玩具の新製品を多数展示する販売店向けの商談会「TOYフォーラム2009」が、東京国際フォーラムにて開催されている。
子どもと大人向けをきれいに分けている印象のあるセガトイズでは、アイスクリームを作れるおもちゃや、ペコッぱの第二弾となる花っぱやお風呂アイテムなども数多く展示されていた。
● “空気を読んで”癒してくれる「花っぱ」
話しかけるとうなずいてくれる植物形マスコット、ペコッぱの第二弾・花っぱが展示されており、多くの人が足を止めていた。うなずき理論+αがテーマで、会話の空気を読んでうんうんとうなずく仕草に加えて、首をかしげたり、話が盛り上がると手(葉)をふりふりする。
ペコッぱで評価の高かった本物の草のようにしなやかに動きは、しっかりと継承されており、今回は株式会社日比谷花壇との開発協力でかわいい花の仕草を再現したという。
種類にはヒマワリ、ガーベラ、マーガレットの3種類が用意されており、それぞれ異なる動きが用意されている。ヒマワリはうなずくだけでなく、首を傾げる仕草、ガーベラは話が盛り上がってくるとうなずきつつ、葉をゆらゆらさせる。そしてマーガレットは2輪咲いており、それぞれが別々の反応を示すが「ごもっとも」と納得するとそろってうなづく。
発売は6月からで、希望小売価格は2,625円。
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新シリーズとなる花っぱ。コンセプトはペコッぱと変わらず
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中でもユニークだったのがマーガレット。写真でもわかるが、2輪の花は別々に反応する
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左がガーベラ、右がひまわり
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● SPAファミリーに新しい顔ぶれアリ
セガトイズのお風呂グッズといえば、お風呂でプラネタリウム気分を味わえるホームスターSPA。今回も「お風呂で楽しむ」をコンセプトにしたアイテムが複数展示されていた。1つ目はハッピーシャボン。あざらしっぽいビジュアルで、頂点部からシャボン玉が飛び出すというものだ。
モードは2つあり、大きなシャボン玉をゆっくり放つモードと小さなシャボン玉をたくさん舞わせるモードが用意されている。また家庭でできるシャボン玉レシピもついているので、自宅で気軽にシャボン玉に囲まれたお風呂を体験できるというわけだ。
発売は4月からで希望小売価格は3,360円となっている。
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お風呂に置きっぱなしを前提にしたデザイン
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シャボン玉射出部がローリングしてシャボン玉が飛びてくる仕組み
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お風呂で本物のオルゴールを聴きながらリラックスできるオルゴール・スパは、紐を1回引くと約3分間オルゴールが流れるというものだ。オルゴール・スパは光や香りのほか、オルゴールの音色にもこだわっているのが特徴。本体のオルゴールユニットは、老舗オルゴールメーカーである日本電産サンキョー商事株式会社のものを採用している。
4月から発売予定で、価格は1,995円。
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手のひらサイズのユニットで、浴槽のヘリなどにポンと置いておける
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カラーはホワイト、ブルー、ピンク、イエローの4種類
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カラフルな噴水で花火をイメージした「ハナビでスパ!」は参考出品であったが、現段階で既に高いクオリティを見せていた。お湯に浮かべると吸い上げた水を噴射するというもので、七色に輝く噴水を楽しみながらお風呂に入ることができる。
この手の製品にしてはコンパクトで、先に紹介したオルゴール・スパとほぼ同じで手のひらサイズ。少し狭いお風呂でも邪魔にならない。8月発売予定で希望小売価格は3,360円となっている。
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ハナビでスパ! 参考出品ながら完成度が高い
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実際にお湯に浮かべたところも展示されていた。写真ではかなり高く噴射されている
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● くるりんアイスクリンがトッピングに対応
2008日本おもちゃ大賞とキッズデザイン賞を受賞した「くるりんアイスクリン」に、ヘッドユニットとなる「トッピンぐ~」が登場する。ヘッドユニットは単三乾電池4本で駆動するもので、大きな羽根でアイスクリームをかき混ぜてくれるというもの。またクリアパーツ部分にはトッピング用のクッキーやチョコレートを投げ入れる口があるため、安全な状態でオリジナルアイスの作成に挑むことができる。
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現在発売中のくるりんアイスクリン
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7月に登場するヘッドユニット「トッピンぐ~」。乾電池4本で駆動する
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展示されていた内部状態がわかるもの。大きな羽根が隅々まできれいにかき混ぜてくれる
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トッピンぐ~の頂部にはタイマーなどのボタンがある
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完成したアイス
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トッピンぐ~にはタイマー機能があり、5分、10分、15分から設定可能。くるりんアイスクリンのときは手動で回すため、トッピングアイテムを入れるタイミングが難しかったところを見事にフォローしたというわけだ。
登場は7月で、価格は9,765円。トッピンぐ~単体の販売もあり、すでにくるりんアイスクリンを持っているユーザーも安心だ。こちらは2,625円。
● ホームスターシリーズもラインナップ追加
自宅で本格的なプラネタリウムを楽しめるがコンセプトのホームスターシリーズ。本誌でもホームスターPURE、ホームスターSPAを紹介してきた。
2009年はガリレオが天体観測を行なってから400年目で、世界天文年と制定されるだけでなく、今世紀最大の皆既日食もあるなど天文イベントに合わせた販売強化を狙うメーカーも多い。その中でセガトイズは「ホームスターPRO 2nd edtion」と「ホームスター GLOBE」の2製品を新たに発表した。
ホームスターPRO 2nd edtionは、ホームスターPROと同等のレンズとLEDを採用していながら低価格化に成功している。また流星機能や日周機能、タイマー機能もあり、より楽しめるアイテムとなった。恒星原盤は2枚、月と地球が楽しめる原盤も付属する。
4月からの発売で、価格は23,625円。
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ホームスターPRO 2nd edtion。カラーはブラックとシルバー
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原盤セットなどの操作はそのままなので、すでに持っているユーザーならすぐに楽しめる
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ホームスター GLOBEは投影式ではなく、のぞき込んで星々を楽しむ天球儀だ。もちろん、開発は大平貴之氏で、500万個の星空を映し出す。各所に穴があり、レンズを動かしてのぞき込むのが使い方。外観には星座も描かれているので、どれがどの星座なのかをつかみやすい。恒星原盤を変更すればまた違う星空を眺めることができる機能も健在だ。
発売開始は6月で、価格は5,775円となっている。
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ホームスター GLOBE。140×215×170mm(幅×奥行き×高さ)と意外に小さい
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少々わかりづらいが、天球儀内部を撮影してみた
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■URL
株式会社セガトイズ
http://www.segatoys.co.jp/
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( 林 佑樹 )
2009/01/16 00:02
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