを採用している。電子レンジにこのまま入れてそのまま加熱することも可能だ。なお、ドリッパーを内蔵している分、通常のサーバーよりも高さがあるので、レンジに入るかどうかは事前にチェックしておきたい。
また、一般的なサーバーでは、目盛りは1種類しかついていないものが多いが、本製品には、アメリカンコーヒー、レギュラーコーヒー、アイスコーヒーの3種類が付いているのもうれしい。
特にアイスコーヒーを作るときに便利で、例えばアイスを3杯分淹れるときは、サーバー内に入れる氷を、アイスコーヒーの目盛りの「3」のラインを目安に入れ、そこに同じ目盛りまでコーヒーを淹れれば良い。あとはお湯を「3」のラインまで入れるだけ。薄すぎず、濃すぎず、美味しいアイスコーヒーが飲めるのだ。
耐熱ガラスを採用しているため、本体をそのまま電子レンジに入れて温めることも可能
本体ガラスの表面には、アメリカンコーヒー、レギュラーコーヒー、アイスコーヒーの3種類の目盛りがふられている
アイスコーヒーを作る際は、アイスコーヒーの目盛りを目安に氷を入れる
そのままドリップすれば、おいしいアイスコーヒーのできあがり。冷たくておいしい!
気になった点としては、一般的なコーヒーサーバーと違って、フタが本体に据え付けとなっており、取り外しできないところだ。
フタは90度まで開くが、ドリッパーにお湯を注いでいる最中に、立たせていたフタがバランスを崩して誤って閉じてしまうこともあった。また、アイスコーヒーを注ぐ際、サーバー内の氷が勝手にコップに移ってしまうこともある。据え付けるのは良いとしても、せめてロック機能があれば、もう少し便利だったかもしれない。
実際のところ、かなり気に入った。なにしろ、サーバーとドリッパーが一体になっているので、収納スペースが少なくて済む。コーヒーを淹れるときは、これ1つを戸棚から出すだけで済むのだ。
もちろん、コーヒーをドリップする作業自体は何も変わらないのだが、細かい部分に作業を容易にする工夫が見て取れる。高価なコーヒーサーバーを買う前に、本製品で“デザインの力”を体感してみてはいかがだろうか。
■
URL
株式会社岩城ハウスウエア
http://www.igc.co.jp/
製品情報
http://www.igc.co.jp/page/s/s_18.html
■
関連記事
・
やじうまミニレビュー
ハリオ「水出し珈琲ポット MCP-7B」(2007/05/14)
・
家電製品ミニレビュー
ツインバード工業「CM-851BR」(2007/04/03)
―
家電製品ミニレビュー バックナンバー
―
この商品をAmazonで買う
2007/06/08 00:01
-
ページの先頭へ
-
家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.