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やじうまミニレビュー 三菱レイヨン「クリンスイ モノ102」
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~水道水をお手軽に「おいしい水」にする清水器
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Reported by
西谷 有人
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三菱レイヨン「クリンスイ モノ102」
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よく「世界で一番安全」などと言われる日本の水道水。だが蛇口から流れ出る水には、殺菌のための塩素化合物などが含まれている。簡単にできるのであれば少しおいしい水を飲みたいという人も多いだろう。
そこで今回は、クリンスイブランドの清水器「モノ102」を試用してみた。4千円ちょっとというお値段は清水器としてはお手軽な部類に入るが、その実力はどうなのだろうか。
メーカー | 三菱レイヨン |
製品名 | クリンスイ モノ102 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 4,332円 |
● キッチンで邪魔にならないコンパクト設計
この「モノ102」は、水道の蛇口に直接取り付けるタイプの清水器だ。コンパクトなデザインであり、しかも左右を逆に取り付けることもできるので、狭いキッチンシンク内でも邪魔にならない。
蛇口への取り付けは、付属の取り付け部品を使用する。A、B、C、Dセットの4種類が付属しているので、たいていの家庭用蛇口に取り付け可能だ(標準を大きく外れたサイズの蛇口や、断面が正円でない蛇口、センサー付きの蛇口などには取り付けできない)。
本体の一方には、濾材カートリッジを内蔵した円筒が設けられ、その反対側には操作ダイヤルが位置する。
ダイヤルは「原水(ストレート)」「原水(シャワー)」「清水」の3つに切り替えることができる。
「原水(ストレート)」にした場合は、元の水道水がそのまま、濾過されずに流れ出る。「原水(シャワー)」でも、濾過されないという点は同様で、水がシャワー状に流れ出すので、洗い物などをする時に最適だ。
そしてダイヤルを「清水」に合わせると、濾過された水が、濾材カートリッジ筒の下から流れ出すのである。飲用や料理に適した、おいしくきれいな水である。
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写真左にある円筒がろ過カートリッジ部、中央が蛇口への接続部、そして右には切り替えダイヤルがある。なおキッチンの形状に応じて、左右を逆にして使うことも可能だ
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アングルを変えて写真撮影してみた。蛇口との接続部のパッキンも消耗品なので、劣化してきたら交換の必要がある
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蛇口への接続部品として、この4セットのパーツが付属している。これで大半の家庭用蛇口に対応している
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● 雑味が取り除かれ、そのままゴクゴク飲める!
実際に、本機で濾過された「清水」を飲んでみたのだが、正直、驚いた。そのままの水道水に比べ、明らかに味の違いが実感できた。「おいしい」のである。
水道水の味は地域によって差が大きいが、私の住む地域の水道水は、カルキ臭と生臭さが感じられ、あまり飲みたいとは思わない味であった。そのため、ペットボトルの水を大量に買い込み、家に常備していたのである。
だが、この「モノ102」で濾過された水には、雑味がほとんど感じられなかった。ペットボトルの水と、ほとんど変わらない味なのである。
これなら、何の問題もなくゴクゴクと飲める。ペットボトルの水を買う必要もなくなるので、手間もかからず経済的にもかなりの節約ができそうである。
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蛇口に取り付けて使用中。「清水」を流し出す場合、水はカートリッジ部の筒の下から出てくる形になる
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「原水(シャワー)」モードでの使用。この状態ではそのままの水道水が流れ出る。洗い物などの時に向いている
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水流の切り替えダイヤル。「原水(ストレート)」「原水(シャワー)」「清水」の3つを、これで切り替える
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● 三重構造のフィルターで混入物質を除去
水道水というものには、殺菌・消毒を目的として、塩素化合物が一定以上の濃度となるように配合されている。これが日本の水道水の安全性を確保してくれているのだが、同時に水道水独特の「カルキ臭」の原因ともなっている。
また、この塩素化合物が水中で変化して発生するトリハロメタンという物質には、発ガン性があるとも言われている。
さらに、水道水には雑菌や固形鉛などのさまざまな濁りも含まれている。これが「生臭い味」として感じられるのだ。
この「モノ102」は、「イオン交換繊維」「活性炭」「中空糸膜フィルター」という3段階のフィルターによって、これらを効率よく取り除く。
「家庭用品品質表示法」により定められた除去対象13物質のうち8物質と、加えて鉄、アルミニウムの2物質を除去し、よりおいしく、安全性の高い「清水」を提供してくれるのだ。
● 性能維持のポイントは、適切なカートリッジ交換
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濾過された「清水」は、そのままおいしく飲むことができる。通常の水道水とは比べ物にならない、すっきりした味だ
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本機の濾材カートリッジは消耗品であり、定期的な交換が必要である。
交換時期は使用条件によってまちまちだが、「清水にカルキ臭がするようになった」「清水の流出量が著しく少なくなった」といった状態になったら交換が必要である。大まかな目安として、1日10L使用した場合、およそ3カ月ほどが交換時期となる。
また、気をつけたいこととして、洗い物などに「清水」を使用してしまうと、カートリッジの寿命が無駄に縮んでしまう。これは実にもったいないことなので、この場合は「原水」を流すようにしたい。
ともあれ、安全でおいしい水が、蛇口から文字通り「湯水のように」味わえるというのは素晴らしいことだと思う。
食べる物は人それぞれでも、水を飲まない人はいない。この「モノ102」は全ての人に、自信を持ってオススメできる、まさに一家に1つのスグレモノである。
■URL
三菱レイヨン株式会社
http://www.mrc.co.jp/index.html
製品情報
http://www.cleansui-club.co.jp/cls/product/faucet_direct/md102-sv.html
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2008/10/01 00:02
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