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【 2009/03/23 】 |
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家電製品ミニレビュー |
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～歯医者でも売られている電動歯ブラシ
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Reported by
平澤 寿康
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ただ、教わった磨き方では、歯はとてもきれいになるのだが、ものすごく時間がかかってしまう。筆者の場合、歯ブラシで歯を磨くのに約10～15分ほどかかり、加えて歯間ブラシを使ったケアも加えると、合計で20～30分ほどになる。もちろん、それが苦痛というわけではなくて、実際に長時間かけて歯みがきをすれば、歯もきれいになるし、何しろ口の中がとても気持ち良いので、時間をかけることが惜しいと感じることはない。とはいえ、出掛ける前などには、時間をかけて歯を磨くのはちょっとつらい。 そこで、時間短縮のために電動歯ブラシを導入してみることにした。購入した電動歯ブラシは、フィリップスの「ソニッケアー エリート e9500」だ。ソニッケアーは、通っている歯医者でもカウンターで売っているのを見かけていたため、前から気になっていたのだ。歯医者が売るほどの電動歯ブラシなんだから、悪いものではないんじゃないか。それも購入動機の1つだ。ただ、歯医者では割引がなかっため、ヨドバシカメラのネット通販で購入した。購入金額は19,800円だった。 パッケージには、「世界の歯科専門家の推奨No.1」という記述とともに、他メーカーの製品名を出し、その製品よりも優れた歯垢除去効果がある、との記述も見える。比較広告が一般的ではない日本でも、同様の記述を行なっているのは海外メーカーらしい部分だ。
内容物は、本体とスタンダードサイズ、ミニサイズのブラシが1本ずつ、充電器、ブラシホルダー、そして携帯用のソフトケース。また、今回購入したパッケージには、ミニサイズの替ブラシと、本体の隙間などを掃除するクリーニングキットも追加で付属していた。ブラシは合計で3本付属していることになる。
ただ、文字でこういったテクノロジーの特徴を書かれても、どうもピンと来ないというか、なかなか理解するのは難しい。まあ、仕組みはどうあれ、しっかり歯が磨ければいいのである。というわけで、使ってみることにした。 グリップ部には緑と青のボタンが用意されており、緑のボタンがON/OFFスイッチ、青のボタンがブラッシング速度を「Max(標準)」と「Gentle(遅い)」の2段階に切り替えるスイッチとなっている。また、青のスイッチの下には、充電レベルを示すLEDも用意されている。ちなみに、使い始めの14回は、「イージースタート機能」が働き、本来よりも弱めのブラッシングになり、徐々にパワーが標準レベルになるように設定されている。徐々に電動歯ブラシに慣れていくための措置だが、こういった機能が用意されている点は好印象だ。
スタンダードサイズのブラシを取り付け、スイッチを入れてみた。すると、”プーン”という感じの軽い音がして、ブラシが動き出した。とはいえ、ブラシの動きは目で追えるようなものではなく、なんとなくブラシが動いているようにしか見えない。しかし、動いているブラシを手で触ってみると、激しく動いていることがよくわかった。動作中の騒音はそれほど大きなものではない。 筆者は、これだけ激しくブラシが動いていると、歯茎に負担がかかるんじゃないのか、とも思ったのだが、実際に使ってみると、ブラッシング中に歯茎が痛いと感じることはなく、逆になんだかむずがゆいというかくすぐったいというか、そんな感覚を受けた。ブラシ自体が比較的やわらかい(普通の歯ブラシの”やわらかめ”に近い)ため、ブラシが激しく動いても歯茎に負担をかけないのだろう。
ちなみに、使い始めの慣れないうちは、ついついブラシを歯や歯茎に強く押し当てることがあり、ちょっと痛く感じることもあったが、マニュアルには軽く当てるだけでしっかり磨けるとあるので、なるべく力を入れないように気を付けていれば、痛いと感じることはなかった。また、2～3日ほどでくすぐったいという感覚もなくなった。 ブラッシング中には、30秒ごとに振動が一瞬止まり、経過時間を教えてくれる。そして、初期設定では2分間、設定によって最大2分30秒で動作はストップするようになっている。磨き方は、歯ブラシのように本体を動かさず、ブラシを歯に軽く当てて2～3秒磨いたら隣の歯に移動させればいい。そして、歯の表側を上下それぞれ30秒ずつ、裏側を上下それぞれ30秒ずつでちょうど2分。つまり、たった2分で歯が磨けるというわけだ。
その後、使い方に慣れるに従って磨き残しはなくなり、歯の表面だけでなく、歯と歯茎の間もしっかり歯垢が落ちてきれいになるようになった。そして何より、歯の表面を舌で触ってみると、これまで感じたことがないほどツルツルになっていた。使い方になれるに従って、電動歯ブラシはこんな短時間でここまできれいに磨けるのかと、かなりの驚きだった。 気になる点としては、ブラシヘッドのプラスチック部分が歯に当たると、ブーンという音が頭の中に響き渡るという点がある。使い始めの頃は、この点がかなり気になったのだが、慣れるにつれてブラシの当て方が分かってきて、歯に触れて音が響くこともなくなった。また、ブラシを水で濡らし歯みがきペーストを付けた状態で、ブラシを口に入れずにスイッチを入れてしまうと、水やペーストが激しく飛び散ってしまう。もちろんこれも、ブラシを口に入れる前にスイッチを入れないように、また口から出す前にスイッチを切るようにすることで防げる。今では、これらの点も気になることはなくなった。 ソニッケアーを使い始めて、現在で約1カ月弱ほどになる。その間、通っている歯医者には電動歯ブラシに変えたことを伝えていないが、しっかり磨けていますね、と褒めてもらえた。専門家からもお墨付きをもらったようで、かなり気分が良かった。はっきり言って、もはや時間のかかる手磨きには戻れない。そう感じるほどソニッケアーは筆者に合っているようである。とにかく、短時間でしっかり歯を磨きたいという人にお勧めの電動歯ブラシである。 ■URL 株式会社フィリップス http://www.philips.co.jp/ 製品情報 http://www.sonicare.jp/products/elite9000/elite9500.html ■ 関連記事 ・ 家電製品ミニレビュー ナショナル 電動歯ブラシ「ドルツ EW1038」（2006/11/01） ・ ブラウン、歯を白くするモードを搭載した電動歯ブラシ（2006/10/16） ・ 但見裕子の「家電買っちゃいました」 ナショナル「ドルツ ジェットウォッシャー EW1211/1250」（2006/11/30） ・ やじうまミニレビュー 大作商事「60秒タイムマシン」（2007/01/16）
2007/01/26 00:00 - ページの先頭へ-
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