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話題のハイセンスから14畳向けエアコンも登場! 4.5~10畳用小型エアコンはコストパフォーマンス最強伝説!

話題のハイセンスから14畳向けエアコンも登場!ルームエアコン「Sシリーズ」

昨年から他の国内メディアに先駆けて何度かご紹介している中国メーカー・ハイセンス(Hisense)のエアコン。まだメーカーの名前が浸透しておらず、販売チャネルも限られている中において、世界ではここ数年でシェアを急激に伸ばしつつある。

室内機はシンプルなデザインで、自動お掃除機能がないので前に出っ張りが少なく、圧迫感のないデザイン。室外機は一般的なものと同じ

それまでは中国国内向けのエアコンを主軸に据えていたが、今では北アメリカやラテンアメリカ、欧州や中近東などに輸出する製品が40%まで増加し、中国国内向けは60%となっている。つまり2016年には生産台数600万だったものが、2018年集計ではほぼ倍にあたる1,100万台にも増産され、増産ぶんのほとんどが海外向けに輸出されているということだ。

年々出荷台数を伸ばしている。その出荷先はおもに中国国内から国外が中心になりつつある

そんなハイセンスだが昨年までは4.5畳~10畳向けの小型エアコンで日本市場を探っていた。なぜなら小型エアコンは、技術や性能的に成熟し、ハイエンド機を除く普及機の性能は「どんぐりの背比べ」になっている。なので価格競争が激しく、国内主要メーカーのほとんどは海外生産して、何とかやり繰りしている状態だ。つまりハイセンスが勝てる市場で勝負してきたというわけだ。

しかし、今回2020年に追加されたモデルは、ひとまわり大きい14畳タイプ。「フィルター自動お掃除機能はないが、シンプルかつ小型で、なおかつ安価」というこれまでのコンセプトそのままに、リビング向けにも対応する。

2020年度に追加された14畳(4.0kW)モデル。室内機の大きさはそのままで、室外機が少し大型になった

実はリビング向けの14畳モデルのエアコンは、日本メーカーがいちばん悩むところ。家族が集まる部屋向けなのでセンサーを搭載して多機能。さらに高性能インバータ回路を搭載して省エネ化。自動お掃除機能とWi-Fiを備え楽チン。こうした製品を投入し、ちょっとお高いモデルに重きを置く国内メーカーが多い。普及版も他社の動向を見据えて、バッサリ機能を落せないという事情もある。もちろん海外生産した普及版モデルもあるが、売りたいのは高機能モデルというジレンマを抱えているクラスなのだ。ただこれ以上広い部屋向けのエアコンは、世界一の技術を持つ日本製の独壇場だ。

ハイセンスのエアコンは、日本のエアコン事情を熟知していて、今回リビング用だけど、シンプルでコストパフォーマンスのいい14畳モデルを追加してきたというわけだ。

通信機器で創業したハイセンスは今中国トップクラスの総合家電メーカー

昨年あたりからハイセンスというメーカー名をよく聞くようになった人も多いだろう。「新型コロナの外出制限で子どもがリビングのテレビを独占するので、子ども用に安いテレビを買った」という方なら、販売台数を伸ばしてきているハイセンスをご存知のはずだ。

我が家でも使っているハイセンスの液晶テレビ。高性能で高画質! なのにお手頃価格だ!

液晶テレビでは日本、世界で快進撃を続けるハイセンスだが、テレビ以外の家電も発売している。そのひとつが昨年春から発売しているエアコンだ。さらに冷蔵庫や洗濯機まで発売しており、おもに一人暮らしから、小さな子どもがいる世帯向けの小型家電を発売している。

洗濯機よりよく見かけるのが冷蔵庫で、ホテルに置いてある小型のワンドアを旅先で何回か見たことがある。またハイセンスの2~3ドアの冷蔵庫を入れているお宅もお見かけしたことがある。エアコンと同じで、いずれの家電も「コストパフォーマンスが良くシンプル」というコンセプトがブレておらず素晴らしい。

洗濯機もラインナップを拡充している

ホテルにあるワンドア冷蔵庫は、ハイセンス製のものを多く見かけるようになった

日本ではようやくテレビメーカーとして認知されはじめた会社だが、中国ではトップクラスの総合家電メーカー。スマートフォンはじめ、医療機器や企業からの委託を受けた開発なども行なう老舗メーカーだ。

詳細は「4K液晶テレビのハイセンスが、マジで開発した日本向けの“パネェ”エアコンの製造現場」に譲るが、日本向けの生産ラインには熟練工しか担当させないという独自の品質管理をしていたり、自分たちの仕様を満たす中国製の部品がなかったので、日本製の部品を使ったりと先進的な取り組みをしているのだ。

日本向けの製品は、品質管理がとくに厳しい。エアコンに限らずテレビも熟練工しか生産ラインに立たせないという

国内メーカーがコストダウンのために中国で生産する製品と、中国メーカーが品質のために日本製の部品で生産する製品の違いは、どこにあるのか? を考えさせられる。筆者には、安さ重視の中国製の国産メーカーの製品より、ハイセンスの製品の方がよっぽど、日本の製品らしく思えて仕方がない。

価格は安いが主要部品は日本製! アフターケアも万全の体制

2020年にラインナップされているハイセンスのエアコンは、「Sシリーズ」のみとなっている。日本製のエアコンでいう普及機にあたるシリーズで、最もコストパフォーマンスがいい標準的なラインナップだ。他にシリーズ展開しているわけでもないのに、Sシリーズとしているのは、今後ハイエンドクラスにモデルを展開していくという意気込みの表れだろう。それゆえシリーズ名の「S」はおそらくStandardクラスという意味と推察できる。

国産エアコンのどのクラスか見極めたい場合は、店頭でエアコン1台1台に貼ってある次のシールを見れば、だいたいのクラスかわかる。

経産省が定めている「統一省エネラベル」。電気代が気になる方はコレを見て最終的に製品を決めるといい

じつはこの表示省エネ性能を示すものだが、エアコンの大まかなクラスも示している。ハイエンドのエアコンはセンサーや省エネ性の高い回路を使っているので、多段階評価の★が4つも5つも付いている。普及版の場合はだいたい★が2個なのだ。

ハイセンスのSシリーズは、すべて★2個なので、国産エアコンと比べる場合は、★2個の製品と比較検討すればいい。

主要なモーターや部品類、インバータ回路と呼ばれるモーター制御のトランジスタやコンデンサという部品まで、性能を大きく左右する部品は日本製を用いている

Sシリーズの特徴は、エアコンとしての必要最低限の機能を備えつつ、高い品質と安定性、そして省エネ性を備えたモデルということだ。そのため、モーターやコンデンサ、IPM、マイコンといったエアコンの主要部品は、日本製の部品を使っている。開発によれば、自分たちの設計基準を満たすものが、たまたま日本製の部品だったという。また設計は、日本の気候に合わせ日本専用のモデルに仕上げられている。さらに生産ラインも日本専用の熟練工で編成されており、品質管理や品質向上にも最大限の努力を払っているという。

さらに2020年でもっとも強化されたのが、購入後のサポートだ。365日電話で受け付け可能で、サービス体制は日本全国対応可能になっている。また一般論としてサポートの電話はなかなかつながりにくいという印象があるが、ハイセンスはピックアップ率95%で応答できる体制を整えている。またメールによる問い合わせも可能だ。

1年365日の電話やFAXでのサポートはもちろん、メールでのサポートも受け付けている

 こうして万全のサポート体制と品質管理を備え、2020年に展開されるラインナップは以下の通りだ。

【冷房:6~9畳/暖房:5~6畳向け】(2.2kW)

「HA-S22C-W」
価格:オープン価格(想定価格:54,800円)

【冷房:7~10畳/暖房:6~8畳】(2.5kW)

「HA-S25C-W」
価格:オープン価格(想定価格:64,800円)

【冷房:8~12畳/暖房:8~10畳】(2.8kW)

「HA-S28C-W」
価格:オープン価格(想定価格:74,800円)

【冷房:11~17畳/暖房:11~14畳】(4.0kW)

「HA-S40C2-W」
価格:オープン価格(想定価格:84,800円)

いずれも電源は100Vモデル(4.0kWは200V)で、デザインは同じとなっている。室内機の寸法は、どのモデルも282×780×236mm。フィルター自動清掃機能がないので、奥行き236mmとスリムで威圧感がないのが特徴だ。屋外機は530×660×275mmと標準的なサイズで、11~14畳モデルのみ少し大きな585×810×280mmとなっている。

部屋全体を均一に冷暖房する気流コントロールで快適

実験に使った部屋は6畳の和室。普段は子ども部屋として使っている。導入したエアコンは6畳用の2.2kWタイプだと暖房が足りなかったので8畳(2.5kW)を入れる予定だった。しかし在庫がなくちょっとオーバースペックの10畳用の2.8kWが入っている。

エアコンを入れた部屋の間取りと、温度センサー設置場所。南の高さ180cmはエアコンの風が直に当たる部分

まずは風がどのように部屋に回るか? エアコンからスモークを吹き出して煙の回る様子を見た。

【スモーク実験】

風は、上下に加え左右の(羽)ルーバーがあるので、一瞬にして部屋全体にまわる。6~8畳ならサーキュレーター不要という感じだ。また静かな割に風量が多く、あっという間に部屋全体に実験用の煙が回った。

次に実験したのは、冷房運転してみて部屋の各所がどのように冷えるかを実験してみた。実験結果は、次のグラフの通りだ。

先の間取り図の箇所に温度センサーを取り付け温度変化を測定する。なお頭と足の温度も均一になるかを調べるために、足元は床から40cmの場所、頭は180cmの場所の温度を測っている

北側180cmが少し温度が高めに出ているのは、気流が若干弱いため。しかし他と比べても3℃程度しか違いがなく、部屋が均一に冷えているのがわかる。これなら床に座って快適だったのに、立ったら頭が暑くて汗だくなんてことはない。なお部屋の設定温度は16℃、外気はおよそ23℃だったが、エアコンのパワーがありすぎて設定値以上の温度まで下がってしまっている。適切なクラスのエアコンを導入すれば、このような事態は避けられるだろう。

次に行なったのは、暖房実験だ。外気は17℃で設定温度は30℃とした。

スタートダッシュは足も頭も同時に急速暖房。頭の方が設定温度になったところで、今度は足元を設定温度に近づけていく気流制御になっている。ほぼ1時間で温度差は7℃程度までに収束しているので、暖房も部屋全体を均一に温めてくれると言っていいだろう。ただ暖房開始から30分は、足元がひんやりと感じるかもしれないで、スリッパなどを履いて対応すればいい。

ハイセンスのこだわりは、「キレイな空気」と「使いやすさ」

部屋を均一に冷暖房したり、気流を制御するエアコンとしての基本性能のほかにも、ハイセンスが注力している点がある。それはクリーンな空気だ。

エアコンは長年使っているうちに、内部がカビだらけになる。とくにエアコン使用後は、内部が結露するのでかびやすい

ご存知の方も多いと思うが、夏場に冷房を使うとエアコンの内部が冷えるため、結露が生じる。この結露が、黒かびの発生原因になる。何もしないでいると、内部のファンや経路、アルミの板が沢山重なった熱交換器にカビが発生して、次回エアコンをつけたときにカビの胞子が吹き出すなんてことになりがちだ。

そこでハイセンスの全機種には「内部クリーンモード」と「解凍洗浄」というカビ発生防止機能を標準で装備している。前者はモード設定すると冷房や除湿運転を終えると、20分程度送風運転をして内部の水分を乾かすのだ。

また後者は、室内機の熱交換器を-19℃に冷やし、周囲の水分を付着させて凍らせた後に一気に溶かし汚れを洗い流す機能だ。こちらは冷房シーズンの初めと終わり、つまり6月と9月ごろに手動で起動してやるといい。

周囲の水分を付着させ熱交換器を-19℃程度まで冷やし、一気に汚れを解かして内部を洗う「解凍洗浄」を全機種に装備

熱交換器全体が-20℃近くまでキンキンに冷えているのがわかる。写真はサーモグラフィで計ったところ

【解凍洗浄】

これらの機能を使うと熱交換器や送風経路に発生するカビを抑制できるので、かび臭さがなくなり、キレイな空気で冷暖房できる。

さらに日本製のエアコンよりも、日本人らしい気遣いを見せるのが、蓄光塗料とバックライトを搭載したリモコンだ。寝室や子ども部屋用にする場合は、夜に温度調整をしたり、電源を切ったりすることがある。また遮光カーテンをしていると、朝にエアコンを操作しようとしても暗くてリモコンが見えないなんてこともあるだろう。

でもハイセンスのリモコンは、蓄光塗料で夜中でもボタンが見え、リモコンがどこにあるかひとめでわかる。また温度の設定をした場合などは、液晶表示部のバックライトが光るので室温などの確認できる。もちろん日本製のエアコンにも同様のリモコンがあるが、多くのものはハイエンド機に限ったものなので、普及機でも光るリモコンは非常に重宝するだろう。

ボタン類は蓄光塗料で暗闇の中でもぼんやり光り、操作をすると液晶のバックライトが点灯するので、夜中でも操作できる

主要なボタンは色分けされており、設定温度の数字も大きく表示されるので、お年寄りにも使いやすい

同クラスの国産メーカーエアコンと性能比較は数値で見ても互角!

おそらくいちばん気になるのは、本当に国産もしくは国産メーカーが海外で生産したエアコンとの性能差だろう。そこでエアコンの性能を知る上で重要なカタログスペックに注目して、ハイセンスの各クラスのエアコンの性能と、同クラスの国産メーカーのエアコンの性能とどの位差があるのかをまとめてみた。

各メーカーのスペックは、通産省がまとめている「省エネ性能カタログ電子版(2020年2月1日)」から引用している。また多段階評価がハイセンスと同じ「★★」クラスとして、20~40台程度のエアコンの平均値を「国産同クラス平均」とした。

まずは省エネ性能は、まったく同じといっていい。8畳~のモデルは国産メーカーが2%上回っているが、高級機になると150%近くあるため、ほぼ誤差と考えていい。

※注:同数値でもグラフの高さに違いがあります。これは国産メーカーの数値は平均値のため、小数点以下(小数点第2位以下)にも数値が存在し、それがグラフに反映されているためです

次に実際に冷暖房を使ったときの1年間の消費電力も加味した省エネ性で、省エネ性よりも実際の感覚に近い。これは数値が大きいほど省エネと言える。

※注:同数値でもグラフの高さに違いがあります。これは国産メーカーの数値は平均値のため、小数点以下(小数点第2位以下)にも数値が存在し、それがグラフに反映されているためです

先にも説明したとおり小型エアコン(~10畳)は、技術的にも性能的にも成熟しているので、APFは小型クラスで5.8と同じ。ただ8~14畳のクラスになると、僅かに省エネ性が変わってくる。ただ国産メーカー品と比較するとAPFは差が0.1しかなく、これも互角の性能と言っていい(ハイセンスによれば「生産の過程で個体別にばらつきが出ることを考慮し、APF表示値より2%上回るように設計しています」とのこと)。

このグラフは暖房のパワフルさを示している。緑がHisense、紫が国産メーカーの平均となっている。また濃い緑と紫は外気7℃のときのパワフルさ、薄い緑と紫はより寒い2℃のパワフルさだ。

さて4.5畳(2.2kW)と6畳(2.5kW)のHisenseのエアコンは、国産メーカーに比べると僅かに暖房能力が弱め。寒い地方では、ワンランク上のエアコンにするか、他の暖房機器との併用がいいかもしれない。しかし10畳(2.8kW)以上は、暖房もパワフルで国産メーカーに劣らないどころか、14畳(4.0kW)では国産を上回る性能を見せている。

このグラフは、仮に東京で冷暖房にエアコンを使った場合(例年並みの気象条件だったとして)、冷暖房にかかる「年間の電力量」を示したもの。数値が少ないほうが経済的ということになる。またグラフの数値に“27円”をかけると、だいたいの年間電気代に換算できる。右側グラフが「電気代換算」にしたものだ。

軒並みハイセンスのエアコンがやや経済的という感じだ。ただ小型エアコンは暖房のパワーが弱いのも若干影響しているはずだ。とはいえ、国産メーカーもハイセンスもそれほど経済性に変わりがないというのが読み取れる。

また14畳(4.0kW)になると、ドン!と消費電力が増えるため、これ以上になると、センサーとコンピュータを搭載して賢く節電するハイエンドエアコンも選択肢に入ってくるだろう。初期投資を少なく抑えるか、ランニングを抑えるかの分かれ目にもなっている。

「目からうろこ」のハイセンス製エアコン! 小さい部屋なら第1候補に!

「いくら安いからと言っても、中国製のエアコンなんて大丈夫?」と思っていた方は、グラフを見てさぞ驚いたことだろう。性能的には、国内メーカーの製品とまったく変わらないといってもいい。

その違いはエアコンとして必要最低限の機能に抑えたシンプルな機能と、シンプルなデザイン、そしてリーズナブルな価格だ。キレイな空気を提供する内部のクリーン機能や使いやすいリモコン、さらには国内メーカー相当のアフターケア体制もある。

国産エアコンなみに細かいところまで配慮された使いやすいリモコン+上下左右の3D立体気流で快適な室内

4.5畳~14畳クラスのエアコンを購入しようという方には、ぜひその選択肢にハイセンスを入れることをオススメしよう。ただしこれより大型のエアコンの場合は、多段階評価の「★★★」以上ハイエンドエアコンの選択肢に入ってくる。

14畳以下のエアコンならハイセンスのエアコンも選択肢に入れないと損をする

なおハイセンスのエアコンは、エディオン、ノジマなどの家電量販店や全国各地のホームセンターの店舗で購入することができ、Amazonの通販の利用も可能となっている。

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