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バンダイ「スペースワープ Start」
~スペースワープ初心者にピッタリの入門キット
Reported by スタパ齋藤
バンダイの「スペースワープ Start」。数あるスペースワープ・シリーズのうち、初心者に適したパッケージ内容となっている
スペースワープ
というインテリア玩具をご存知だろうか? そう、レールの上を鉄球が転がるヤツ。鉄球がトリッキーにループを回転したりする、ミニチュアのジェットコースターみたいな例のアレだ。映画「家族ゲーム」(1983年)の撮影セット内に登場したことで人気を呼んだりもしましたな。
ただ、スペースワープ体験者曰く、コースを作るのがけっこー難しいんだそうで。特にカーブ。初心者だとまずカーブで鉄球が落ちちゃうモンだという。しかし、初めての人でも簡単にデキるバージョンがあるという。バンダイの「スペースワープ Start」だ。早速購入し、試してみた。
メーカー
バンダイ
製品名
スペースワープ Start
希望小売価格
3,675円
購入場所
Amazon.co.jp
購入価格
2,646円
スペースワープ Startのパッケージ。“LEVEL1”とあり、スペースワープ・シリーズ中、作成などの難易度が最も低いことを示している
箱の中身はこんな感じ(本来の化粧梱包材を取り除いちゃいました)。スペースワープ・シリーズは、例のあの鉄球ジェットコースターみたいなのを作る“キット”なんですな。イチから自分で組み立てていくのだ
付属の取扱説明書。後述するが、非常に詳しく説明されているので、初めてスペースワープに触れる人でも安心して作っていける
上の写真のように、スペースワープ・シリーズはコースを全て自分で組み立てていくキットなんですな。例えば鉄球が通るレールのようなコースも、最初からデキているわけではない。1本の樹脂ラインを切って組み合わせて鉄球が走るように調整していくのだ。
この「スペースワープ Start」の場合、作れるコースは限定的だが、上位バージョンの
「スペースワープ3500」
、
「スペースワープ5000」
、
「スペースワープ10000」
などでは、非常に自由度の高いオリジナルコースの作成が可能。なお、
「スペースワープ desktop」
というコースレイアウトの自由度が少ない特殊なモデルも存在する。
さておき、以下、「スペースワープ Start」に含まれる主要なパーツ類を見ていこう。
コース全体の土台となるベース。この上にシャフトやギアボックスをセットしていく
シャフト。空中でコースを支える柱ですな
ギアボックス。単二形乾電池×1本で動き、ボールに位置エネルギーを与える、スペースワープの原動力部だ
レール。硬めの樹脂でできている。約5,000mm分付属し、作るコースに合わせて切断して使う
レールの内部は中空で、レールジョイントと呼ばれるピンを使って連結することもできる
様々なパーツ類が付属する。主にレールを支えたり調節したりするためのパーツだ
分岐パーツ。鉄球が転がるコースを2分岐させることができる
「スペースワープ Start」独自のパーツであるカーブパーツ
こちらも独自のパーツとなるループパーツ
こんなふうなパーツを組み合わせてコースを作っていくわけだが、注目すべきは「スペースワープ Start」独自のパーツであるカーブパーツとループパーツ。鉄球が転がるコースのうち、カーブやループは、これらの“既にコース形状が整っているパーツ”によって作れる。
前述のとおり、スペースワープ・シリーズでコースを作っていく時、最も難しいのがカーブやループのコース作りだそうだ。鉄球が転がるスピード、遠心力を考えつつの作成/調整が必要なので、作るのに慣れが必要でありかつ、時間もかかったという。
が、このカーブやループを形状調整済みの既成パーツとすることで、「スペースワープ Start」ではコース作りにかかる時間が大きく短縮したという。カーブやループにかかる調整の手間も減ったため、初心者でもすぐ作れる入門向けパッケージとなったわけだ。
では、早速「スペースワープ Start」でコースを作ってみよう。
ベースを組み合わせてコースの土台を作る。この上にコース全体が乗るのだ。コースの横幅は約60cm。奥行きは、コースの出来上がりまで含めて20cm弱となる
鉄球を上に持ち上げるリフトのような機構も作る
これはレールを支えるパーツ。シャフトに取り付けて使う
カーブやループのパーツに、レールが接続できる部品(レールサポート)を取り付ける
徐々にコースができてきた。でもまだ、レールがありませんな
レールを取り付けると、いよいよコースの全体像が見えてくる。レールの取り付けや調整に最も時間がかかる、と思う
説明書は詳しい図解入りなので、初心者でも混乱なくコース作成を進められる。原寸大の図も入っていて調整しやすい
写真も多々使われているので理解しやすい
巧く組み立てるため/鉄球を転がすためのの情報も多い。良くできた説明書ですな
結果、説明書どおりに組み立てていったら、ほとんど迷うことなく完成できた。撮影をしつつの組み立てで約2時間くらいかかった。組み立てに集中すれば1時間前後で完成するのではないだろうか。ともかく、組み立てた結果を見てみよう。
完成した状態。机上でも遊べるサイズに収まった。横幅60cm×奥行き20cm弱って感じですな
鉄球の流れはこのようになる。途中の赤丸が分岐地点で、そこから2つの鉄球が別のコースを通るようになる
鉄球を持ち上げる機構。モーターの動作音は「ウルサイほどでもない」という感じ
鉄球は、頂上まで持ち上げられるとコースに沿って下っていく
専用パーツのおかげでループも一発でキマる
もちろん、カーブでボールがコースアウトしてしまうこともない
2つの鉄球がコースを転がっていく様子
分岐パーツにより、それぞれの鉄球が別のコースへ向かう様子
鉄球がカーブパーツを通る様子
鉄球がループパーツを通る様子
てな感じで、無事にコース完成。ちなみに、最も手間取った作業はコースの微調整。カーブやループは既成パーツにより問題なく鉄球が転がるが、樹脂レールを切り取って作るコース部分で調整が必要になる。無調整で巧く鉄球が転がることもあるが、多くのケースで「レールを調整しないと鉄球が落下する/つっかえる/スピードが落ちる」といった問題が起きる。
ただ、この調整~鉄球の滑らかな転がりを追求していくあたりは、スペースワープの1つの醍醐味だと感じる。もっと巧く、もっとスムーズに、もっと速く!! と、ついついハマっていったりして。
正直、「スペースワープ Start」はホント手軽にスペースワープの世界へ入っていける入門セットだと感じる。かなり容易に遊べるのだ。また、このセットでスペースワープのオモシロミを知ってしまうと、もっと自由度の高い上位バージョンが欲しくなる。拙者は現在、上位バージョン買う気満々モードっす。
てなわけで、スペースワープには興味があるんだけど、難しそうだしなァ……と手を出しそびれている方に、この「スペースワープ Start」はスゲくオススメ。組み立てる楽しみと眺める楽しみがあり、失敗する不安が非常に少なくてこの実勢価格ってのも大きな魅力だ。
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URL
株式会社バンダイ
http://www.bandai.co.jp/
製品情報
http://www.asovision.com/spacewarp/start.html
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2008/11/27 00:01
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