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家電製品ミニレビュー
セイコークロック「ツイン・パ SQ684S」

~温湿度計と不快指数表示を備えた正確な電波クロック
Reported by 林 佑樹

銀と白を基調としたデザイン。大人しいのだが液晶が大きく、時刻などは見やすい
 デスクトップの右下、もしくはMacならば右上にある時計を全力で愛用している人は多いと思う。またデスクトップガジェットで時計を表示して、机や部屋には時計はないなんて人もいるのではないだろうか。筆者もそうで、自宅でパソコンとにらめっこだから机の上に時計はいらない派だった。しかし、出会いとはあるもので、Amazon.jpでなんとなく時計を見ていたら、温湿度計と不快指数を示してくれるセイコークロック「目覚まし時計 デジタル 電波時計 ツイン・パSQ684S」を見つけた。

 筆者の部屋は秋になったといえども暑い。パソコンはPhenom 9850 Black EdtionとRadeon 4870の爆熱仕様であり、さらに近くにはオーディオ機器もあるため、常時28℃以上となっている。厳密にはパソコン周辺だけが暑いのだが、その近くで作業する以上、パソコン周辺の温度を基準にしなくてはならない。ちなみに、隣の部屋へ行くと肌寒く感じるので、そろそろ部屋全体のエアフローを考慮すべきかと考えている。

 そんなことが脳裏をかすめたことと、大型液晶で視認性のいい時刻表示の大切さ、さらに温度と湿度がわかれば冷房・除湿のタイミングもわかり、快適に過ごせるだろうということで、例によって即ポチの衝動買いである。また電波クロックを触ったことがなかったので、電波時計への好奇心もあった。

メーカーセイコークロック
製品名ツイン・パ SQ684S
希望小売価格5,775円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,043円


 本機のサイズは9179×48×93mm(幅×奥行き×高さ)、液晶部分の実測は144×40mm(幅×高さ)と非常に大きく、2~3m離れていても視認性がいい。とくに現在時刻の表示は約15×33mm(幅×高さ)、文字の太さは約3.5mmであり、すこぶる見やすい。デスクトップの極小時計だと注視しなくてはならないが、本機の場合だとチラ見で時刻がわかるのだ。


背面は目覚ましのON/OFFスイッチや電波受信ボタンなどがある。頻繁に操作することはない
上部にあるボタンはライトボタン兼スヌーズボタン
LEDバックライトはオレンジ。約5秒間点灯する

 現在時刻以外も5~6×10~12mmと余裕をもったサイズで、日付、曜日、温度、湿度が数値で表示される。実をいうと筆者宅には曜日がわかるものはWindowsの時計とケータイくらいで、日付しか頭にないのだが、曜日が自然と目に入ってくるので使い出してから曜日感覚が戻ってきた。さらに言えば、祝日がわかる機能があれば完璧だったと思う。


いずれの表示も太く、チラ見レベルでもしっかりと目に飛び込んでくる
現在時刻は12時間、24時間から選ぶことができる
電源は単三形乾電池2本。付属のマンガン電池で約1年動くとのこと

 快適度は実数値ではわかりにくいため、青・緑・赤のバーのアイコン位置で現在の快適度を教えてくれる仕組み。段階は全6段階で青は不快指数60以下で体感では肌寒いとなり、緑は不快指数61~75までで、不快指数70前後がもっとも快適となる。そして赤へ行くと不快数80以上で蒸し暑い状態を示す。それほど頻繁に変動する表示ではないが、なんとなく暑い・寒いと思ったとき、空調の度合いを決めやすくなるのでかなり便利な機能だと感じている。


パソコンから離れた場所で撮影していたときの快適度。やや室温と湿度が高いようだ
パソコンの直上に設置しみたところ。表示では27.6℃となっているが、このあと29℃まで上昇した。家のどこでも不快指数が高いようだ……

 電波クロックとは、すっかり標準機能となりつつある正しい時刻を表示するものだ。仕組みをカンタンに説明しよう。

 そもそも、電波で飛ばされてくる時間の情報は情報通信研究機構(以下、NICT)ところから送られてくる。NICTが運用する原子時計の時刻情報は、国内2カ所から広域に送信されており、その誤差は10万年に1秒。つまりいつでも秒単位で正確な時間を知ることができるというわけなのだ。最初の設定も楽で、背面にある受信ボタンを押すだけでOK。受信できる環境であれば、しばらくすると自動的に日時を設定してくれる。その後は午前2時から3時間ごとに自動的に電波を受信するので、時刻ズレを気にする必要はまずない。

 ただ電波を受信する都合上、多少の制限が生じるので少し設置場所を考えなくてはならない。説明書によると、ビルの中やビルの谷間、地下、高圧線の近く、家電製品の近く、乗り物の中、スチール机など金属製家電の近くなどの場合は、受信に失敗する可能性があるため、それらから離れた窓に近い場所への設置が推奨されている。


電波の受信が始まると現在時刻の右上に、福島からの受信ならE、九州からならWが表示される
受信に成功するとEかWの上にウェーブのアイコンが表示される。受信できなかった場合は表示されない。ちなみに場所はパソコンの直上だ

パソコンから近いモニタ近くに設置してみたところ、電波受信に失敗。アイコンが一切表示されなかった
 筆者宅では、本機を窓よりのメタルラックに設置している。メタルラックの下には音源とパソコンがあり、電磁波ノイズの塊のような場所なので、もしかしたら受信しないかと思ったが、すんなりと受信している。ボーダーラインは不明だが、窓際であれば問題なさそうだ。ちなみにモニター近くへ動かして見たところ受信に失敗した。不可視波形なので場所が悪いとしかわからないので、もし設置してみて電波を受信しないようなら、少しズラしてみるなどしてみるといいだろう。

 なお、電波受信が不可能な環境用にクォーツでの駆動も可能となっている。そのときの平均月差は±30秒なので、ある程度わかればOKならばクォーツでも問題ないレベルだ。

 視認性の高さからビジネル用途向きと思いがちだが、目覚まし機能だけでなく、スヌーズ機能もあり、日常生活でも活躍してくれる。枕元へ置いておくもよし、机の上に置いて、作業効率を意識するもよしだ。しっかりと時刻を知りたい、ついでに温度や湿度も知りたいというわがままなユーザーの要求に応えてくれる置き時計だと思う。





URL
  セイコークロック株式会社
  http://www.seiko-clock.co.jp/
  製品情報
  http://www.seiko-clock.co.jp/search/product/clock_search/select_detail.php?skey=bW9kZWw9U1E2ODQ=&model_no1=SQ&model_no2=684&frame_color_code=S

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2008/09/30 00:01

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