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家電製品ミニレビュー
山善「YW-XA301」

~壁掛けで置き場所に悩まない扇風機
Reported by 清水 理史

銭湯でよく見かける壁掛扇

山善「YW-XA301」
 最近ではスーパー銭湯などといって、いろいろなお風呂を楽しむことができる場所が増えているが、銭湯の脱衣所でどの場所をキープするかにこだわりがある人はいるだろうか。

 入り口付近がいいという人、人目が気にならない奧、湯上がりが楽な浴場への入り口の近く……、などなど、いろいろあるかと思うが、筆者はダンゼン扇風機の近くだ。湯上がりに扇風機の風に当たりながら、しばらくボーとしていると日頃の疲れもすっかり癒える。

 いや、なぜそんなことを言い出したのかというと、最近の銭湯、温泉、ゴルフ場、いろいろな場所の扇風機を思い出してみると、圧倒的に壁掛けタイプが多い。筆者が知る限りなので、その数は知れているが、最近ではすっかり床に置くタイプの扇風機は見かけないし、ボックス扇などを見かけることもほとんどない。

 恐らく、広い範囲をカバーするために上から風を送ったり、脱衣所のスペースを有効に活用したり、不用意に操作されてしまう(勝手に止める、強くする)ことを防ぐには、壁掛けの方がありがたいのだろう。

 というわけで、銭湯のお気に入りスポットを自宅でも、というわけではないのだが、今回取り上げるのは山善の壁掛扇風機「YW-XA301」だ。メーカー希望小売価格は6,480円。Amazon.co.jpで4,177円で購入できる。


正面
側面

足の踏み場がなくても大丈夫

 この壁掛け扇風機、何が気に入ったかというと、何と言っても場所を取らないことだ。前述したように、壁掛け扇風機という銭湯の脱衣所のような広い場所で使われるイメージがあったのだが、床に設置場所を確保しなくて済むため、狭い場所でも手軽に設置できる。

 洗面台、洗濯機などがひしめく家庭の脱衣所でも、洗濯機の上など開いている壁のスペースを利用して手軽に設置できる。夏場に汗だくで料理をしているお母さんの苦労に報いるために、キッチンに取り付けるなどというも良いアイデアだ。

 ボックス扇だろうが、リビング扇だろうが、卓上扇だろうが、結局のところ設置するには部屋のレイアウトの変更なり、掃除なり、それなりに置き場所を確保しなければならない。しかし、床に比べると壁には広いスペースが空いているため、せいぜい壁の強度とトビラなどとの干渉にさえ気をつければ、設置場所を比較的選びやすいのが特徴だ。

 というわけで、洗面所への設置も考えたのだが、ここはやはり物とケーブルで床がうめつくされた仕事部屋に設置してみることにした。


壁の強度は要チェック

 設置方法は床置き式に比べると、やはりちょっと手間がかかる。本製品の場合、付属の金属フックを壁にネジ止めし、そこに扇風機本体を引っ掛けるようにして固定するという方法になっており、壁のどこに穴を開けるかが非常に悩ましい。


付属の金具を壁にネジ止めして固定する方式。どこに穴を開けるかが悩ましい
金具を固定したら、そこに扇風機本体を引っ掛けるようにして固定する。このため、壁の強度が非常に重要
筆者の仕事部屋の壁では強度が足りなそうだったため、木の板をスチールラックに固定して、そこに取り付けてみた

取り付け完了。それなりの大きさがあるので、強度さえ確保できればやはり壁に取り付けるのが良い
 いろいろ試してみたところ、筆者の仕事部屋の壁は石膏ボードのような材質で、そのままでは強度が足らなそうであったため、スチール製のラックに木の板を固定して、そこに扇風機を設置することにした。

 本体は2.9kgとそれなりに重いうえ、ファンの回転、首振りと比較的負荷がかかるので、木の柱とか、枠など、木ねじで重いモノもしっかりと固定できるような場所を見定めてから取り付けると良いだろう。

 なお、部屋の隅など左右に壁があるような場所に設置する場合は、首振りの動作も考慮して、側面側に若干のスペースを空けるようにして金具を固定するようにすることも忘れないようにしよう。


リビング扇並の心地よさと使いやすさ

 設置さえ済んでしまえば、あとは簡単。本体、もしくは付属のリモコンを使ってスイッチオン。風量、タイマー、首振りの3つのボタンを使って、好みの風が好みの場所へと届くように調節すれば良い。本体は高い場所に設置した場合も考慮して、上下の角度を変更できるので、これも利用場所に合わせて調節しておくと良いだろう。

 実際に使ってみると、なかなか快適。30cmというリビング扇やフロア扇と変わらないサイズの大きい羽根となっているため、「弱」、「中」、「強」の3段階の風量の「弱」でも十分な風が送られてくる。


本体のスイッチ。ON/OFF、風量調節に加えてタイマー動作の設定も可能 付属のリモコンで手元から手軽の操作できる わっとチェッカーによる電力測定。強、首振りありで最大42W。弱、首振りなしなら24W程度

 首振りと組み合わせて使えば、頭の上の方から「そよそよ」という感じで風がなでつけるような感じでとても心地良い。弱なら音もほとんど気にならないうえ、タイマーによって1/2/4時間切れを設定できるので、寝室などで使うのも悪くなさそうだ。

 もちろん、強にすれば、部屋の中の書類がバサバサと音を立てて舞うほど、強力な風が送られてくるため、風呂上がりに素早く体を冷ますなんて使い方にも向いている。エアコンとの併用で冷房効率を上げるのにも役立ちそうだ。


動作の様子

取り付け場所さえ確保できればかなりオススメ

 というわけで、YAMAZENの30cm壁掛扇風機「YW-XA301」を使ってみたが、場所を取らず、さわやかな風を上から広い範囲に届けられるので、とても快適に利用できた。

 ネジ止めが必要なので、設置場所の強度を考慮しなければならないうえ、賃貸の住宅などでの利用も難しいが、この点さえクリアできれば、床置き式の扇風機とはひと味違う利便性や快適さを味わえる。

 ちょっと壁を見渡して、付けられそうな場所を見つけたら、試しに買ってみてはいかがだろうか。





URL
  株式会社山善
  http://www.yamazen.co.jp/
  扇風機関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/fan.htm

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2008/07/17 00:04

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