記事検索
バックナンバー
【 2009/03/30 】
■
やじうまミニレビュー
DO-SEE「LEDライト付きスタンドルーペ」
[00:01]
■
家電製品ミニレビュー
ツインバード「コンパクトフライヤー EP-4694」
[00:01]
【 2009/03/27 】
■
家電製品ミニレビュー
三菱「蒸気レスIH NJ-XS10J」
[00:02]
■
やじうまミニレビュー
L.L.Bean「ボート・アンド・トート・バッグ」
[00:01]
【 2009/03/26 】
■
やじうまミニレビュー
アイリスオーヤマ「サイバークリーン」
[00:01]
■
家電製品長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」(4/4)
[00:00]
【 2009/03/25 】
■
やじうまミニレビュー
オーエフティー「自動給餌機 Newビストロ」
[00:01]
■
家電製品ミニレビュー
日立「クリエア7 EP-CV1000」
[00:00]
【 2009/03/24 】
■
やじうまミニレビュー
「家庭菜園 かいわれくん」
[00:02]
■
長期レビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生器&加湿空気清浄機」 (4/4)
[00:01]
【 2009/03/23 】
■
やじうまミニレビュー
撥水ペーパーのメモ帳と“現場仕様”のボールペンを試す
[00:01]
■
長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」 (3/4)
[00:00]
やじうまミニレビュー
学習研究社「大人の科学マガジン No.18 風力発電キット」
~簡単に組み立てられてLEDが点灯
Reported by 本誌:伊達 浩二
学習研究者「大人の科学 No.18 風力発電キット」
学習研究社の「大人の科学マガジン」という雑誌をご存じだろうか。
毎回、雑誌としては例外的なほど大きな箱の付録が綴じ込まれており、書店の店頭でも目立つ存在だ。付録は「ピンホールカメラ現像セット」とか「蒸気エンジン自動車」、「ミニ茶運び人形」というラインナップからわかるように、遊びながら科学の原理を学べるものとなっている。
現在、40代後半ぐらいのオジサンたちは、同社の「科学」と「学習」という雑誌が学校で販売されていた世代で、こういう科学系おもちゃ的付録の洗礼をばっちり受けている。「大人の科学」はそのココロをストレートに受け継いでおり、新刊なのになぜか懐かしいという甘酸っぱい雑誌なのだ。
余談はさておき、今回取り上げた「大人の科学 No.18」は本誌の特集が「地球温暖化問題、答えは風の中に?」で、付録が「風力発電キット」だった。価格は2,300円だ。
組み立てキットが同封されているので外箱はかなり厚みがある
左がキットが同封されている外箱、右が本誌
エコと関連づけてはあるが風車についてもしっかりとした記事が掲載されている
表題からして、エコ指向の強い理念的な記事が多いのではないかと危惧され、まぁそれが中心ではあるのだが、風車のグラビアとか、「風力発電 Q&A」などの風車に即した記事も、ちゃんとある。
付録の風力発電キットは、3枚羽根のブレードによって発電機を回し、尾部に内蔵されたLEDを点灯させるというものだ。
部品はこれで全部
組み立ての説明は本誌内に掲載されている
本体は樹脂製で、ペットボトルの上に固定する構造になっている。構造はとても簡単で、部品点数も少ない。発電機も組み立て済みだ。ブレードを両面テープで固定するのがちょっと難しいぐらいで、あとははめ込みだけなのでプラモの経験のない小学生でも大丈夫だろう。大人なら10分足らずで組み立てできるだろう。
発電機は組み立て済み
本体上部分
本体下部分
まず発電機とコネクタを本体にセットする
次に本体下部分と本体上部分をネジ止めする。写真はネジ止めし終わった状態
本体から突出しているLEDにカバーを付ける
3枚のブレードとハブ
ハブに両面テープを貼る。ここに羽根を取り付けるのが一番難しかった
羽根を取り付けたあとのハブと本体
撮影のために小さなペットボトルに固定し、扇風機で風を送ったところ、風下を向くように本体が回転し、赤いLEDがまたたくように点灯する。ただし、風を強くすると転倒しそうになる。実際に外で試すときは、指示されているように、水を入れた1.5Lクラスのペットボトルに固定することをお勧めする。
ハブと支柱を取り付けた本体
本体と支柱のジョイント部分
ペットボトルに設置したところ。これで装置は完成
ペットボトルのキャップを外して風車をねじ込む
LED側から見た状態。こちら側から風を受けることになる
【動画】羽の方から風を当てると、しばらくすると風下を向いて強く回転し始める。撮影用に小さいペットボトルを使ったため、強風にすると揺れて倒れかけている。実際の使用時は1.5Lクラスのペットボトルと組み合わせることが推奨されている(WMV形式,696KB)
【動画】照明のない状態で風を当てるとLEDがまたたくように点灯する(WMV形式,270KB)
今回の付録では、発電した電気は、LEDを点灯させるだけで、その電気を別の用途に利用することはできない。たとえば、タミヤのキットでは、発電した電気で自動車の模型を動かすことができるが、そういう用途があれば、もっと面白かったと思う。
付録の発電機のコイルは、0.05mmの線が100m巻いてあるそうなので、そのままでは難しいとは思うが、多少、機能が下がっても、コイルを手巻きさせてもらえたら、完成した喜びが大きかったと思う。
今回のキットを使ってのアレンジがいくつか紹介されている
そのあたりは、本誌のほうで「交流を直流に変えてコンデンサに蓄える」などのフォロー記事が掲載されているのだが、微妙に敷居が高いと感じた。たとえば、付録のキットに種類が異なるブレードを複数付属させ、ブレードの種類による発電能力の差がわかるというぐらいの敷居の低さがほしかった。
とはいえ、微風を受けて回転するブレードと点滅するLEDを見ているのは、なかなか面白い景色だ。2,300円という価格を考えると、趣味の工作としては微妙なところだが、お子さんの教育用としては程の良いキットだと思う。
■
URL
株式会社学習研究社
http://www.gakken.co.jp/
大人の科学 Vol.18製品情報
http://otonanokagaku.net/magazine/vol18/index.html
大人の科学net
http://otonanokagaku.net/
■
関連記事
・
やじうまミニレビュー
タミヤ「ループウイング風力発電工作セット」(2007/08/23)
―
家電製品ミニレビュー バックナンバー
―
この商品をAmazonで買う
2008/02/29 00:06
-
ページの先頭へ
-
家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.