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貝印「CAKE・MATE 電動粉ふるい」

~ケーキ作りに便利な電動粉ふるい
Reported by 安部 陽子

貝印「CAKE・MATE 電動粉ふるい」
 お菓子作りのおもしろい所は、レシピ通りに作っただけで、おいしくできあがってしまうところだ。味は、プロが作ったお店のお菓子にはかなわないかもしれないが、焼きたてのふっくらした膨らみ具合を眺めたり、オーブンから漂ういい匂いをかいだりすると、日々の雑多なストレスが吹っ飛んでいく。だから、お菓子を作りはクセになる。

 そんなお菓子づくりの下準備に必ずあるのが、小麦粉をふるう工程だ。小麦粉をふるうのは、粉のダマを取り除いたり、粉に空気を含ませる役目があるようだ。粉をふるうため道具はさまざまあるのだが、今回は電動で粉をふるう製菓道具をご紹介したい。貝印のCAKE・MATEシリーズからでている「電動粉ふるい」だ。

メーカー貝印
製品名AKE・MATE 電動粉ふるい
希望小売価格2,100円
購入場所楽天市場
購入価格1,470円(送料別)


外箱
内側の様子
底面の裏側

片手で持っているだけで、粉がふるえる

 「電動粉ふるい」の形は、円柱形の容器に短い持ち手がついており、見た目は小さな片手鍋のようだ。材質はプラステイックで、本体カラーは真っ白。シンプルで機能的な形なので、製菓道具というより、ちょっと電化品よりの雰囲気が感じられる。

 持ち手の部分に乾電池ボックスがある。電源は単二乾電池1本で、これは別途購入する。乾電池ボックスの前にあるのは、ON/OFFの切り替えをする電源スイッチだ。作業しながら電源のON/OFFを操作できるように工夫されている。


乾電池ボックスは持ち手のところにある
電源スイッチは指先で操作できる
底面の網部分。取り外しが可能だ

 粉を入れる容器部分の大きさは直径14.3cm×高さ10.3cm。容器いっぱいに小麦粉を入れると、約500gが入る。容器の底面に網がついており、スイッチを入れると網だけが振動する。この網の振動で、粉がふるわれ、網の下から落ちていくという仕組みだ。この間、手は本体の持ち手を持っているだけでよく、左右に振ったり、叩いたりして動かす必要はない。


素早く粉がふるえて、下準備がラクラク

 さっそく、小麦粉をふるって、シフォンケーキを作ってみよう。

 容器部分に小麦粉を入れて、持ち手の電源スイッチを入れる。すると、ブルブルブルブル……と、振動が始まって、容器の中の小麦粉がどんどん減っていく。小麦粉が落ちていくスピードはとても早い。中の様子を見ると、すり鉢状になった底面の中心に向かって、小麦粉が吸い込まれているような感じだ。150gの小麦粉は、25秒ほどでふるい終わった。


容器に小麦粉を入れる
持ち手の電源スイッチをいれる
ものの数秒で、小麦粉がふるい終わった。真下に落ちたので、パレットの外側に飛び散っているようなこともない

150gの小麦粉をふるう様子。25秒ほどで終わってしまった

カップ型の粉ふるいで、同じ時間小麦粉をふるって比べると、「電動粉ふるい」のスピードの早さがわかる
 振動はそれほど強くないので、持ち手を持っている手に負担がかかることもなかった。調理用パレットの上でふるったものを見ると、小麦粉はちゃんと真下に落ちているのがわかる。粉をふるう道具には、カップ型のものや、網じゃくし型のものなどさまざまあるのだが、どれも道具を左右に揺らしたり、手で叩いたりして使うので、どうしても粉が回りに飛び散ってしまう。電動粉ふるいの場合本体の網の部分だけが振動するので、粉が飛びちることなく、真下に落ちている。

 粉がどんどんふるわれていく様子を見るのが面白くて、ついついたくさん小麦粉をふるってしまい、シフィンケーキは、いつもの倍の大きさになってしまった。できあがったケーキの生地の断面を見ると、キメがそろっていて食感もなめらか。いつもより気持ち、フカフカで弾力がある感じがある。


焼きあがったシフォケーキ。よく膨らんでいる
生地の断面はキメ細かくできたようだ

 クリスマスが近いので、ガトーショコラも作ってみた。材料は、チョコレート、ココア、薄力粉、バター、生クリーム、卵、グラニュー糖。材料のココアをふるうときも本製品を使ってみたが、ココアも問題なくふるうことができた。


焼き上がったガトーショコラ
クリスマスを意識したデコレーションを施した。ケーキ好きの私にとってはクリスマスとは、クリスマスケーキを食べる日である

 お手入れ方法は、底面の網を半時計周りに回して取り外し、網は水洗いする。本体は、水洗いできないのだが、手で軽く叩いたり、布などで拭くと付着した粉は、ほどんど落とすことができた。しかし、直接、食品が触れる部分ので、本体の内側も水洗いできるようになると、もっと使い勝手がよさそうだ。


お手入れ方法は、底面の網を外して、網を水洗いする
網を取り外した様子

 以前ならレシピに、「前もって粉をボールにふるっておき……」とか、「ふるっておいた粉をAに入れ……」と書いてあると、「あぁまたか」と面倒な気持ちがあったが、電動粉ふるいを導入してからは億劫に感じなくなった。粉が飛び散ることもないので、ケーキ作りをするといつも台所がスゴイ状態になる――という人にもおすすめだ。





URL
  貝印株式会社
  http://www.kai-group.com/jp/index.html
  製品情報
  http://www.kai-group.com/jp/sweets/sweets_basic/sweets_basic_powderedspirited/item/000DL5901.html



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2008/11/21 00:03

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