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家電製品ミニレビュー
フカダック「デスクトップファン FC-2092」

~吹き出し口を2方向に調節できる卓上扇風機
Reported by 平澤 寿康

フカダック「デスクトップファン FC-2092」
 昨今のエコ意識の高まりから、オフィスでの冷房設定温度を28℃ほどに設定するところが増えているようだ。ただ、OA機器の多いオフィスなどでは、その設定温度ではあまり室温が下がらずに暑い思いをすることも多いのではないだろうか。そういったときに活用したいのが、机の上に置いて利用できる卓上扇風機だ。

 最近では需要が増えているのか、製品の種類も豊富だ。今回はその中から、フカダックの「デスクトップファン FC-2092」を紹介する。メーカー希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpで4,480円で購入した。

 FC-2092は、設置面積が少なくて済む円筒形ボディの卓上扇風機だ。本体サイズは、150×150×355mm(幅×奥行き×高さ)。ボディカラーは白一色で、特に凝った装飾もなく非常にシンプルなデザインとなっており、オフィスでの利用も目立つことなく安心だろう。底面部は直径が約150mmの円形で、正面を向いたファンを使う一般的な形状の卓上扇風機と比較すると設置面積が少なくすむ。これなら、あまり空きスペースのないデスク上にも気楽に置けるのではないだろうか。

 このFC-2092の最大の特徴となるのが、正面の上下2つ用意されている吹き出し口の向きを変えて利用できるという点だ。本体は上下がセパレート構造となっており、上部の吹き出し口を、下部を基準として正面から左右それぞれに約45度ほど角度が変えられる。これによって、風の吹き分けや、広範囲に風を届けることが可能となっているわけだ。例えば、上を自分に向けて、下をノートパソコンに向ければ、自分が涼みながらノートパソコンの冷却も行なえることになる。


本体正面。上下のスリットがそれぞれ独立した吹き出し口になっている 上の吹き出し口は、それぞれ45度ほど角度を変えられる
逆方向に回転させた様子

本体下部のスイッチ。左が電源と風力切り替えスイッチ、右が首振りスイッチだ
側面。特に装飾はなく非常にシンプルだ
背面。こちらも吸気口があるだけでシンプルなデザインとなっている

 また、上下の吹き出し口の向きを変えられるだけでなく、首振り機能も搭載されている。首振りボタンを押すと、下部の吹き出し口が正面を中心に左右それぞれ30度ほど(全体で60度ほど)の範囲で首を振る。ただし、上部と下部を個別に首振りさせることは不可能。首振り機能をONにすると、上下が同時に首を振ることになる。


首振りの角度は左右に約30度ずつ
上下一体で動く
上部の向きを変えて首振りを行なえば、かなり広い範囲に風が届くようになる

 もともとパーソナル用途として位置付けられているからか、上下吹き出し口は最大でも45度ほどまでしか吹き分けができない。ただ、首振り機能を組み合わせれば、より広範囲に風が届くようになるため、例えば隣の人のデスクとの間に置いて2人で活用することも可能になるだろう。


首振りの様子

 本体下部には、電源ボタンと首振りのON/OFFスイッチが用意されている。リモコンはないが、卓上機ということもありすぐにスイッチに手が届くため、不便ということはない。

 電源ボタンは、1回押すと電源が入ってファンが最大パワーでの動作となる。ファンのパワーは強・中・弱の3段階に調節可能で、電源ボタンを押すたびに風力が下がる。そして、電源投入後3回電源ボタンを押すと電源が切れる。ただし、風の強さを示す機能は用意されていない。電源ボタン部分にはLEDがあり、電源投入時にはLEDが光るようになっているものの、風の強さに関係なく点灯するのみ。LEDの色や点滅などで風の強さを示すようになっていると、わかりやすくて良かったように思う。

 さて、実際に使ってみたところ、3段階に風力が調節できるようになってはいるものの、風力の差はそれほど大きくないようだった。強では、文字通りかなり強い風が吹き出してくるのだが、弱にした状態でも比較的強い風が吹き出してくる。筆者が初めて電源を入れたときには、電源ボタンを押してもほとんど風力が変わっていないように感じたほどだ。FC-2092は体からかなり近い場所に置いて利用することもあって、弱でも寒いと感じてしまう場合もある。弱に設定すればそよ風ほどのかなり弱い風が出てくるようになっていれば、使い勝手もより向上したと思うだけに少々残念だ。


電源を入れ、風力を切り替えている様子

 また、騒音も比較的大きく、弱でもうるさく感じてしまう点は残念。ある程度騒々しいオフィスであれば気にならないレベルかもしれないが、静かなオフィスでは使うのをためらってしまうかもしれない。そういった意味でも、もっと風力を弱くできるようになっていてほしかったところだ。

 ただ、風は本体からほぼ水平に吹き出すようになっていることもあり、デスクに置いて使ったとしても、デスク上の紙が風で吹き飛ばされるということはあまりないようだ。実際に、テーブルに置いて吹き出し口正面にコピー用紙を置いて試してみたが、風力が強の時でもコピー用紙が吹き飛ばされることはなかった。もちろん、小さなメモ用紙や、積み重ねた本の上に置いた紙などは飛ばされる可能性もあるだろうが、きちんと整理されたデスク上で使うのであれば、紙が飛ばされてしまうという心配はほぼ必要ないだろう。


目の前に置いた紙も風で飛ばされない

 弱でもかなり風が強く、少々うるさいという点は気にはなるものの、設置面積は少なくすむし、オフィスでの快適度向上グッズとして十分活躍してくれると思う。また、水回りなど扇風機を置くスペースを確保しづらいキッチンや脱衣所などでも活用可能だろう。特に、蒸し暑い屋外から戻った際には、強力な風がとても心地よい。これからの季節かなり活躍してくれるはずだ。





URL
  フカダック株式会社
  http://www.fukadac.co.jp/

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2008/06/12 00:04

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