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家電製品ミニレビュー
三洋電機「ウイルスウォッシャー ABC-VW251」
~ミスト放出量が4倍になった新型ウイルスウォッシャー
Reported by 本誌:伊藤 大地
ウイルスウォッシャー ABC-VW251
一昨年、子供が生まれた際、真っ先に購入した家電製品が、象印の電気ポットと三洋の空気清浄機「ABC-VW24」だった。この2つは、本当に買って正解だったと思う。電気ポットは昼夜を問わず、泣き叫ぶ愚息にスピーディにミルクを提供した。空気清浄機も――ハッキリそのおかげと断定はできないけれども――この1年、我が家で風邪が蔓延したことはなく、結果はきちんと残している。
1年たった今、空気清浄機の稼働時間が減っている。というのも、歩き出した我が子が、空気清浄機に興味を示し、とにかくボタンを押しまくるのだ。残念ながら、「ABC-VW24」にチャイルドロック機能はない。そんなわけで、急激に稼働率が落ちてしまっている。
そこで購入したのが、ABC-VW24の後継機、「ABC-VW251」だ。外見はほとんど変わっていないが、待望のチャイルドロック機能が追加された。さらに、ウイルスを抑制するミストを飛ばす、ウイルスウォッシャー機能が強化され、ミストの放出量が倍になっているという。これは試すしかない。ヨドバシカメラでの購入価格は、44,800円だった。
本体背面
本体上部のパネル操作パネル
本体左側面
本体右側面
前面のパネルを外すとまずプレフィルターがセットされている
プレフィルターの下にセットされているのが集じんフィルター
集じんフィルターの側面には取り付ける際の注意が記載されている
脱臭フィルター
フィルターを全て取り外すと本体のファンが出てくる
フィルターの上には交換目安や切り替えの設定などができるボタンがある
まず、前機種との違いを簡単におさらいしておこう。
1つ目は、ミストの量が4倍になったこと。この改善点は、地味なようだが、実際使ってみると違いが体感できる。というのも、前機種の場合、なかなかタンクの水が減らなかった。2週間以上放っておいても、まだ半分以上残っているなんてこともザラ。たしかにミストが出ているのは目に見えるのだが、あまりに減りが遅いので「こんなちょっとしか使ってなくて大丈夫かなぁ」という気持ちになったのは事実。ABC-VW251に変えてからは、明らかに水が減るスピードが速くなった。
新機種のABC-VW251は、特に強い動作モードにした場合、目で見てハッキリ違いがわかるほど、ガンガン、ミストを放出してくれる。
給水タンクは本体上部にある
給水タンクは本体の電解水ユニットにはめ込むようにして設置する
IRセンサーが搭載された
もう1つ、大きく変わったのが、IRセンサーを搭載したことだ。これは赤外線センサーによって人の動きを感知し、動作モードを制御するというものだ。これまでは、取り込んだ空気に含まれるホコリの量などで空気の汚れを察知し、自動運転をしていた。
多くの空気清浄機がこのタイプだが、弱点は反応が遅いことだ。私も経験があるが、たとえばテレビを見ていたり、部屋の中でじっとしていると、すぐに部屋の空気がきれいになったと判断し、弱運転になってしまう。本当は、人が動いたそばから、ホコリが舞い上がっているはずだが、そのホコリが本体の近くで検出されなければファンが回らない、というジレンマがあった。
しかし、IRセンサー人の動きに合わせて運転してくれれば、動いたそばから回ってくれるので、舞い上がったホコリにすぐ対応できるし、精神衛生上にもよい。IRセンサーの能力を最大限に活かすには、新しく加わった「リビング自動運転」というモードを使えばよい。これは、自動運転よりもさらに、IRセンサーからの情報を重視し、人の動きに合わせてすばやく運転モードを切り替えてくれる。
本体全面にセンサー感度を表示するLEDライトが設置されている
センサーが感知した状況によって正面のLEDライトが変化する
センサーの感度は全面パネルの内側で変えられる
このモードの存在価値は大きい。常に一定のミストの量を出し、かつ人の動きにクイックに反応するので、常時このモードで使用している。明らかに、今までの自動モードよりも“働いてくれる”感覚だ。
と、ミストの増量、IRセンサーの追加については喜んでいたのだが、残念なのは期待していたチャイルドロックが実用にならなかったことだ。
チャイルドロックは、「チャイルドロック」ボタンを3秒長押しするとほかのボタンを押しても反応しなくなるという機能だが、この機能が欲しかったのは、せっかく子供のために運転しているのに、いたずらされて電源スイッチを切られたら意味がないからだ。
運転中の様子
ところが、ABC-VW251では、このチャイルドロック機能が電源OFF時だけは例外扱いになっており、チャイルドロックがONになっていても電源ボタンを押すと電源が切れてしまう。すぐさま電源を入れ直そうとして、電源ボタンを押しても、このときはチャイルドロックが効いていて、わざわざチャイルドロックボタンを長押しして、解除してから電源を入れなければならない。
つまり、「勝手に電源を入れられない」ため、あるいは「勝手にモードを変えられないため」のロックであり、「勝手に電源を消されない」ためのロックとしては機能しない、ということだ。結局、我が家ではチャイルドロックをOFFにして、子供にいじられ放題になってしまっている。
学術機関と連動して効果を訴えるウイルスウォッシャー、スッキリとしたデザイン、実用的なリビング自動モードなど、基本機能、コンセプトの部分は気に入っているだけに、常時「リビング自動運転」で安定稼働できるように、次の機種ではぜひチャイルドロックの動作を改善していただきたい。
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URL
三洋電機株式会社
http://www.sanyo.co.jp/
製品情報
http://www.sanyo.co.jp/vw/
空気清浄機関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm
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2008/02/27 00:13
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