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やじうまミニレビュー
ヘリオス「サービス」「ルーム」

~軽くて持ちやすい、シンプルな魔法瓶
Reported by 安部 陽子

ヘリオス「サービス」「ルーム」
 ドイツのヘリオスは、1909年創業の魔法瓶のメーカーだ。この魔法瓶は、形や色、デザインなどバリエーションに富んださまざまな製品がある。その中から今回は、家庭で使いやすいシンプルなデザインのものをご紹介したい。

 今回選んだのは「サービス」と「サーモルーム」という名称の2製品。をご紹介したい。「サービス」はシリーズになっている製品。内容量はそれぞれ0.3L、0.6L、0.9Lが用意されているが、今回は0.6Lのものを購入した。色は、ホワイト、ベージュブラウン、ブラウンの3種類がある。「サーモルーム」の大きさは0.3Lの1種類で、色はホワイト、ベージュ、ワインレッドがある。

 楽天市場で「サービス6832」のブラウンを3,675円で、「ルーム」はホワイトを選んで2,940 円で購入した。


「サービス」0.6L。ブラウン。隣にあるのは500mlのペットボトル 「ルーム」内容量は0.3L。ペットボトルとくらべてもかなり小さい

持ちやすく、給仕がしやすい「サービス」

 「サービス」の大きさは116×217mm(直径×高さ)容量は0.6Lで、全体の重さは494g。中の保温容器がガラス製で、外側の本体はプラスティック製だ。分解すると、フタと、本体、本体の底、中の容器に分かれる。


大きさは116×217mm(直径×高さ)、容量は0.6L、重さは494g フタと、本体、本体の底、中の容器に分解できる
中を覗いた様子

 形はシンプルな筒型で、ほんの少し上から下に向かって広がっている。全体にゆるやかな丸みがあって柔らかい印象だ。側面にはくぼみがあり、ここもゆるやかにカーブしている。テーブルに置くと、くぼみの部分に上からの光が当たり、ブラウン一色でシンプルなのだが、飽きない。

 使い方は、フタを回して開けて中にお湯をいれる。入れ終わったらフタを回してしっかり締める。注ぐ時は、フタをゆるめた状態で傾ける。注ぎ口が広いので、かなり傾けても水が溢れ出ることはない。中の飲み物は、注ぎ口の形に沿って、自然と先が細くなるように流れてくれる。

 保温の効果は、70℃以上の状態が6時間、45℃以上の状態が24時間続くとある。98℃のお湯入れてみると、1時間後が93.4℃、2時間後が71.9℃、3時間後には61.7℃に変化した。一度もフタを開けないで6時間おくと、お湯は41.7℃になった。


側面のくぼみ。ゆるやかなカーブになっている 注ぎ口は広く、大きく傾けても溢れない 持ち手の上に、滑り止めの線がある。ここに親指をかけると手首への負担が軽減される

持ち手の下に親指を掛けて底を支える、持ち方もできる フタを少しゆるめ、細く出した時の様子 フタを大きくゆるめ、たくさん出した時の様子

 特に使いやすさを感じたのは、取っ手の部分だ。0.6Lの水を入れると、全体で約1kgになり、これを片手の手首で支えるのはなかなかの負担だ。持ち手の一番上に滑り止めの線があるので、ここに親指をのせて持つと、手首への負担が軽減される。

 また、取っ手部分が長めになっているので、傾ける具合に合わせて握る場所をかえることができるのもいい。ウェイトレスのアルバイトをしていた時に、水差しやポットの持つ時になるべく下の方を持つようにしていた。そうすると、ちょっと手首に角度をつけるだけで水差しが傾くので、一番、手首に負担をかけないのだ。「サービス」は、持ち手の下側に親指を掛けて、ポットの底部分を持つことができる。このことからも、サービスという名前に合った、給仕しやすい形の魔法瓶だ。

 中がガラス製なので電子レンジや自動食器洗い機の使用はできない。お手入れする時は、台所用の中性洗剤を使って洗う。


電子レンジや食器洗い機でも使える、小さなルーム

 「ルーム」は124×91mm(直径×高さ)で、急須ぐらいの大きさだ。重さは214g、容量は0.3L(300cc)になっている。中の容器の素材は、強化プラスティックなので、電子レンジや自動食器洗い機でも使用できる。フタは持ち手に引っ掛けて乗せてあるだけなので、横にずらして取り外しができる。


大きさは124×91mm(直径×高さ)、容量は0.3L、重さは214g フタは、取り外して使う 中を覗いた様子。中の容器が強化プラスティックなので、電子レンジや自動食器洗い機にも使える

 全体をみると、上から下に広がる形になっており、とても安定性がよい。

 使い方は、フタを横にずらして取り外し、中に飲み物を入れる。注ぐ時は持ち手を持ち、フタを親指で押し上げながら傾ける。「サービス」と同じように、注ぎ口は広く、中の飲み物はとても注ぎやすい。

 容量が0.3Lなので、2時間ぐらいの短時間の保温用になっている。0.3Lは、だいたいコップ1杯半ぐらいの量だ。98℃のお湯を入れてみると、2時間後は50.9℃になった。


フタに描かれた、灰色の円がおしゃれ
注ぎ口は広い
持ち手の上に滑り止めの線がある。注ぐ時にここを親指で押さえると、フタが少し開き、大量に中の飲料を出すことができる

 「ルーム」はお湯をいれて持った時に使いやすさがわかる。持ち手は指2本分ぐらいの空間があり、ここに指を入れると、指を曲げて持ち手を掴まなくても、自然と手にひっかかって持ち上がる。

 また、フタは回して締めるのではなく乗せるだけなので、手首をひねる必要はない。使用方法に、注ぐ時はフタを親指で押し上げながら傾けるとあるのだが、実際はフタを押し上げなくても、傾けるだけで中の飲み物が少量ずつ細く出て、この方が注ぎやすい。


持ち手に角がなく、触り心地がよい。指2本分ぐらいの空間がある
側面のへこみが持ち手までつながり、持ち手の場所がすぐにわかる。また、持ち手は、指を掛けるだけで持ち上げられる
フタを開けなくても、傾けるだけで細く出すことができる

シンプルなデザインで、毎日の生活の中に

 「サービス」と「ルーム」ともに、乳飲料や炭酸飲料、ドライアイスを入れて使うことはできない。2つとも密封性はないので、保温効果を活かし、中に飲料を入れて、テーブルで給仕するためのものだ。

 飽きがこないデザインなで、どんな場所においても自然となじみ、自宅はもちろん、オフィスなどの景観でも置くことができる。ポットの形をみて、ほっと気持ちが落ちつくような、親近感が持てる存在になりそうだ。

 使ってみると、気に入ったデザインのものを傍に置けるというだけでなく、保温性があるので省エネにも向く。さまざまな生活のシーンで活躍する、普段づかいの魔法瓶として、おすすめする。





URL
  HELIOS
  http://www.helios-wertheim.com/English/Frame/Frame.htm
  サービス製品情報
  http://www.helios-wertheim.com/English/Produkte/Produkte_catering/683.htm
  ルーム製品情報
  http://www.helios-wertheim.com/English/Produkte/Produkte_catering/0131.htm



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2008/03/18 00:08

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