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白元「レンジでゆたぽん」
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11月に入った途端に冬が一気に近付いてきた気がする。冬は好きな季節だが、あくまでも「暖かい場所から寒そうな外を見るのが好き」なだけで、寒いのは苦手だ。盆地で生まれ育った旨を東京の人に伝えると、「じゃあ寒いのは慣れてるんじゃないの?」と言われるが、やはり寒いものは寒い。
以前、薄型フットヒーターのレビューを書いたときにも触れたが、筆者はここ数年冷え性に悩まされ続けている。真冬は寝るときにも靴下を履いており、「なんとなく健康に悪そう」とは思っていたのだが、やはり良くないらしい。足を締め付けてしまうので血行の流れが悪くなり、逆効果になるそうだ。電気毛布は体に悪そうな気がして手を出していないのだが、何かいいアイテムはないだろうかと考えているところに、白元の「レンジでゆたぽん」を発見した。
メーカー | 白元 |
製品名 | レンジでゆたぽん |
希望小売価格 | 1,050円 |
購入場所 | セブンイレブン |
購入価格 | 1,050円 |
白元は防虫剤や消臭剤、アイスノンやホッカイロを販売するメーカーだ。ちなみに「レンジでゆたぽん」のシリーズとして、「レンジでゆたぽん首・肩用」や「レンジでゆたぽん あったかスリッパ」、「リラックマ ゆたぽん」などもある。
● 繰り返し使えるので経済的
「レンジでゆたぽん」の最も便利な点は、繰り返し使えるという点だ。発想としてはアイスノンの温かいバージョンといったところだろう。アイスノンがジェルを冷凍して使うのと同じように、「レンジでゆたぽん」も中にジェルが入っており、このジェルを電子レンジで温めて使用する。一度使って捨てるのではなく、何度も利用できるというのが経済的かつエコな製品だ。
また、セットされている専用カバーも洗えるようになっている。カバーは派手なオレンジ色。さほど肌触りがいいとは言えないが、「温まる」という点においては問題がない。
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説明書はついておらず、外箱に説明が書かれているのみ
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本体とカバー。派手なオレンジ色だが、見た目にも温かい
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枕カバーと同じ要領で本体を専用カバーに入れて使用する
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● 電子レンジでチンするだけで温かさが約7時間持続
使い方はいたって簡単。2重構造になっており、外袋は破らずに使用する。本体を電子レンジに入れて加熱すれば、それだけで湯たんぽ代わりになる。
加熱時間は500Wの場合、3分10秒。600Wの場合2分40秒。温かさが足りない場合は、本体を手で揉みほぐして温かさを確認しながら10~20秒ずつ加熱していく。業務用レンジの使用は禁止されているのでやめておこう。
パッケージには温かさが約7時間持続すると書かれているが、これは布団の中に入れて使用した場合のこと。もしも肩や首にあてて使用するとなれば外気に触れるので、保温時間はもう少し短くなってしまう。
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分厚いビニールで覆われた本体。外袋は破ってはいけない
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本体の裏面。「レンジでゆたぽん」の文字が散りばめられている
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食品を温める際と同じように加熱する。加熱時間を守らないと、中袋が破れる恐れがある
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● 取り出す際の火傷に注意
我が家の電子レンジは500Wなので、とりあえず3分10秒加熱することにした。加熱中は特に物音もせず、普通に食品を温める際と同じようにレンジ皿でくるくる回っていた。ちなみにターンテーブルのない電子レンジでも使用できる。
3分10秒が過ぎ、温かさはどんなものかと思って触ってみると、四隅がかなり熱くなっており、火傷しそうになってしまった。本体上部に「この部分を持って、レンジから取り出してください。」とオレンジ色の帯になっている部分があったのだが、ついつい普通にジェル部分を持ってしまったのがいけなかったようだ。揉みほぐして温度を確認する際も、四隅には注意しよう。
● サイズは思ったよりも小さい
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新聞紙と比べた時点では小さいとは思わなかった
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温め終ったら、付属の専用カバーに入れて布団の中に入れて使用する。使用前に新聞紙とサイズを比較していたのだが、新聞紙1枚の約4分の1で、程よい大きさだと感じた。しかし、実際に足を乗せてみると、思った以上に小さい。これでは寝ている間に足が落ちてしまう。小さな面積にひと晩中足を乗せていられるのかが心配だ。
実際に寝るときに使用してみたのだが、寝相があまりよろしくない筆者は、朝になると足元からはるか遠くへ追いやってしまっていた。これではせっかくのゆたんぽの意味がない。そんな人のために「レンジでゆたぽん」には「レンジでゆたぽんLサイズ」が用意されているのだろう。Lサイズは通常サイズの2倍なので、女性に比べて足が大きな男性などはLサイズの方がオススメだ。
しかし、柔らかさとしては何の申し分もない。電気あんかは固いので、どうしても寝るときに気になってしまうのだが、中身がジェルなのできちんと足にフィットしてくれる。
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足を乗せてみると、見た目よりも小さく感じる
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ジェルなので程よい弾力があり、使い心地がいい
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● コンビニやドラッグストアで気軽に手に入るのが最大の利点
かなりの低価格にも関わらず何度も使えるというのは最初にも述べたが、コンビニやドラッグストアで手軽に入手できるというのも大きな利点だ。寝るときに足を温めるだけでなく、デスクに座りながら腰やお腹など温めたいところに当てておけばカイロ代わりになる。使い捨てカイロと違い、何度も繰り返し使えるので会社に置いておくというのも1つの手だろう。
■URL
株式会社白元
http://www.hakugen.co.jp/index.html
製品情報
http://www.hakugen.co.jp/products/prd3022.html
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