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やじうまミニレビュー
SuckUK「SunJar」

~太陽を捕えて光る、魔法のガラス瓶
Reported by 西谷 有人

SuckUK「SunJar」。ランプの色はオレンジと青の2種類が用意される
 このところエコロジーに対する意識が高まってきているが、今回は、究極のエコロジーを体現したとも言える照明器具を紹介しよう。その商品とは、太陽光で充電し、何もしなくても勝手に夜を照らしてくれるナイトランプ「SunJar(サンジャー)」だ。ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも展示されているようで、MoMAの直販サイト「MoMA Design Store」にて、7,800円で購入した。

 SunJarのサイズは高さ16cmほど。フタは針金のフックでロックされ、同じく針金のレバーを起こすことで開閉可能になる。

 フタを開けると、そこにあるのは太陽電池の集光素子。これで太陽光を集め、充電するというわけだ。そしてそのそばに、明るさを感知するセンサーと、押しボタン式スイッチが、ラバー製のキャップに取り付けられている。キャップの下部にはLEDライトと光を広く反射させるための反射鏡、そして直接見ることはできないが、充電式の電池が内蔵されている。

 これらはすべてひとつのユニットとなって、まるごと取り外し可能になっている。このユニット以外のビン自体は、どこにでもある普通のストック用ガラスビンと変わりない。ぱっと見て、ランプであるとはわからないくらいだ。


フタを開けたところ。中央の四角の部分が太陽電池の集光板。その上が昼夜を見分ける光センサー、下がON/OFFスイッチだ ライトのユニットは、まるごと取り外しが可能 光っていない時は、単なるガラスの保存ビンと見分けがつかない。全面がすりガラスとなっている

 さて、SunJarを買ってきても、残念ながらすぐ楽しむことはできない。まずは電源スイッチを押してオンにして、日光の当たる場所に置き、充電しなくてはならない。充電時間は晴天なら数時間、曇っている場合は数日、と説明書には書いてある。

 そして日が沈む頃、あなたはこのガラス瓶が、美しい光を放っているのを目にするはずだ。光センサーが自動的に、明るい時は点灯せずに太陽光で充電し、日没後は日中に蓄えた電気を消費してLEDを点灯させるのである。窓際のように普段から日の当たる場所に置いておけば、あとはスイッチを操作することも、電池を入れ替える必要もなく、毎晩毎晩光り続けるのだ。

 特に、電池交換が不要というのがこのアイテムのウリだ。この手の電飾系インテリアは世に数多いが、頻繁な電池交換が必要なために、面倒さと電池代が気になってしまい、結局物置でホコリをかぶるという話もしばしば聞く。このSunJarならばそのようなこともなく、手間も電池代も一切かからない。これが、実際に使ってみてもいちばん嬉しいところだ。

 光の色は、オレンジとブルーの2タイプが用意される。オレンジの光はキャンドルの炎に近い色であり、見ていると温かく和やかな気分にしてくれる。またブルーの光は神秘的で、なにやら瞑想をしているような気分に浸ることができる。ガラス瓶はゴムパッキンでしっかりと密封されているため、雨粒がかかるような屋外での使用も可能である。

 ただ、光量はさほど明るいとは言えず、アウトドアのキャンプや、読書などで使うには頼りない。あくまでインテリアとして、また狭い部屋などでの常夜灯としての使い方に適しているだろう。


青ランプの製品を光らせたところ。神秘的な雰囲気が漂う ランプから離れた位置で撮影したところ。光はそれほど明るくなく、読書には不向き パッケージ側面には、このSunJarの原理を簡単に記した模式図が描かれている

 今回、このSunJarを数日間使ってみて実感したのが、私が今まで「明かり」というものにあまり気を使わずに生活してきたということであった。基本的に、読書などのために十分な明るさがあればいい、そう考えていたのである。だが、このSunJarの柔らかな光と暮らすことで、光がもたらす「癒し効果」を強く感じることができた。かつて電灯というものがなく、人々がランプの火の元で夜を過ごしていた時代は、誰もがこんな、温かな光を感じ取っていたのだろうか、などと考えてみたりもする。そういう意味では、単なるインテリアを超えて、疲れた現代人の心を癒してくれるアイテムといえるだろう。

 しかも、繰り返しになるが、ただ日の当たる窓際に置いておくだけでオッケー。電気代の心配も、スイッチ操作の必要もないというのが素晴らしい。こうした部分で気持ちを煩わせるようでは、本当の意味の「癒しグッズ」とは呼べないだろう。ただし、使ってみて気づいたのだが、どうやらスイッチを切っている間は充電もされないらしい。細かいことだが気をつけたいところだ。

 このSunJarをデザインしたのは、ニューヨーク在住のデザイナー、Tobias Wong氏。非常にユニークで、時として人を食ったようなデザインとコンセプトのアイテムを次々と発表しているが、このSunJarも、彼の「コンセプチュアルデザイン」のひとつとして発表されたもの。イギリスの「ギフト・オブ・ジ・イヤー2007」で、エコギフト部門賞を受賞したということであるが、それも頷ける話である。センスのよい贈り物としても喜ばれそうだ。

 パッケージの「SUNSHINE IS FREE!(太陽の日差しはタダ!)」というフレーズもシャレが利いている。太陽を捕まえて閉じ込めるという概念に興味を持った思った人は、一度試してみてはいかがだろうか。





URL
  SuckUK(英文)
  http://www.suck.uk.com/index.php
  製品情報(英文)
  http://www.suck.uk.com/product.php?rangeID=50&catID=1
  製品情報 (MoMAstore)
  http://www.momastore.jp/search/item.asp?shopcd=11111&item=262-001-HA



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2008/03/12 00:06

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