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家電製品ミニレビュー 東芝「ニッケル水素普通充電器 THC-16HR」
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~単一から単四、006P形まで対応できる充電器
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Reported by
清水 理史
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● 単一のストックがなくなり……
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東芝「ニッケル水素普通充電器 THC-16HR」
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ほんの1~2年前まで、我が家では単一や単二乾電池の消費量がとても多かった。子供の成長と共に使われなくなって、つい最近処分してしまったのだが、バイクのおもちゃ、エレクトーンのような楽器などでは、容量の関係で大きな電池が使われることが多く、そのための単一電池がストックされていた。
我々が子供の頃は、それこそ角形の006P(以下、6P)電池もごく普通に使われていたが、最近では電池と言えば単三か単四、しかも充電して繰り返し使える製品が主流になりつつあり、単一や単二、6Pの電池はすっかり我が家から姿を消してしまった。
そんな中、夜間、外の物置へとモノを取りに行くときに常用している懐中電灯の電池が切れたので、交換しようと思ってフタを開けたところ、出てきた電池を見て「単一だったか……」と少々驚きつつも、落胆してしまった。
単三の電池なら多少のストックもあるし、ゲーム機用に充電してある電池を使い回すこともできるので、すぐに交換できるのだが、単一となるとすぐには用意できない。
というわけで、電池を買いに出かけようかと思ったが、せっかくなのでこちらも充電式に切り替えようと考えて入手したのが、東芝の「THC-16HR」だ。
メーカー | 東芝 |
製品名 | ニッケル水素普通充電器 THC-16HR |
希望小売価格 | 3,990円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,520円 |
● 5つの電池に対応
この「THC-16HR」、ニッケル水素電池用の充電器だが、とにかく対応する電池が多彩なのが特徴だ。一般的な単三、単四はもちろんのこと、前述した単一、単二のニッケル水素充電池にも対応しているうえ、さらに6P型と5種類の電池の充電に利用できる。
充電器というと、コンセントに直に接続するタイプをイメージするかもしれないが、本製品は単一や単二に対応するため本体サイズは110×230×52mm(幅×奥行き×高さ)とかなり大きめで、電源もケーブルでコンセントにつなぐタイプとなっている。
その代わりと言っては何だが、同サイズの電池であれば単一~単四までを同時に4本、異なるサイズであれば同時に2本の充電ができるようになっており、これにより、よく使う単三×2本と、たまに使う単一×2本などという、異なる組み合わせでの充電にも対応できる。
使い方は簡単で、コンセントをつないで準備したら、ケースを開いて、中に電池をセットするだけだ。
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使い方は簡単。ケースを開いて
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電池をセット
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ランプが点灯。消灯すれば充電完了
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もちろん、電池のサイズはそれぞれ異なるため、単三を充電するときと、単一を充電するときで前後の接点の長さを変える必要があるが、これはマイナス側の端子をスライドさせることで対応できる。たとえば、もっとも長い単一の電池を2本セットする場合は、1本目を入れた後、2本目を入れるときにマイナス端子を一旦下に引っ張るようにしてスペースを確保してから電池を入れ、指を離せば固定されるという感じだ。
充電時間は電池のサイズなどにも依るが、おおむね12~13時間といったところ。電池をセットして充電を開始すると赤いランプが点灯し、消灯すれば充電完了という単純なしくみだ。
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内部。単一から単四、6P形の電池に対応する
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マイナス側の端子を引っ張っると
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単一などの大きな電池もおさまる
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● 6P形の充電も可能
このように単一から単四まで4種類の電池を2本~4本まで手軽に充電できる「THC-16HR」だが、これらに加えて6P形の電池の充電も可能となっている。
6P形の電池は、プラスとマイナスの電極が上部に並ぶという特殊な形状をしているため、単一から単四までの電池と同じ方法では充電できない。そこで、THC-16HRでは、単一から単四電池をセットするときのプラス側の端子部分に、6P形用の専用コネクタを用意している。ここに6P形の充電池を縦方向につないで充電するわけだ。
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6P形を充電するときは、まずカバーを外す
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6P形の充電池。上部にプラスとマイナスの両端子がある
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押し込むようにして接続すればランプが付いて充電開始
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ただし、コネクタが1つしかないため、同時に充電できるのは1本のみとなるうえ、6P形の電池と他の電池を組み合わせて充電することもできない。6P形を充電するときは、単独、かつ専用の充電器として使う必要があるわけだ。
とはいえ、冒頭でも少し触れたように6P形の電池というのは、もはやすっかり見かけないのだが、我が家では、唯一、先日購入した「chumby」という無線LANでさまざまな情報を取得して液晶画面に表示する機器が6P形の電池コネクタを搭載していた。
というわけで、充電して使ってみたのだが、残念ながら機器側が9V仕様なのに対して、今回利用した6P形充電池が8.4Vと若干足りないためか、数秒しか動作させられなかった。せっかく電池で、しかも充電しながら使えるかと思って期待していたのに少々ガッカリだ。
6P形の電池はラジコンのプロモや楽器などにも使われているようなので、こういった製品で使い捨ての電池を使っている人に向いていそうだ。
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我が家に唯一あった6P形電池使用製品「chumby」
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電池が8.4Vと9Vに少し満たなかったためか数秒しか動作しなかった……
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● 単価は高いが繰り返し使えてお得
このようにいろいろなサイズのニッケル水素充電池を充電できる「THC-16HR」だが、気になるのはコストだろう。
ニッケル水素充電池は、単四なら4本で1,500円前後、アルカリ乾電池なら同じくらいの値段で20本パックも購入できる。単一に至っては、アルカリ乾電池が1本140~150円程度のところ、ニッケル水素充電池は10倍近い1,300円前後もする。
とはいえ、充電式の電池の場合、製品や使い方によっても違いはあるが充電によって500回前後も繰り返し利用することができるうえ、使用時間もアルカリ乾電池よりも長い場合が多い。
このため、THC-16HRのような充電器の購入、そして電池単体の購入というイニシャルのコストを考えても、長く使えば元を取るのは難しくないだろう。単一や単二、そして6Pなど、特殊な電池を充電して繰り返し使いたいという人にはおすすめの充電器だ。
■URL
東芝ホームアプライアンス株式会社
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
製品情報
http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/lamp/thc_16hr.htm
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2008/12/04 00:01
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