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「Dyson Pure Cool」レビュー。大幅に進化した「空気清浄ファン」は部屋の空気を見える化・徹底清浄

ダイソンの空気清浄機が大幅進化で登場!

空気清浄機を見るたびに思っていたことが1つありました。「どうせ風が出るなら、扇風機としても使えたらいいのに」。それなら場所も1台分で済みますし、コンセントも1つでいいので便利です。

実は、そんな製品は以前からDysonから出ていました。空気清浄機能付きファンの「Dyson Pure Cool」シリーズです。Dysonの代名詞とも言える特有の形状をしたファンで涼しい空気を送りながら、本体では吸気の際に空気清浄も行うというもの。扇風機として使っているだけで空気も綺麗になるというので、まさに一石二鳥の製品です。ファンヒーター機能も装備された「Dyson Pure Hot+Cool Link」は、「家電大賞 2017」の空気清浄機部門で受賞しており、高く評価されています。

しかし今回、それをさらに超える清浄機能を持つ1台が登場しました。それが今回の「Dyson Pure Cool」です。

空気清浄機能が大幅に進化したことにより、空気清浄機「付き」ファンではなく、空気清浄機としても扇風機としても効率的に動作する「空気清浄ファン」として基本性能がグッと向上した1台になったようなのです。

新「Dyson Pure Cool」

超パワーアップした空気清浄機能の中身とは?

空気清浄においては、汚染物質の「検知」、「清浄」、そして清浄した空気の「循環」の3つのポイントが重要とされています。新「Dyson Pure Cool」はこの3点全てにおいて高い性能を発揮すべく、従来に比べて大幅なパワーアップを果たしています。順番に見ていきましょう。

「検知」——高性能センサーとモニターで空気の汚れを「見える化」

1つめ。まず汚染物質を細かく識別して、量まで検知できる高性能な「インテリジェントセンサー」が搭載されました。さらに、どんな汚染物質を検知したのか、どの程度除去できているのかなどがほぼリアルタイムにわかるLCDディスプレイが搭載されました。

新搭載されたインテリジェントセンサーは汚染物質の種類、量まで細かく検知

室内にどんな物質が浮遊しているか、人間の目にはわかりません。現代の住宅は気密性も高いため空気の入れ換えがうまくゆかず、ウイルス、細菌、カビ、ハウスダスト、花粉などのアレル物質をはじめ、さまざまな汚染物質が潜んでいます。しかし明らかに煙が充満しているとか、アレルギー反応が出ているときでないと汚れを実感しにくいものです。できることなら実感しなくて済むようにするのが空気清浄機の役割。しかしその一方で、「何が原因で部屋が汚れているのかわからない」「空気清浄機能がどの程度働いているのかわからない」という問題もありました。

それが、高性能センサーによって汚染物質の「種類」「」を検知、さらにLCDディスプレイによりリアルタイムで汚染・清浄状況を把握できるようになりました。具体的には、直近12秒間の室内の空気質がグラフ化され、空気清浄状況がすぐ分かるようになりました。部屋の空気を汚染している原因や、それらがどの程度除去されたのかを視覚的に実感できるようになり、まさに空気の「見える化」と言えます。

LCDディスプレイで汚染・清浄状況を見える化

VOC(揮発性有機化合物)を含有したスプレーを噴射したところ、すぐにセンサーが反応。その後清浄されたことがグラフからわかる

操作もシンプルで、リモコンの「i」とかかれた情報メニューボタンを押せば、ディスプレイの表示が切りかわり、24時間の空気質の変化、PM2.5(たばこの煙や排気ガス、バクテリアなど)、PM10(10μm以下のホコリ、カビ、花粉など)、VOC(家庭用洗剤や消臭スプレーなどに含まれる場合がある揮発性有機化合物)、NO2(調理中に発生するガスや自動車の排気ガスに含まれる二酸化窒素)による汚染状況が順次表示されたのち、温度、湿度、フィルターの状態、Wi-Fiの状態といった稼働状況を確認できます。また、後述する専用のスマートフォンアプリでも詳しいデータを閲覧することができます。

「清浄」——基本性能アップで微細な粒子までしっかり除去

検知した汚染物質を取り除くフィルターも大きく改良されています。グラスHEPAフィルターは、360°どこからでも空気中に浮遊するPM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去。さらに有害なガスやニオイを除去(※)する活性炭フィルターも装備。活性炭量も前モデルの3倍以上に増えています。おかげでお部屋はいつもクリーンに保たれます。

※自社および第三者機関[Fraunhofer(ドイツ)、CHEARI(中国)]が実施した酢酸、アセトアルデヒド、アンモニア((社)日本電機工業会規格(JEM1467))、ホルムアルデヒド、ベンゼン(中国標準規格(GB/ T18801))、NO2(自社規格(DTM-003282)) の測定試験結果(括弧内は準拠した規格を示します)。実際の使用状況により除去率が異なります。前記以外の有害ガスについては確認していません。

ボタンを押すだけでフィルターを取り外し可能

グラスHEPAフィルター

活性炭フィルター

加えてフィルターと空気清浄機本体の気密性が非常に高く保たれているため、一度取り込んだ汚染物質が内部から漏れ出てしまうのを防ぎます。

Dysonのフィルターは、メンテナンス性の高さも魅力の1つです。フィルターの水洗いなどのこまめな掃除は一切必要なく、基本的には時期が来たら交換するだけ。交換作業も非常に簡単です。しかも、残りのフィルターの寿命がLCDディスプレイに表示されるので、交換タイミングがとても分かりやすい。通常なら汚れ具合を見てそろそろかな、でもまだいいかなと先送りしがちですが、はっきり教えてくれれば決断も早まるでしょう。

「循環」——部屋全体の空気を循環させてくまなく清浄

空気清浄に欠かせない要素の一つが、空気の循環です。いくら清浄機能が良くても、本体周辺の空気だけ綺麗になって、部屋全体の清浄がおざなりになっては意味がないからです。その点、「Dyson Pure Cool」は広い部屋全体の空気を循環させるのはお手の物。

Dysonといえば羽根のないボディから吹き出るエアですが、本体の中で綺麗になった空気は、効率的に空気を増幅するAir Multiplier™テクノロジー350度の首振りにより、部屋の隅々まで届けられ、空気を循環させるのに役立ちます。

大きな風量で最大6メートル先まで風が届くことを検証

首振りは350度。部屋のどの場所においても空気を最大限循環できる(動画は4倍速)

Air Multiplier™テクノロジーによる気流で部屋の隅から引き寄せられた汚れた空気は、パワーアップした吸気によって本体に確実に取り込むことが可能です。

ソフトで快適な扇風機機能。寒い時期にも使えるモードも

以上のように空気清浄機能がグッと強化された「Dyson Pure Cool」ですが、「扇風機」としても非常に優秀です。

風量は10段階で調整でき、リモコンの首振りボタンを押すと、45°、90°、180°、350° と4段階で選択できます。嬉しいのは、レベル4くらいまでの風がとてもソフトなこと。直接肌に当たっても負担にならないのです。加えてレベル2まで落とすと音も大変静か。首振り機能も有効にすると、かすかなそよ風のような心地よさが得られます。スリープタイマーも設定可能なので、夏のお昼寝にぴったりですし、寝室で利用しても良さそうです。扇風機としての実力を感じます。

ただ、暑い時期は涼しくていいですが、冬は扇風機として使わずに、空気清浄機能だけを利用したい……。そんなときに便利なのが「ディフューズドモード」。「送風方向」ボタンを押すことで、送風を背面のみに切り替えられるのです。もちろん風量も10段階で変えられます。背面を壁ギリギリに接していると循環効率はかなり落ちるので、壁からの距離は必要ですが、寒い時期など前方に送風してほしくないときでも、存分に空気清浄機能が使えるというわけです。

ディフューズドモードを使用すれば風を体に当てないで済む

スマホ連携で使い勝手も進化! スマホで清浄状況もチェック

基本的な操作はすべて付属のリモコンでできますが、屋外からも製品を操作できるようになるスマートフォンアプリ「Dyson Link」も絶対活用したいところ。アプリもアップデートされ、より直観的に操作しやすいUIになりました。

付属のリモコンで一通りの操作は可能だが・・・

スマートフォンと組み合わせることでさらに快適に

電源のオンオフ、風量切り替え、首振り、送風方向の変更、ナイトモードへの切り替えなど、リモコンで操作できることはすべて「Dyson Link」でもできてしまいます。従って手元にリモコンがなくても安心。

アプリならではといえるのは、予約運転でしょう。予約して動作時間を指定すれば、生活のなかの決まったタイミングで自動的に空気清浄できます。

それだけではありません。アプリでは、室内と屋外(現在地)の空気の状態、気温、湿度、PM2.5や花粉の量が15分ごとのレポートが見られます。室内においては、日々の空気の変化もログが残されており、いつでもチェックできます。

これにより、アレルギーのある方は外出前に対策が取れますし、屋外が汚れているとされていても、室内の空気が「きれい」と表示されているのを確認することで、空気清浄機能がしっかり働いていることが感じられて非常に安心できます。これもまた空気の「見える化」といえるでしょう。

これなら1台で1年中便利に使える!

私はまだ花粉症を発症していませんが、ハウスダストアレルギー持ちです。窓を開け放ったわけでもないのに、朝から酷い鼻炎症状がでたときは、自宅の空気がどうなっているのか本当に知りたいと思っていました。

友達が遊びに来てタバコを吸ったあとや、キッチンでアルコールスプレーを使ったとき、「Dyson Pure Cool」がLCDディスプレイに汚染物質の存在を表示しながら、パワフルに作動し始めたことがありました。そのときは「なるほど! このスプレーに反応したのか!」と分かって頼もしくなりました。

「Dyson Pure Cool」なら室内の問題物質の存在を教えてくれるだけでなく、敏感に反応して吸い込んでくれます。しかも寒さも感じません。屋外からも遠隔操作できるし、スリムで場所はとらないし、風は優しいし、本当にいいことづくめ。やっとずっとおいておける製品に出会えたと思うと嬉しい限りです。

Dyson Pure Cool™ ラインアップ
Dyson Pure Cool™
空気清浄タワーファン
Dyson Pure Cool™
空気清浄テーブルファン
ホワイト/シルバー
TP04WS
アイアン/ブルー
TP04IB
ホワイト/シルバー
DP04WS