財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2007年6月の家電製品の出荷統計を発表した。国内出荷金額は合計で1,269億円で、前年同月比で5.1%の増加となり、3カ月連続で前年を上回った。
製品別では、対前年で2ケタ増を記録する品目が続出。空気清浄機(同38%増)をはじめ、電子レンジ(同17%増)、掃除機(同15.1%増)、炊飯器(同15%増)、IHクッキングヒーター(同14.7%増)など、好調な数字を見せた。また、冷蔵庫、洗濯機、換気扇、シェーバーも前年比でプラスとなった。同団体ではこの結果について、大型・高付加価値商品が伸長しているため、対前年との比較では、台数よりも金額の方が上回る品目が多いとしている。
台数ベースでは、IHクッキングヒーターの対前年13.4%増をはじめ、電子レンジ(同7.7%増)、掃除機(同4.9%増)、炊飯器(同0.6%増)で増加となった。IHクッキングヒーターは27カ月連続のプラスで、95%が200V仕様、約8割がビルトイン型となっている。掃除機は、キャニスター型(床移動型)とスティック型(たて型)ともに増加しており、前者が同4.7%増、後者が同10.6%増。電子レンジでは、オーブンレンジ型が同10.6%増となり、2カ月連続の増加となった。
マイナスとなったのは、洗濯機(同3%減)・冷蔵庫(同1%減)で、いずれも3カ月連続の減小。ただし、洗濯機はドラム式に限れば同10.3%増で、24カ月連続のプラス。また、洗濯乾燥機は同3.4%減ながらも、洗濯機全体における占有率は32.7%となり、同協会では「安定して3台に1台の割合になっている」としている。冷蔵庫では、容量が301-350L、401L以上のクラスで増加となり、特に451Lゾーンでは、同42.2%増と大幅な増加を見せ、8カ月連続での2ケタ伸長となった。
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2006年6月から2007年6月までの出荷金額の月別推移
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■URL
財団法人日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2007年6月の国内出荷実績
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2007/07.06/0706ka-koku.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/07/23 15:13
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