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家電製品ミニレビュー
エレコムのテーブルタップ2製品を試す
~ACアダプタ周りをすっきりさせるアイデア系タップ
Reported by 本誌:伊藤 大地
エレコム「T-KS12WH」
パソコン周りはもちろんとして、携帯電話やニンテンドーDS、iPodなど、充電しなければならない機器の数が、年々増えている。そこで必需品となるのが、テーブルタップだ。
しかし、テーブルタップの周りは、見た目が美しくない。
従来のタップは、棒状の本体に天井に向かってコンセント穴が並んだものがほとんどだった。天井に向かった穴にコンセントを差すと、電源コードはまず天井方向に、そこから機器のある方向に向けて伸びていく。これが、ごちゃごちゃする原因だった。
そんな問題を解決してくれるのが、エレコムの「T-KS12WH」シリーズだ。これは、今まで棒状だったボディをボックス型にし、差したコンセントのコードが1方向に流れるようにした、面白いアイディアのテーブルタップだ。
実際使ってみると……などともったいぶるまでもなく、コードが一方向にまとまっているのは予想以上にキレイ。ただ、難点はコンセントの間隔がおよそ12mmと小さいので、ゴチャつく原因となるACアダプタを複数差すのは難しい。いわゆる普通のコンセントが前提になっている。そういった意味では、ACアダプタの多いOA、AV機器周りよりは、キッチンやダイニングテーブルなどのほうが向いている。ちなみに、バリエーションは6つ穴と4つ穴の2種類あるが、穴の間隔はほとんど変わらないので、こうした特性はシリーズ共通と考えて良いだろう。
左は6個口/ケーブル長3mのTK-S12630WH。メーカー希望小売価格は1,890円。楽天市場での購入価格は1,480円。右は4個口/ケーブル長2mのTK-S12420WH。メーカー希望小売価格は1,575円。楽天市場での購入価格は1,180円
コンセントの間隔が約12mmでやや小さめ
4個口タイプもコンセントの間隔は変わらない
実は導入以前に気になっていたのは、この形状だと本来、「裏方」であってほしいタップが目立ちすぎるのでは、ということだ。しかし、これは杞憂だった。
確かに棒状の一般的なタップは、それ単体で見れば体積は小さく、すっきりした見た目ではある。だが、コンセントを差していくうちに本体からコードがいくつも飛びだし、「見た目上」の体積はどんどん膨らんでいく。それに対しボックスタップは、1本コンセントを差そうが、3本差そうが、コードがまとまるため、見た目上の体積が増えない。
実際にコンセントを差した様子
上からみたところ。見た目上の体積が増えることがない
しかし、この形状、改めて眺めるとといろいろな可能性がありそうだ。たとえば、高いところから壁に沿って吊り下げるというのはどうだろう。吊り下げて設置するとコードは皆、下向きに伸びていくことになる。壁からニョキニョキとコードが生えた部屋より、下向きに伸びたコードが整然と並んでいる方が、かなりスッキリ度は高くなりそうだ。
6個口/ケーブル長2mのT-AD52620。メーカー希望小売価格は1,890円。楽天市場での購入価格は1,480円
次は、一般的なバータイプの本体で、コンセント口の間隔を広くした「TK-AD526」を紹介したい。実は、同じコンセプトの製品で以前、「T-AC2520S」を採り上げたことがあった。新しい「TK-AD526」では、「ACアダプタをいっぱいつなげる」という基本コンセプトはそのままに、デザイン面で改良が加えられている。
古いモデルでは、棒状のタップの側面に3つ、反対側の側面に2つコンセント穴があった。これは、コンセント穴の間隔を広げるためだ。しかし、本体の両側面にACアダプタなどをつなぐと、見た目が汚くなる。そこで、新しいモデルでは、本体を長くし、そのかわりに1つの側面にコンセント穴を集中させる作りに変わっている。
実際に使ってみると、やはりこれも実用性が高い。コンセント穴の間隔が約4cmあるので、たいていのACアダプタは問題なく差せる。個人的にはこれにマグネットが欲しかったが、オフィスのデスク周りに置くタップとしては、最右翼の位置にいる。
また、古いモデルで好きになれなかったアイボリーのカラー、溝を入れたボディといった古くさい外観も一新されている。
差し込み口の間隔が約4cm開いているのが特徴
幅のある電源もとなりの差し込み口をふさぐことなくスッキリと差し込める
横にしたところ
「気が利いているなぁ」と感心したのが、タップの先端部だ。一番端にあるコンセント穴だけ、穴の向きが90度回転している。これならば、幅の大きいACアダプタが1個あっても、この端の穴に差してしまえば、となりの穴に干渉しない。
たとえば、私の持っている充電器だと、デジカメの充電器がとりわけ大きく、確実に横の穴を塞いでしまう。この製品をもってしても、一番端の穴以外に差すと、その横にはACアダプタが差せなくなる。ところが、一番端の穴に差すと幅広のボディが90度回転して横向きになるため、隣にも大型のACアダプタが差せるようになる。なかなか考えられた作りだ。
先端部のコンセントだけ穴の向きが90度回転している
大きめの充電器を端に差し込んでも先端の穴にも差し込めるようになっている
デジカメの充電器など大きめのものでも一番端の穴に差せば、隣に大型のACアダプタを差し込むことができる
テーブルタップは生活必需品として、普段、特に銘柄を意識することもなく買ったり、使ったりすることが多い。しかしよく見てみると、地味ではあるが確実に使いやすくしてくれる、ちょっとした工夫が盛り込まれている点が面白い。一度、自分にあったタップをじっくりと探してみてはいかがだろうか。
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URL
エレコム株式会社
http://www.elecom.co.jp/
製品情報 T-KS124シリーズ
http://www2.elecom.co.jp/cable/pc-tap/t-ks124/index.asp
製品情報 T-KS126
http://www2.elecom.co.jp/cable/pc-tap/t-ks126/index.asp
製品情報 T-AD526
http://www2.elecom.co.jp/cable/pc-tap/t-ad526/index.asp
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