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やじうまミニレビュー
無印良品のバスグッズ2製品を試す

Reported by 本誌:阿部 夏子

 もともとシンプルなものが好きということもあって無印良品はかなり好きなブランドの1つ。生活用品でなにか足りないものがあると真っ先に覗いてみるショップでもある。今回は無印良品で見つけた、少し変わったバスグッズをご紹介したい。

 身体を洗うためのタオルや、石けん置きなど、浴室においてある製品は、毎日使うモノが多いのに意外に買い換えしてないものが目立つ。買い換え時期の目安がわかりにくいというのもあるが、自宅の浴室に転がっているものはよく考えると、5年も前に購入したものばかりだった。

 というわけで今回購入したのは、希望小売価格262円の「泡立てボール」と、同262円の「発泡ウレタン石けん置き」の2製品。無印良品のネット通販で同額で購入できる。


キメの細かい泡がすぐに作れる「泡立てボール」

 まずは泡立てボールからご紹介したい。片手には収まりきれないほどの大きさのこの製品は、身体を洗うために使う為のもの。素材は“みかんが入っているネット”というとわかりやすいだろうか、ネットが何重にもなって束ねられたもの。ネットは、中心部でまとめられていて、その部分は手で握ると中央部分にシコリのように固くなっている。本体にはヒモがついていて、浴室の壁に掛けて収納することもできる。


無印良品「泡立てボール」 ネットが螺旋状になっている

 とにかく泡立ちの良さがものすごい。ボディーシャンプーを含ませて2~3回本体を握るようにするとモクモクとまるで雲のように泡が表われる。ネットの表面は柔らかく、かなり力を入れて身体を洗っても痛いというようなことはない。


ボディソープを中心に垂らす 本体を2~3回握るようにすると、みるみる泡立つ
泡はかなり細かく泡立つ

 正直にいうと私は今まで痛いと感じるくらいの固めのブラシで身体を洗うのが好きだったのだが、どうやらあまり強く肌を摩擦するのは肌に良くないのだという。泡立てネットは固すぎず柔らかすぎず、刺激が欲しい人にも刺激が苦手な人にも対応できるちょうどいい固さ。また身体を洗っている最中にも泡がつぶれたり、途切れることがないので最後までフワフワの泡で身体を洗える。


身体を洗っていても泡がなくなったりつぶれることがない ネットの刺激が肌にちょうど良く、ゴシゴシ派の私でも充分満足できた

使い終わったらそのまま浴室の壁に掛けて収納できる
 使い終わった後の泡切れの良さもポイントだろう。お湯をかけて3~4回ほどすすぐとすぐに泡がなくなる。本体にはヒモが付いているので、浴室の壁に掛けて収納できる。使い終わったらそのままかけておけば、自然に水切れもされて次回使う時にはまた乾いた清潔な状態で使えるのは嬉しい。

 実はネットがボール状になっているこの手のボディー用ブラシは最近の流行の1つでもある。実家でも似たタイプの製品を使っているのだが、質の良くないものはネットが中心部から出てきてしまい、周りにビローっと広がってきてしまう。この製品の場合、使い続けてそろそろ3カ月が経つが、ネットが出てきてしまうということが全くない。262円という値段を考えてもコストパフォーマンスも良く、評価できる製品だと思う。


水はけが良くスポンジとしても使える「石けん置き」

無印良品「発砲ウレタン石けん置き」
 そもそもこの何年か、自宅には石けん置きはなかったし、その必要性を感じたことはなかった。身体を洗うのはボディーシャンプー、顔を洗うのは洗顔料だったので石けんを使うことがなかったのだ。ところが最近、女性の間で固形石けんが見直され始めているのだという。ドラッグストアに行っても様々なタイプの固形石けんが販売されているし、口コミコスメサイトの「@コスメ」でも固形石けんのランキングの項目が設けられているほどだ。

 根っからのミーハーな私がその流行を見逃すはずもなく、しっかりとブームにのって、洗顔用の固形石けんを使い始めた。使い始めてすぐ感じたのが、石けん置きの必要性だった。最初は、購入時のパッケージにそのまま入れて使っていたものの、水が溜まってしまい、購入した石けんのうち1/3は溶けてしまったんじゃないかというくらい、ドンドン溶けてしまうのだ。

 石けんといえども、顔専用のもので美容成分が含まれているので、値段は決して安くない。せっかく高いお金を払って買った石けんがもったいない! とすぐに石けん置きを探し始めた。高い石けんをむげに溶かしてしまうのはいやなのでとにかく水はけのいいものを……と思って選んだのが「発砲ウレタン石けん置き」だ。

 本体は、水受けと石けん置きの2部構成で出来ている。ウレタンはそもそもスポンジなどによく使われている素材だが、この石けん置きに採用されているのは普通のスポンジに比べると目が粗い発砲ウレタンで、通常のものより目が荒くなっているので、ウレタン自身に石けんが吸収されることなく水分だけが落ちるのだ。


手前が受け皿、奥が石けんを置くウレタン部分 普通のウレタンと比べると、目が粗めなのが特徴 石けんを置くために表面にはくぼみがある

 実際に使ってみると、水はけが良いのはもちろん、かなり使いやすい。プラスチック製の石けん置きだと、プラスチックの上で石けんが滑って持ち上げにくい、ということがあるが、この製品の場合は確実に石けんを捕まえられる。表面の凹凸と、石けんを置くための少しのくぼみがちょうど良く、目をつぶりながらでも石けんを捕まえられる。

 扱いやすさだけではない。ウレタン製という特徴を活かして、そのまま洗面器を洗うこともできるというのだからなかなかの優れもの。表面に付着した石けんがそのまま泡立つので洗剤いらずなところも嬉しい。


実際に石けんを置いたところ。くぼみがあるので石けんを取りやすい ウレタン部分はスポンジとしても使える

 この製品を買う前にも100円ショップでも石けん置きを見てみたのだが、キャラクターものだったり、原色を使ったものが多く、なかなか買う気にならなかった。本体は、実用一点張りのようにも見えるデザインだが、そこは無印良品の本領発揮。しっかりシンプルで嫌みのないデザインを実現している。


水はけがいいので梅雨にはぴったり

 両製品に共通するのは、水はけの良さ。ネットやウレタンなど、これまでにない素材を大胆にアレンジしているのもアイディアが光るところだ。また、シンプルなデザインもムジラーの期待を裏切らない。

 毎日使うものだけに、ちょっとした買い換えでも気持ち的にはかなりリフレッシュできる。梅雨時期を前にお風呂グッズのリニューアルをはかってみるのはいかがだろうか。





URL
  株式会社良品計画
  http://ryohin-keikaku.jp/
  「泡立てボール」製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247506433
  「発砲ウレタン石けん置き」製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247903904



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2008/05/08 00:04

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