家電大賞 2020-2021 特別企画PR

家電大賞など4冠達成! タイガーのプレミアム炊飯器「土鍋ご泡火炊き JPL型」が読者を魅了する秘密とは?

土鍋ならではの蓄熱性が甘みを引き出す!

大賞を受賞したタイガー魔法瓶の「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-A100」

3月に発表された「家電大賞2020-2021」の炊飯器部門において、タイガー魔法瓶の「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-A100」がみごと金賞に輝いた。ちなみに、タイガーの「土鍋ご泡火炊き」は2年連続「家電大賞」で部門金賞を受賞している。

タイガー魔法瓶の「土鍋ご泡火炊き」は炊飯器でありながら本物の土鍋を使っているのが特徴だが、実はこの炊飯器、「家電大賞2020-2021」以外にも数々の賞を受賞しており、今もっとも注目されている炊飯器なのだ。そして6月には、さらに美味しさが進化した最新モデル「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」も登場予定だという。

そこで今回、受賞モデル「JPL-A100」にはどのような技術が詰まっているのか、最新モデル「JPL-G100」はどのように進化したのか、開発を担当した商品企画チームの辻本氏へのインタビューとともにご紹介。さらに、現在「JPL-A100」を愛用している筆者が、新旧モデルで炊いたごはんを食べ比べ、その違いと魅力をチェックする。

土鍋ならではの蓄熱性が甘みを引き出す!

今回、大賞を受賞した「土鍋ご泡火炊き JPL-A100」は、タイガー魔法瓶が初代「炊きたて」発売から50周年を迎えたことを記念して発売された「50周年記念モデル」に位置づけられる。同社が持てる高い炊飯技術を詰め込み、「炊きたて50年の最高傑作」と謳う自信作が、ユーザーにも高く評価されたというわけだ。

「土鍋ご泡火炊き」最大の特徴は、内釜に三重県四日市の「萬古焼」と呼ばれる本物の土鍋(本土鍋)を使用している点。萬古焼は伝統工芸にも指定されている銘品で、本土鍋も職人が3カ月もかけて手作りしているという。

多くの炊飯器が内釜に金属釜を使うなか、タイガー魔法瓶はかまどごはんの美味しさを追求し、「土鍋ご泡火炊き」シリーズの内釜に土鍋を使用している

「土鍋で炊いたごはん」と聞けば多くの人が直感的に、「美味しそう」と思うのではないだろうか? そう、土鍋で炊いたごはんは美味しい! それは、ごはんにこだわる料亭の多くで土鍋を採り入れていることからもわかる。では、なぜ土鍋ごはんは美味しいのか? まずは土鍋が持つ特性について、開発を担当した商品企画チームの辻本氏に話を聞いた。

「土鍋が金属釜と大きく違うのは、熱伝導性です。金属は熱伝導性が高いため、熱をすばやく釜全体に伝えることができますが、言い換えれば熱がどんどん逃げていってしまっているということ。そのため、釜底の温度は約130℃までしか上がりません。
 
一方、土鍋には無数の孔が空いているため熱伝導性は悪いのですが、実はそれがメリットでもあります。加熱しても一気に温度が上がらないため、じっくり吸水させながら米の糊化が進められますし、熱が逃げないぶん蓄熱性が高く、「土鍋ご泡火炊き」の本土鍋の場合、最大約280℃の高火力で加熱できます」(商品企画チーム 辻本氏)

米は高温になるほど糊化が進み、甘みが引き出されるため、金属釜を圧倒する約280℃を実現する土鍋は、炊飯に最適というわけだ。しかも本土鍋は遠赤効果が高いのも特徴で、従来の同社金属釜に比べて約4倍。輻射熱が米1粒1粒を中心からじっくり加熱でき、ふっくらハリのあるごはんに炊き上げるという。

さらに土鍋にはもう1つ、金属釜にはない大きな特徴がある。先述のように土鍋には無数の孔が空いているため、沸騰時にきめ細かい泡が大量に発生するのだ。タイガーではこの泡を、米1粒1粒に熱を届けるために活用しているという。

「最近の炊飯器のトレンドとして、圧力やIHで激しい対流を起こして米をおどらせ、米に、ムラなく熱を与えています。しかしこの方法では、米同士がぶつかり合って傷つき、ハリや甘みが損なわれることもあります。「土鍋ご泡火炊き JPL型」の場合、釜底から沸き上がる細かい泡が米をおどらせつつ、泡が米をコーティングしてくれるので米を傷つけにくく、うまみを逃さず炊きあげることができます」(商品企画チーム 辻本氏)

といっても、釜底から沸き上がる泡は通常、鍋肌に伝って上っていく性質があり、そのままでは泡を米全体に行きわたらせることができない。そこで本土鍋は釜底に波紋状の凹凸をつけることで、きめ細かく均一な泡を垂直に上らせることを可能にしたという。

釜底に5段の波紋を形成することで、泡をコントロールしている

きめ細かい泡が垂直に上って全体に行き届き、米1粒1粒をコーティングしてムラなく加熱できる

そのほか、「土鍋ご泡火炊き JPL型」から搭載しているのが、蒸らし時にも高温をキープして甘みを引き出し、少しずつ圧力を下げる「多段階圧力」と、蒸らし時に発生する過剰な蒸気を取り除きハリを引き出す「ハリつやポンプ」。さらに米の銘柄ごとに最適なプログラミングで炊飯する「炊きわけ機能」では、50銘柄の炊きわけを実現している。

これらタイガー独自の技術1つ1つが、多くの読者を魅了する美味しいごはんにつながっているわけだが、6月に発売される最新モデル「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」はさらに進化! 仕上げ工程を工夫することで、さらに甘みを引き出すことに成功したほか、保温ごはんの美味しさもアップしたという。具体的にはどのように進化したのか。ここからはレビューを交えながら紹介していく。

「JPL-A100」の進化機種となる「JPL-G100」が6月21日に発売される。左から、ミネラルブラック、エクリュホワイト

最新モデルは甘みがアップし、保温ごはんも美味しい!

最新モデル「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」で炊いたごはん。米粒がせりあがるようにふっくらして、よい香りが漂ってくる

6月に発売される「土鍋ご泡火炊き JPL型」の最新モデル「JPL-G100」の進化ポイントは大きく4つ。「仕上げ」、「保温」、「銘柄巧み炊きわけ」、「使い心地」だ。1つずつチェックしていこう。

 
1) 仕上げの進化……甘みがさらにアップ!

旧モデル「JPL-A100」(左)と最新モデル「JPL-G100」(右)を同時に炊いて、食べ比べたら……さらなる進化を実感!

前述のように「土鍋ご泡火炊き JPL型」では蒸らし工程でも高温をキープして甘みを引き出すため、徐々に圧力を下げる「多段階圧力」と、余分な蒸気を取り除く「ハリつやポンプ」を搭載している。最新モデル「JPL-G100」は、この「ハリつやポンプ」の動作を進化させ、連続ではなく“間欠呼吸”に変更したという。

内部の蒸気をコントロールするため、外気を取り込んで熱や蒸気を排出する「ハリつやポンプ」。蒸らし時と保温時に活用している

蒸らし工程においてハリつやポンプは、60秒なら60秒間“連続呼吸”していたが、1度に長く呼吸すると釜内の温度が下がってしまう。そこで最新モデルでは、ハリつやポンプを稼働して、止めるを繰り返す“間欠呼吸”にすることで、蒸らし時における温度の低下を抑え、高温をキープできるようになったというわけだ。

では温度の低下を抑えたことで、どれくらい甘みがアップしたのだろうか。新旧モデル両方で同じ米(コシヒカリ)を炊いて食べ比べてみたら……確かに違う! もともと旧モデルのごはんもとても美味しく、甘みも十分だと思っていたのだが、交互に食べ比べてみると、最新モデルのほうが明らかに甘いのだ。また食感にも違いがあり、最新モデルのほうが粒立ちがよく、口の中でほぐれやすく感じた。

 
2) 保温の進化……4時間経っても美味しい

2つめの進化は「おひつ保温」と呼ばれる保温機能だ。「土鍋ご泡火炊き JPL型」では、おひつで保温するごはんの美味しさに着目。木製のおひつがごはんの余分な蒸気を吸収してくれることから、保温中も「ハリつやポンプ」を活用し、内釜の湿度をコントロールしているという。

保温中、時折小さく「ブブブブ……」という音が鳴り、ハリつやポンプが作動する

「保温ごはんは、適度な温度と適度な湿度を保つのが大切です。まず温度が高い状態が続くと酸化が進み、黄ばんだりニオイが発生したりするため、温度を適温まで下げる必要があります。さらに過剰な湿度も食感を損ねたり、ニオイの原因になるため、湿度もコントロールする必要があると考えています」(商品企画チーム 辻本氏)

ちなみにこの保温方法はメーカーによって異なるから興味深い。メーカーによっては、保温時間が長くなると乾燥してごはんが黄ばむとし、逆にスチームを噴きかけるところもあるのだ。タイガーの場合、あくまで「おひつごはん」を目指してたどり着いたのが、湿度コントロールだったという。

最新モデルは、この「ハリつやポンプ」を使った保温をさらに進化させた。従来は、釜内の温度が高いと蒸気も多い、と判断して、「ハリつやポンプ」を一定時間稼働していたが、最新モデルは釜底の温度センサーをフル活用し、状態に応じてきめ細かく、呼吸方法や時間を変えているという。

「土鍋ご泡火炊き JPL型」の「おひつ保温」の湿度変化は、「木製おひつ」に近く、まさにタイガーが考える理想的な保温を実現できていることになる

ところで実は筆者は、基本的に“保温はしない”派だった。昔の炊飯器の保温ごはんは美味しくなかったこともあったし、保温技術が上がった今でも、うっかり保温を切るのを忘れたときなど、やはり独特のニオイや黄ばみが気になると感じていたからだ。

しかし今回、最新モデル「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」 の保温を試してみて、その思い込みは覆された。新旧モデルで炊いた米をそのまま4時間保温してみたが、まずフタを開けたときに独特なニオイはしなかったし、ごはんも黄ばんでおらず真っ白だ。香りやハリ、つやはさすがに炊きたてには敵わないが、正直いって美味しかった。

大きな違いは、やはりごはんのベタつきだ。旧モデルのほうが少し水っぽく、ごはん同士もくっつきやすかったが、最新モデルはベタつきがなく、保温後もパラっとしている。食感からしても、最新モデルのほうが美味しく、確かな進化を実感できた。ちなみに保温も新旧モデル同時に始めたが、ハリつやポンプが稼働するタイミングが同じときもあれば違うときもあり、最新モデルのほうがよりきめ細かく稼働しているようだった。

4時間保温した後の釜の様子。内釜に蒸気がたっぷり溜まっていたが、ごはんにべたつきはなく、さっぱりしていた

つやが少し足りないものの、4時間保温してこの美味しさが保てるとは……保温に対する概念が変えられた!

 
3) 銘柄炊きわけの進化……70種類と大幅にアップ!

米の銘柄の特徴に合わせて炊飯する「銘柄炊きわけ」機能も充実している。炊飯プログラムは「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」を主催する米・食鑑定士協会が保有する米の分析データをもとに、実際に炊いて食べてみることで、銘柄に合ったプログラミングを決めているという。旧モデルで炊きわけできる銘柄は50種類だったが、最新モデルはさらに20種類も追加され、70種類と大幅にアップした。

「炊きあがりの味を決める際は、米の分析データをもとに、その銘柄の特徴が生かせるようなプログラミングにしています。たとえば今回扱っている70銘柄のうち、対照的なのがしゃっきりして硬めの『あきたこまち』と、粘りが強い『ミルキークイーン』がありますが、それぞれ吸水時間や沸騰維持の時間、炊きあげ圧力を変え、最適な炊きあがりを目指しています」(商品企画チーム 辻本氏)

そこでさっそく特徴の異なる「ミルキークイーン」と「ななつぼし」を炊き分けてみた。「ミルキークイーン」は粘りとかたさがあり、「ななつぼし」は、粘り弱め、かたさは標準的という特徴がある。そのため、炊きあがり時間は、「ななつぼし」が63分であったのに対し、ミルキークイーンが52分と11分も違った。

銘柄炊きわけは、代表的な6種類以外は番号で選択する。「ななつぼし」は44番、「ミルキークイーン」は61番だった

筆者はいつも「ゆめぴりか」ばかり食べていたため、「土鍋ご泡火炊き JPL-A100」の銘柄炊きわけも「ゆめぴりか」に設定しっぱなしだったが、銘柄ごとにここまで味が違うというのは新しい発見だった。「ななつぼし」、「ミルキークイーン」はもともと特徴が大きく異なるが、銘柄炊きわけでは特徴を引き出しつつも、粒立ちよく炊きあがっている。

ミルキークイーンは粒が小さかったが、粘りがあって甘みも強く、なかなか存在感のある味だった

 
4) 使い心地の進化……内ぶたがバシッとハマる快感!

そのほか細かいことだが、内ぶたには手を離せばスッとくっつくマグネットを採用している。一見、小さいことに思えるが、これが実に快適だ。筆者がかつて使っていたことがある炊飯器はパーツが多く、使うたびに取り外して洗うのが面倒だった。しかも装着の際は、位置をしっかり合わせてからカチッと押し込む必要があり、1度でうまくハマらないときはイライラしてしまう。

その点、最新モデル「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」は、外して洗うパーツが内ぶたと内なべの2つだけ。これだけでも快適な上に内ぶたを近づけると、引き寄せられてバシッとハマるから、快感このうえない!

下を合わせてから近づけると、マグネットでスッとくっつくため、うまくハマらないストレスはゼロ!

このほか新機能ではないが、液晶パネルが大きく、タッチで直感的に操作できる点、音声で読み上げてくれるため設定が間違っていないか確認できる点、さらに中ぶたをすることで少量も美味しく炊ける点など、かゆいところに手が届くようなきめ細かな機能も気に入っている。

感動するほど美味しいごはんが炊ける「土鍋ご泡火炊き」はオススメ

以上、家電大賞を受賞した「土鍋ご泡火炊き JPL-A100」が進化し、6月に発売される最新モデル「土鍋圧力IHジャー炊飯器 <炊きたて> 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」の特徴を見てきたが、やはり50年超の歴史が生み出した“最高傑作”であると実感した。特に最新技術を駆使して、かまどで炊いたごはん、おひつで保温したごはんを目指し、それが多くの人に受け入れられているというのは興味深い。

最後に家電大賞アンケートの中から、特に感動が伝わるコメントを紹介しよう。

・実家が米農家で、小さい頃はガス釜で炊いたご飯を食べていました。この釜の炊きたてを食べ、小さい頃食べた、本当に美味しいご飯にもう1度出会え、震えるほどよい気持ちになリました(46歳)
・この炊飯器を使用して炊いたご飯をはじめて食べたとき、今まで食べたご飯の中で1番美味しいと思えるくらい衝撃的に美味しかった(23歳)

感動するほど美味しいごはんが炊ける「土鍋ご泡火炊き JPL型」をぜひ1度使ってみてほしい。