三菱、2.9kgと軽くコンパクトな紙パック式掃除機

Be-K TC-FJ8P

　三菱電機は、重量2.9kgのコンパクトな紙パック式掃除機「Be-K(ビケイ) TC-FJ8P」を8月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。

　同社の紙パック式掃除機で中級クラスに当たる製品。TC-FJ8Pでは、持ち運びしやすいように本体を2.9kgと軽量にしたのが特徴。

　本体重量を軽くするためにまずモーター部分から見直した。集じん性能をそのままにモーターの小型化を図るためにモーター内部の大きさはそのままに、電磁銅板を薄くして軽量化を図った。また、本体を移動するときに使用するハンドルに窒素ガスを注入することで内部を中空にする「中空形成技術」を用いた。

従来機種よりも約20%軽くなった	軽量化を図るため、ハンドル内部に窒素ガスを注入して内部を中空状態にした

　これにより、本体の重量は昨年度のモデル「TC-CJ7P」より約0.7kg軽い2.9kgで、体積も従来機種より約1.5L少ない8.3Lになった。同社によると、これは吸込仕事率500W以上の紙パック式掃除機では“最軽量”にあたるという。

　また、本体が軽くなったことで、移動や掃除時の引き回しになどの時に肩や腕にかかる負担が、従来機種の約半分になったとする。

本体が軽くなったことで、取り回し時に肩や腕にかかる負担が約半分になったという

　ヘッド部分には、モーターを搭載し、床上30cmのハウスダストを吸い取る「エアハウスダスト ラク走パワーブラシ」を採用する。替ブラシとしては、壁際のゴミも残さず吸い取る「壁際スッキリバンパー」、部屋の角のゴミを吸い取る「すみずみブラシ」などを備える。

　運転モードには、運転音を抑える「ソフトモード」を搭載する。

　本体サイズは、218×354×223mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.9kg。最大消費電力は1,000W。吸込仕事率は最大550W。集塵容積は1.3L。

　下位機種として、ソフトモードを省略した「TC-FJ7P」、ソフトモード、替ブラシなどを省略した「TC-FJ5J」を同時発売する。なお、本体重量は全機種2.9kgとなる。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、「TC-FJ7P」が25,000円前後、「TC-FJ5J」が2万円前後。

サイクロン式掃除機「Be-K TC-EJ8J」

　そのほか、本体重量3.2kgのサイクロン式掃除機「Be-K TC-EJ8J」も同時発売される。本体重量3.2kgはサイクロン式掃除機としては“最軽量”に当たるという。機能はほぼTC-FJ8Pとほぼ同等だが、替ブラシを省略している。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。