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エステー「エアコンから消臭 エアウォッシュ」
~エアコンに直接取り付ける、部屋のニオイ消し
Reported by 本誌:正藤 慶一
「エアコンから消臭 エアウォッシュ」のパッケージ
イヤー暑い。このところの東京はずっと最高気温が30℃を超えておる。さすがにここまでずっと暑いと、エアコンの電源を付けない日はなく、家に帰ってエアコンのスイッチをピッと付けるのが最近の日課になっている。
しかし、ただ単にエアコン付けているのも、何だか面白くない。どうせ部屋の空気を取り込んで再放出するのだから、室内の空気をキレイにしてくれる機能があったっていいのではないかと思ってしまう。もちろん、そうした機能を搭載したハイスペックなエアコンもあるのだが、私の賃貸マンションに備え付けの古いエアコンには、そのような機能があるはずもない。
そういえば以前、エアコンに取り付ける消臭芳香剤のことを
ニュース
で取り上げたことがあった。その商品とは、エステーの「エアコンから消臭 エアウォッシュ」。希望小売価格は441円だが、大手ドラッグストア「マツモトキヨシ」のネットショップでは、399円で購入できる。
これは簡単に言ってしまえば消臭芳香剤なのだが、エアコンに取り付けることで、吹き出す風とともに香りを部屋中に行き渡らせるというもの。しかも、使用する薬剤には消臭成分が含まれているため、室内に広がる汗や体臭といったニオイも消し去ることができるという。つまり、涼しい風とともにさわやかな香りも部屋に満たしてくれるという、一石二鳥の製品なのだ。空気清浄機能とまでは行かないが、ある程度は室内の空気をフレッシュに変えてくれることだろう。今回はこの商品をレビューしてみよう。
本体は雲をイメージしたようなデザイン
香りは2種類が用意され、それぞれ「すみきった森林の香気」「さえわたる清流の香気」という名前が付いている。なんでもこれらの香りは、世界各地のフレッシュな空気を集めて、その中に含まれる微量な香りの成分を特定し、再現したものらしい。同社ではこれを「自然の香気」としており、
エステーの他製品
でも使用している。私はもともと芳香剤のニオイが苦手なのだが、これなら大丈夫かもしれない。
まず本体を見てみよう。本体サイズは約105×25×80mm(幅×奥行き×高さ)で、部屋に置いて使う芳香剤と比べると薄くて小型だ。まあエアコンに取り付けて使うことを考えれば、大きさはあまり関係ないだろう。ちなみに、高いところに設置することを意識してか、雲をイメージしたデザインを採用している。
使い方は、まず本体内に入った薬剤のパッケージを取り出し、アルミシールをはがす。はがした後にはさらに白いシートが貼られているが、これははがさずにそのままにしておく。終わったら、薬剤を再び本体へ入れる。これで準備が完了だ。なお、本体のスリットからは薬剤の残量が確認でき、これが無くなったら交換時期となる。使用期間の目安は、1日6時間の使用時の試算で約1.5~2.5カ月だ。
パッケージ内容は、左から本体ケース、薬剤、両面テープ
まず薬剤ケースの銀紙部分を剥がす。その裏側にある白い紙は剥がさない
薬剤を本体ケースに入れる
本体ケースを横から見たところ
本体前面のスリットから、薬剤の残量が確認できる
それでは、エアコンへの取り付けに移る。とはいっても、設置は同梱の両面テープでエアコンに貼り付けるという単純なもの。詳しくは下の写真を参考にしていただきたい。
ちなみに、降り取り付け位置は風の吹出口の上部。重力で落ちる香り成分を、エアコンの風がすくい取り、部屋へ送る仕組みだ。そのため、前面に空気の取り込み口がないエアコンでも使用できる。ただし、吹出口に直接本体を付けることは禁止されている。また、ファンヒーター、ストーブ、カーエアコン、天井埋込み型または床置き型エアコンでの使用もNG。一般的な壁掛け式エアコンでのみ使用が許可されている。
まずは両面テープの片面だけを本体に取り付ける
もう片面のテープをエアコン本体前面に貼り付ける
取り付け後のようす。ちなみに前面パネルに空気の取り込みスリットが開いていないエアコンでも使用可能だ
薬剤の色が緑色の「すみきった森林の香気」は、ニオイはちょっとキツめ。青色の「さえわたる清流の香気」の方がマイルド。芳香剤特有の香りを機にする人は、「さえわたる清流~」を選ぶと良いだろう
早速エアコンをスイッチオン。あとは香りが風に乗って部屋に行き渡る。肝心の香りだが、残念ながら「すみきった森林の香気」では、あまり自然の香気には感じられず、“これぞ芳香剤”というようなキツめの香りがしてしまった。
すぐさま取り外し、「さえわたる清流の香気」に取り替える。すると、こちらはあまりキツさが感じられず、ほのかにいい香りがする程度。室内の空気も、エアコンの冷風と相まってかなり爽やかになってきた。心なしか、本製品を取り付ける前よりも、エアコンの利きが良いようにも感じられるほどだ。なお、取り外す際は両面テープを上に引っ張るだけで、貼り跡を残さずに取り外せる。
一応「森林の香気」のフォローをすると、今回は8畳の部屋で使用したため、香りがキツく感じられた可能性もある。部屋がもっと広い場合には「森林の香気」の方が有効かもしれない。私と同じく芳香剤の香りが苦手な人には、「清流の香気」をオススメする。
贅沢を言うなら、エステーの消臭剤「消臭力」シリーズで採用されているようなフルーツ系の香りがあれば、選択肢が広がってなお良かったかもしれない。ただ、本製品は今年から発売した製品なので、売れ行きがよければ今後はもっと香りのラインナップが増えるはず。来年のリニューアルに期待しよう。
必要な作業は本体をエアコンに貼り付けるだけ、後はエアコンの風に乗って香りが部屋中に届くという、手軽さと着眼点の良さが光る一品だ。エアコンや部屋のニオイが気になる人はもちろん、エアコンで消費させるエネルギーを有効に使うという“セコロジー”な観点からもオススメだ。
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URL
エステー株式会社
http://www.st-c.co.jp/
製品情報
http://www.st-c.co.jp/product/category/065/127.html
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