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丹平製薬「ハミガキ上手」

~汚れている場所が赤く染まる、ハミガキ補助グッズ
Reported by 本誌:阿部 夏子

丹平製薬「ハミガキ上手」
 いつまで通えばいいのか、先が見えない歯医者通いを続けている。毎日歯を磨いているのに、なぜか私の歯はボロボロだ。こうなってくると歯磨きそのものにたいするモチベーションも下がってきてしまう。が、今まで歯医者に費やしてきた時間とお金、これから歯医者に費やすであろう時間とお金のことを考えるとそうとばかりも言っていられないのだ。

 もしかして歯磨きそのもののやり方良くないのかも知れないと、歯磨きの補助グッズを試してみることにした。購入したのは丹平製薬「ハミガキ上手」。メーカー希望小売価格は490円。ドラッグストアで同額で購入した。

 口の中に含むとしせきや食べカス部分が、赤く染まるというこの製品、実は私が小学生の頃、歯科週間で毎年やらされていたもの。読者の中にも「あぁアレね」と思い浮かぶ方も多いのではないだろうか。本体の内容量は70ml。1回に約5mlを使う計算だと約14回分だ。キシリトールが配合されていたり、ただ歯垢を赤く染める以外にも効果がありそうだ。


製品本体と付属のキャップ
付属のキャップに原液を入れて使う キャップの目盛りは5ml。本体の内容量は70mlなので約14回分だ

 小学生の頃に何回か経験済みだったので、今回は迷うこともなくスムーズに使うことができた。使い方はとても簡単。付属のキャップの5の目盛りのところまで原液を注ぎ、それを口に含み、口全体に原液がいきわたるように口の中で軽くゆすいでから、原液をはき出す。そこで鏡を見ると歯が真っ赤になっているというわけだ。

 本製品は大人用ということでミントの味がして口をゆすいだあとはなんだかスッキリ。辛いというよりもガムのミント味のようにほんのりと甘味も感じるような味。これならば子供でも問題なく使えそうだ。

 【追記】ちなみに同社からは子供用の製品も販売されている。そちらの製品はイチゴ味になっていて、小さな子供でも使えるよう配慮されている。


パッケージ裏が説明書になっている 大人用の製品だということで味はミント味になっている。そのほかキシリトールも配合されているという 用意するのは本体とハブラシだけだ

 歯は全体的にうっすらピンクになっているが、特に歯垢や食べカスがある部分は濃い赤に染まっている。私の場合は歯の裏や、犬歯の辺りの汚れがひどかった。

 歯の形は人それぞれ違うものだ。自分の歯はどこに汚れがたまりやすいのか、どこに気をつけて歯を磨けばいいのか、この製品ならば目で見てすぐに確認できる。

 汚れている場所がわかるので歯磨きはとてもスムーズ。鏡を見ながらついつい夢中になって歯を磨いてしまう。いつより丁寧に、時間をかけて歯磨きをしていたらあっという間に10分が経ってしまった。

 普段泡立つハミガキを使って歯を磨いているので歯を磨いているときに泡立ちがないのは少し物足りないような気もした。やっぱり泡でゴシゴシ洗いたい! と言う人には、最初に普段通り歯を磨いてその後に、きちんと磨けているかチェック用として使うのもいいかもしれない。


歯は全体的にうっすらとピンクに染まる。汚れている部分は特に濃い赤に見える 歯を磨き終わった後。ハブラシで磨くと色はとれていく 鏡を見ながらいつもより丁寧に集中して歯を磨いてしまう

 赤いところがなくなったら歯磨きは終了。後はいつも通り口をゆすいで終わりだ。その際洗面所の水を流しながら口をゆすぐことをオススメする。そのまま口をゆすぐとあっという間に洗面台が真っ赤に染まってしまうからだ。

 染まってしまうのは洗面台だけではない。歯ブラシ、口の周り、舌まで真っ赤に染まってしまう。歯ブラシはそのあと普通の歯ミガキをつけて歯を磨けば、色素はとれるし、舌の色素も時間が経てば取れるもののしばらくは残る。朝使用するには向かないかもしれない。また、使用時の洋服にも気をつけたい。色素が強い製品なので洋服についてしまったら落とすのは大変そうだ。


舌も、口の周りも赤くなってしまう ハブラシも白い部分は赤くなってしまう

 子供が使えるくらいの簡単な製品なのでとにかく気軽に使えるのがいい。日常の中の一連の動作として組み込まれている「歯磨き」という行為がちょっとしたイベントのようになってしまう。自分の歯磨き方法に自信がない人、是非一度おためしあれ。





URL
  丹平製薬株式会社
  http://www.tampei.co.jp/TOP.htm
  製品情報
  http://www.tampei.co.jp/shouhin/lifehealth/HP/hp.htm

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2008/04/17 00:07

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