家電大賞 2018 特別企画PR

ついに衣類スチーマーもコードレスの時代へ!

東芝が技術の粋を結集した「コードレス衣類スチーマー TAS-X4」が衣類ケア部門賞を受賞

使いたい時にサッと取り出し、ハンガーにかけたままで衣類のケアができる「衣類スチーマー」がコードレスに進化した! 「電源コードが邪魔」というユーザーの声に応え、「業界初」のコードレス化を実現した。しかも、コードレスアイロンとしても使えるという優れもの。

そんな、東芝ホームテクノ「コードレス衣類スチーマー TAS-X4」(以下、TAS-X4)が、家電大賞 2018の衣類ケア部門賞を受賞した。

東芝ホームテクノ「コードレス衣類スチーマー TAS-X4」

コードレス化を阻む障壁 ~気化室への送水や連続スチーム

スチームアイロンはとうの昔にコードレス化しているのに、衣類スチーマーはなぜ、これまでコードレス化できなかったのだろう。コードレスを実現するためには、以下のような困難な課題をクリアしなければならなかったという。

  • 気化室への送水や連続スチームなどに電力が必要
  • 給水タンクや気化室など構造が複雑
  • 機構を追加しても軽量化を維持

にもかかわらず、東芝はそれらの課題を克服し、アイロンにもなる1台2役の「コードレス衣類スチーマー」を開発した。コードレスでもスチーム量は最大約12mL/分(シャワースチームモード)と強力で、しかもスチームは最長約1分30秒も続くというのだ。

シャワースチームのスチーム量(最大約12ml/分)

スチームのスチーム量(最大約9ml/分)

ところが、本体寸法は約71×179×137mm(幅×長さ×高さ)で、質量は約710g。現行品のコード付きと大きさも重さもほとんど変わっていないのに、一体どうやって課題を解決したのだろうか。

コードレスでも、本体の大きさと重さは現行品のコード付きと変わらない印象だ

送水に必要なポンプが消えた!? 内部機構を大幅改善

コードレス化の鍵は、新たな技術を開発し、内部の機構を大幅に見直したところにある。

垂直状態で使う衣類スチーマーは、スチームの元となる水を、水タンクから気化室へポンプを使って次々と送り込み、連続スチームを可能にしている。だが、ポンプを駆動するには常に電力が必要だ。また、スチームを発生させる熱を蓄える蓄熱材の量は、本体の重さに直接影響する。それらはコードレス化の大きな障壁になっていた。

TAS-X4の開発にあたり、障壁の1つとなる電力の必要なポンプを取り除いてしまった! 新たにレバー式のバルブ(弁)を開発し、場所を取るポンプを使わない設計としたのだ。バルブの弁をレバーで開いている間は水を連続して気化室へ滴下できる構造を持ち、小さくて軽い。しかも電力に頼らずに連続スチームの発生を可能にしたものだ。

ポンプとコードを無くして軽くなり、本体内部にスペースが空いた分、蓄熱材の増量が可能になった。それに加え、水タンク、気化室のレイアウトも大幅な見直しを図り、実用的なコードレス化に成功したというのだ。

左のTAS-X4は電力を使う電動ポンプが消えた。内部構造も大幅に変更(右はTAS-X3)

ハンドルの下のスチームレバーを引くと、水が気化室へ送り込まれる弁が作動する

レバーを引いている間、水は気化室へ安定的に供給され、1回の給電で最長約1分30秒もスチームが持続する。レバーから指を外せばスチームは停止し、給電中も水を無駄に消費しない設計だ。しかも、水タンクの容量は最大65mlとたっぷり入れられる。

ユニークなのは、電源コードをつないでも使える「コードレス/コード付」の2Way機構だ。「本体接続プラグ」も新たに開発され、ワンタッチで着脱が可能。使用中もコードレスからコード付きと、ラクに使い分けができる。これは長い時間スチームが必要なときに便利だ。コードをつなげば最長約7分10秒もスチームが途切れずに持続する。

新たに開発された「本体接続プラグ」。スイッチを「コードレス」側にすると爪が引っ込んで給電台の電源接続部になり、「コードレス」の反対側に切り替えると、爪が表れ本体にコードを固定できる

一方、アイロンとしても基本性能をバッチリ揃えている。布地や繊維の種類に応じて3段階の温度設定(高:約200℃、中:約160℃、低:約120℃)ができ、高温設定でスチームアイロンにもなる。かけ面はフラットで、先端にボタン周りなどの細部をかけやすくした「楽がけライン」も搭載されている。

3段階の温度設定ができる。スチーム利用時は「高」を選択する

ボタン周りなどの細部にもかけ面の先端が入る「楽がけライン」

投票した方のコメントに思わず大きく頷いてしまった。

「わずらわしいコードから開放されたからです。アイロン等と同じく正常進化です」(39才・男性)

「正常進化」とはまさにド直球! TAS-X4はハンディタイプの衣類スチーマーとして十分なスチーム量を誇り、小型アイロンの機能を抜かりなく揃えたまま、業界初のコードレス化を実現している。

シャツなら9ml/分の「スチーム」設定で十分!

TAS-X4を使った感想を一言で述べるなら「コードがないって本当にラク!」だ。ここから実際にいくつかの衣類をコードレスでケアをしていこう。

注水は、本体を給電台に置いたまま行える。スイッチを押して「高」にして待つこと70秒強で、スチームはスタンバイOK! スチーム量は9ml/分の「スチーム」設定でスタートした。

1度に最大65ml入る。水の量が確認できる窓もある

まず、2枚のシャツをたて続けにケアした。1枚目は畳んで仕舞い、折シワのついた綿100%のガーゼ地の春夏用シャツ。2枚目は、洗って干してそのままクローゼットに吊るしていた綿50%・ポリエステル50%のノーアイロン(形状記憶)ワイシャツだ。シャツはもちろん、ハンガーにかけたままだ。

折シワのついた春夏用シャツをハンガーに吊るしたままケアした

コードを気にせずに、ラクにスチームが当てられた

本体のかけ面を垂直にし、レバーを人差し指で引きながらハンドルを握ると、数秒でスチームが出始めた。シャツの前・後の身ごろ、袖にスチームをかけるだけで、どちらも折シワも細かなシワもたちまちに消え、風合いも復活。ゆっくりめにかけたつもりだったが、どちらも1回の給電で使用可能な時間の目安となる1分半前後で、満足行く仕上がりが得られた。

さっきタンスから出してきました、というような折シワがついているガーゼ地の春夏用シャツは、スチームを1分30秒ゆっくりかけるだけでシワが消え、柔らかな風合いが戻った

洗濯して干して仕舞ったままのシャツはだらしない印象だったが、スチームを当てただけで、生地にハリが出てスッキリ

1枚目と2枚目の間に1度給電したが、今度は約40秒で復活。つまり、給電の待ち時間コミで、シャツ2枚を連続でケアしても、かかる時間は5分程度。1分30秒のスチームを2回繰り返して使った水量は30ml弱だったので、1度の注水でシャツ3~4枚のケアができるだろう。

「出勤前の忙しい時でも、簡単にシワを無くしてくれる」(47才・男性)
「アイロンと台を出さなくてもいいのでとても使いやすそう」(51才・女性)

とにかくコードに煩わされないのがラク! 本体を上下左右にストレスなく動かしながら軽快に進められ、想像した以上に早く仕上がった。しかも、シャツ2枚を連続でケアしても腕も手も指も疲れなかった。

というのも、TAS-X4のハンドルはオープンタイプを採用しているが、本体の重心バランスが絶妙なのだ。本体をほぼ垂直に持つスチーマー使用時も、給電台の着脱時も、ハンドルを軽く握る程度で支えられ、力をたいして要しない。

ハンドルを握りしめなくてもほぼ垂直に支えられるので、持ち続けても疲れない

レバーの位置を支点にすると、自然に後方が傾くのでハンドルが握りやすい

また、スチームを出すにはレバーを引き続けなければならないが、ハンドルと一緒に軽く握る感覚のままできるのは、使い手を考えた優れたデザインと言えるだろう。

シワもニオイもリセット! 12ml/分のシャワースチームの威力がスゴイ

次に、スチーム切り替えスイッチを12ml/分のシャワースチームに設定し、仕舞っている間にできるスーツの肩口の深い凹みをケアした。スチーム量を変えても、スタンバイOKまで給電する時間は変わらなかった。

スチームレバーのそばに、スチーム量を調整するスライド式の切り替えスイッチがある

「シャワースチーム」は、「スチーム」設定よりも明らかにスチームが強力で、深い凹みもあれよあれよという間に目立たなくなってしまった。シャワースチーム時でも、約1分間たっぷり出続けるので、部分的なケアならコードレスのまましっかり対応できる。

肩口に深い凹みができてしまったスーツに、12ml/分のシャワースチームを30秒程度集中的に当てた。凹みがかなり目立たなくなった

ところで、スチームは衣類のシワを取るだけでなく、タバコや汗、飲食などのニオイを低減する効果が期待できる。ついでに、ニオイの付きやすいナイロン製の鞄やスーツの内側にもシャワースチームをたっぷりかけたところ、染み付いていたニオイがほとんど気にならないほど軽減した。

気軽に洗えない衣類も、10秒ほどたっぷりスチームするとニオイが軽減する

ナイロン製のバッグは特にニオイが付きやすい。コードレスなのでバッグ全体にスチームしやすい

「スチーム」も「シャワースチーム」も、かけ面の8個の孔から途切れなく出続け、またよく広がる。孔の位置はレバーを引っ張る人差し指の真下あたりにあるので、狙ったところに当てやすかった。

なおスチーム中に、何度も給電台に戻す必要のありそうな生地の厚い衣類や長いコートなどをケアしたいなら「2Way機構」を利用するといいだろう。コードで駆動性は制限されても、タンクの水を使い切るまで、スチーム設定なら7分以上も連続でかけ続けられるからだ。コードの長さは約2mあるので、鴨居にかけた衣類にも余裕でスチームが届いた。

かけ面の中央に、8つのスチーム孔がある。狙ったところに確実に当てられた

コードを付ければ7分以上連続スチームでケアできる。コードは2mあるので十分だろう

コードレスアイロンとしても大活躍!

形状記憶加工のされていない綿100%のシャツは、スチームだけではどうしてもピシッとは仕上がらない。そんな時はコードレススチームアイロンの出番だ。温度を「高」に設定すれば、かけ面を水平にして使うアイロンでも、レバーを引いている間はスチームが出てくる。

シャツにアイロンがけをしながら感じるのは、かけ面の先端が細い「楽がけライン」はボタン周りの細部までかけやすいだけでなく、小型なので小回りもきく。コードレスで軽いだけでなく、力を加えてもかけ面の滑りが良いので取り回しもラクラクだ。

小回りもきき、取り回しもラクなのに、シワはピシッっと消えた

アイロンミトンがあれば、吊るしながらでもちょこっとアイロンがけができる。コードレスならでは

肝心のシワも、一発で消えてとても気持ちが良い。準備からシャツ1枚かけ終わるまでにかかった時間は10分弱。仕上がりもかかった時間も、一般的なアイロンと遜色ない印象だった。

洗って干しただけではしわくちゃな綿100%のシャツも、準備から仕上げまで約10分でできた

またアイロンは、給電台に乗せただけで滑るようにプラグへ差し込まれる。アイロン中は頻繁に繰り返しても、確実に給電ができた。しかも給電台の上にある時、スチームは停止しているので、タンクの水切れも起こらなかった。

本体を給電台に乗せて手を離すだけで、滑るように、確実に給電プラグへ差し込まれた

思い立った時にすぐ衣類のケアに取り掛かれるコードレス衣類スチーマー

ここまでTAS-X4を試して実感したのは「やっぱりコードレスは便利!」だ。衣類をハンガーにかけたまま、コードを一切気にせずに、たっぷりのスチームでササッと軽快にケアでき、必要とあらばスチームアイロンとしてもしっかり機能する。使い勝手が大幅に向上した印象だ。

「業界初のコードレスタイプなので、使い勝手が一番だと思います。アイロン替わりにもできますし、忙しいサラリーマンにとっては便利なアイテムです」(24才・男性)

まさに読者さんが仰る通り。邪魔になるコードから開放され、出かける直前でも思い立ったらすぐ衣類のケアに取りかかれ、短時間で身だしなみを整えられる。なんと言っても手入れされた衣類は身につけてとても気持ちが良い。

衣類スチーマーの購入を検討している方はもちろん、すでにスチームアイロンをお持ちの方にも2台目のコードレススチーマーとして、大いにオススメしたい。

TAS-X4 シルバー

TAS-X4 レディッシュブロンズ