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タイガー「コーヒーメーカー ACO-A」
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ストレスに満ちた日々を送っている我々。そんな中、ひと時の癒しを提供してくれるのは、やはり一杯のコーヒーである。
ならば、缶コーヒーやインスタントで済ませるのではなく、自分の手でドリップした「本物のコーヒー」をこそ、味わいたいもの。
そこで、タイガーのコーヒーメーカー「ACO-A」を使ってみた。水出しコーヒーも作れる本格的なコーヒーメーカーだが、その使い心地と、コーヒーの味わいはどんなものだろうか。
メーカー | タイガー魔法瓶 |
製品名 | ACO-A060 |
希望小売価格 | 10,500円 |
購入価格 | 5,144円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
● 湯沸し不要、本格的機構のコーヒーメーカー
本機は、本体の上部に水容器を、下部にコーヒーサーバーをセットするというオーソドックスな構造。コーヒーサーバーの上にフィルターをセットし、そこにコーヒー粉をセットする。
別にお湯を沸かす必要はなく、水とコーヒー粉をセットして、あとはスイッチ1つで、おいしいコーヒーがドリップされ、コーヒーサーバーに溜まるというわけだ。
水容器とコーヒーサーバーには細かく目盛りが設けられ、何杯飲むにはここまで水を入れる、という目安となっている。
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上部に水容器を、下部にコーヒーサーバーをセットするオーソドックスなデザイン。写真左の支柱の一番上には、蒸気の噴き出す穴があるのでやけどに注意
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上部にセットする水容器。ホット、アイス、そして水出しドリップ、それぞれの場合に応じた適量目盛りが書き込まれている。ホットの場合、標準マグカップとデミタスカップで別目盛りとなっている
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● 本格コーヒーがすぐ飲める「温水ドリップ」
それでは、さっそく使ってみよう。
本機は「温水ドリップ」と「水ドリップ」の、2通りの使い方が可能だ。まずは、飲みたい時にすぐコーヒーが味わえる「温水ドリップ」を試してみる。
コーヒーサーバーの上にプラスチック製のフィルターをセット。さらにペーパーフィルター(5枚ほど付属しているが、もちろん市販の物も使用可能)をセットする。そして、作りたい量に応じたコーヒー粉を入れて本体下部にセット。そして、本体中央にある切り替えツマミを「HOT DRIP」に合わせる。
次に水容器に、同じく作りたい量に応じた水を入れ、本体にセット。そしてコンセントを差し込み、メインスイッチをONにする。一度に作れる量は、マグカップでおよそ6杯分だ。
しばらくすると、水が加熱され、沸騰する蒸気音が聞こえ始める。そして熱せられたお湯が落ちていき、ドリップコーヒーとなってコーヒーサーバーに溜まっていくのだ。出来上がりまでの時間は、量にもよるが、およそ3~8分だ。
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コーヒーサーバーに紙フィルターと、自分のお気に入りの銘柄のコーヒー粉をセット。紙フィルターは5枚ほど付属しているが、すぐに無くなってしまうだろうから、自分で購入する必要がある
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本体中央部のスイッチ。真上に向けるとストップ、左に回すと温水ドリップ、右に回すと水出しドリップだ
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さっそくカップに注いで飲んでみる。とりあえずはブラックで味わってみた。
味もさることながら、芳醇なコーヒーの香りが鼻をくすぐる。本物のコーヒーらしい香りである。
なお、コーヒーサーバーの下には保温板が設けられており、コーヒーの保温が可能である。ただ、出来立ての風味を損なわないためにも、保温は15分程度までにしておきたい。
また、アイスコーヒーも試してみた。水容器に書かれたアイスコーヒー用目盛りにしたがって、ホットよりも濃くなるようにドリップ。そして氷を入れたグラスに注ぐ。こちらも上々の旨さである。
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温水ドリップ中。スイッチを入れて数分で、淹れたてのドリップコーヒーがコーヒーサーバーに溜まる
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抽出完了! さっそくカップに注いで、ゆっくりと味わう。本格的なドリップコーヒーが、自宅で手軽に作れるのは大きな魅力だ
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濃い目に抽出して、氷を入れたグラスに注ぐとアイスコーヒーに。水容器の細かな目盛りのおかげで、とても簡単に作ることができる
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● さらなる味わいを求める人は、水出しドリップを!
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水出しコーヒーは、ツマミをウォータードリップにする
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さて、ここまでなら他の小型コーヒーメーカーでもできること。しかし本機には、さらなる味わいを求める人のために、水出しドリップ機能がついている。
沸騰したお湯ではなく、冷たい水で一滴ずつ、コーヒーを抽出する。これにより、微細な香りまで損なうことなく、コーヒー豆本来の味と香りを完全に味わいつくすことができるのだ。
水出しの手順は、水容器とコーヒー粉、コーヒーサーバーのセットまでは前述の温水ドリップと同様だ。ただし分量は異なる(水出し時の水の量も、水容器の目盛りに明記されている)。
そして、電源はONにしない。コンセントも不要だ。一切加温をしないのである。
本体中央にある切り替えツマミ。これを「WATER DRIP」と書かれた右側に回すと、水がコーヒーサーバーに落ちていく。この角度を微妙に調節し、1秒間に1滴の滴下ペースになるように調節しよう。
ドリップが完了するまでの時間は、こちらも量にもよるが、3~6時間ほど。「飲みたい時にすぐ」というわけにはいかない。
実際に、この方法で水出しコーヒーを作り、飲んでみた。温水ドリップよりも、さらに香りが強く、鮮やかに感じられるように思えた。
出来上がりまでの時間が長いという点が問題ではあるが、「夜、寝る前に水出しドリップを行ない、翌朝の目覚めの一杯として味わう」というパターンはどうだろうか。至高のモーニングコーヒーとなるに違いない。
● 「本物のコーヒー」を自宅で楽しみたい人にオススメ!
本機の一番の魅力は、やはり水出しドリップ機能にあるだろう。温水ドリップとの違いのわかる、コーヒーに対してこだわりを持っている愛飲家に、ぜひオススメしたいところだ。
また温水ドリップを中心に使用する場合でも、「別のヤカンでお湯を沸かす必要がなく、水からコーヒーをドリップできる」という点は大きなアドバンテージだ。よって、多量のコーヒーを飲む愛飲家にもぴったりだ。会社や事務所など、多くの人が集まる場所に設置するのもいいだろう。
カフェで味わうような本格コーヒーが、ほんの少しの手間で、自宅で簡単に飲むことができる。この贅沢を、ぜひあなたも味わってみて欲しい。
一日の幕開けは、ぜひおいしいコーヒーで!
■URL
タイガー魔法瓶株式会社
http://www.tiger.jp/
製品情報
http://www.tiger.jp/product/04cookware/aco_a.html
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2008/09/24 00:01
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