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ゼブラ「スパイラルシリーズ」を試す
Reported by 本誌:阿部 夏子
ゼブラ「ニュースパイラルT」
文房具を選ぶときの最終的な判断基準はデザイン……という人は少なくないのではないだろうか。毎日使う物で、どこでも買えるものだけに自分らしさや、こだわりをさりげなく表現したい――今回は私が最近見つけた“私らしい”かつ“使える”文房具をご紹介したい。
街をぶらぶらと歩いていたときに「これ私じゃん」と思わず手にした製品が今回紹介するゼブラの「スパイラル」シリーズだ。ツイストされた特徴的なデザインと、カラフルな色にビンビンきてしまった。実はこの製品、以前取材で訪れたグッドデザインEXPO2008にも出展されていたもの。その時から気になって、記事として取り上げた製品でもある。その時からそのビジュアルには惹かれる所があったものの、なにしろ様々な色とデザイン、そしてオシャレな人々がごった返す会場では、「すぐに買おう!」とまではならなかったのである。
が、街の文房具屋さんに置いてあるとその独特なデザインとカラーが目立ちまくっいて、これは! と思わず購入してしまった。
今回購入したのは「ニュースパイラルT」シリーズの油性ボールペン(0.7mm)と、シャープペン(0.5mm)。赤と黒のボールペンにシャープペンもついた多機能タイプの「ニュースパイラル2+S」の3製品。本体カラーは全て違う物を選んだ。
メーカー
ゼブラ
製品名
ニュースパイラルT BA52-PGR
ニュースパイラルT MA52-ORBL
ニュースパイラル2+S SA1-SBL
希望小売価格
630円
630円
1,575円
購入場所
渋谷ロフト
購入価格
同額
製品パッケージ
原色系の本体カラーと独特な形状が特徴
シャープ0.5mm
0.7mmの油性ボールペン
黒と赤のボールペン、0.5mmのシャープペンがセットになった多機能タイプ
まずは特徴的な形状から見ていこう。パッと目に付く独特のスパイラルラインはゼブラが早稲田大学の野呂影勇教授と共同で研究・開発した人間工学に基づいたものだという。それは実際に製品をもってみればすぐにわかる。見た目には若干うるさそうな持ち手部分の凹凸が手に握ってみると不思議としっくりとくる。
パッケージ裏には検証結果が記されている
早稲田大学教授と開発を進めた製品だという
ぞうきんを絞ったあとのような特徴的なスパイラルライン
下の方から見ると波のように凹凸がつらなっている
正面から見たところ
手の指の形状に馴染むのは持ち手部分だけではない。ペン先のすぐ上のグリップ部分にもしっかりと指先にフィットする。グリップ部分に加工が施された製品は「Mr.グリップ」が有名だが、スパイラルシリーズのグリップはそれとはひと味違う加工が施されている。グリップ部分をよく見ると、微妙に角度が付いているのがわかる。この角度が指先にちょうどよくフィットするため、力を入れても指先が痛くならないのだ。
グリップ部分は三角形の回りに円を描いた様な「三角形状グリップ」を採用している
写真ではわかりづらいが、菱形のような面が設けられている
書くときに指先にかかる圧力が全然違うので疲れにくい
これは、1日中シャープペンを握っていた予備校時代に欲しかった……当時はひと指し指のよこっちょに“ペンだこ”を作ることがちゃんと勉強しているという証だったが、スパイラルシリーズならおそらくペンだこは出来ないだろう。
と、まぁ機能の方はバッチリな製品だが、私が何よりひかれたのはやっぱりデザインだ。特徴的な形状はもちろん、何よりツボなのはそのカラーリング。原色バリバリでドハデなカラーは、“機能を備えた日本メーカーのボールペン”というよりは“アメリカ土産で買ってきたオバカなボールペン”で、原色好きな私にはど真ん中だった。
しつこく言わせてもらうとピンクとグレーのコンビネーションとか最高です。と、まぁ結局は個人の趣味に……というオチになってしまうが、文房具で個人の趣味を語れるというのはやっぱりイイ。それも老舗のボールペンメーカーで、機能もハイスペックなものだ。
個人的にかなりツボだったピンクとグレーのコンビネーションカラー
細かい所まで色が配置されているこだわり具合もまたイイ
最後に、一点だけ気になったところがあるのでそこを述べて終わりにしたい。黒と赤のボールペンとシャープペンが一体になった多機能タイプの「ニュースパイラル2+S」のペン先切り替えがかなりわかりにくいのだ。持ち手の形状が特殊なため、ペン先の切り替えはグリップの上部分を回して行なうのだが、目印が記号でなかなか覚えられない。機能とデザイン優先で作ったゆえに、切り替えもなるべく目立たないようにした、というのはわかるが利便性ではちょっと不満が残る。いくら最近のトレンドだといっても無理に多機能タイプ出さなくても良かったんじゃないかな……という気もする。
ペン先の切り替えはグリップの上で行なう
シャープペンが▽、●が黒の油性ボールペン、○が赤の油性ボールペンなど記号での切り替えでわかりにくい
赤ボールペンはペン先に赤が引いてあるなどの工夫がされている
最近の文房具売り場は行くたびに新しい機能やデザインが溢れていて、かなり楽しめる。文房具売り場から足が遠のいているという人はぜひ足を運んで“自分らしい文房具”を探してみてはいかがだろうか。
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URL
ゼブラ株式会社
http://www.zebra.co.jp/
「ニュースパイラル2+S」製品情報
http://www.zebra.co.jp/pro/spiral2_s/index.html
「ニュースパイラルT」製品情報
http://www.zebra.co.jp/pro/spiral/index.html#nst
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