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家電製品ミニレビュー
東芝「LEL-SL5L-F/LEL-SL5N-F」

~フツーの照明器具で使える電球形LEDランプ
Reported by スタパ齋藤

東芝ライテック株式会社の「電球形LEDランプ スポットライト形」。左がLEL-SL5N-F(白色)、右がLEL-SL5L-F(電球色)で、光源の色が異なる
 家電Watch編集部より「貴様が待望するLED照明器具が登場したから試してみれ」というメッセージとともに……ニャニャ!! 例のアレが送られてきたッ!! すなわち東芝ライテックの「電球形LEDランプ スポットライト形」である。

 東芝ライテックは、T.LEDsと呼ばれるLED照明シリーズを出している。LED照明というと、まだディスプレイや常夜灯といった特定用途向けという印象があるが、今回拙者が試した「LEL-SL5L-F」および「LEL-SL5N-F」は、明るさ、一般の電球との互換性、長い寿命といった要素を備えた汎用性の高いLED照明だ。ちなみに、型番のLEL-SL5L-Fが電球色タイプで、LEL-SL5N-Fが白色タイプとなる。価格はオープンプライスだが、いずれも楽天市場では7千円台で販売されている。


電球形LEDランプ スポットライト形の本体。電球とは形状が異なり、また、光は正面方向に集中して放たれる。重量は200gで、フツーの電球よりもけっこー重め
口金はE26タイプを採用。一般家庭で使われているフツーサイズの電球ソケットにそのまま挿して使える
一般的なレフランプと比べてみるとこんな感じ。形状は異なるが、多くの“電球ソケット使用器具”に取り付けられる。つまり、従来の電球をこのLED照明にサクッと交換できるというわけだ

 このLED照明の特徴は、明るさと消費電力だ。光源として高輝度LEDを採用し、消費電力が約5.3Wと低いものの、直下照度は40Wタイプのレフランプ(RE100V38WM等)と同等もしくはそれ以上だという。同等の明るさなのに消費電力約1/7っ!! さすがLEDですな。ちなみに、これまでも電球ソケットに挿せるLED照明ってあったんですけど、明るさは15W前後(白熱球相当)くらいで、ちょいと暗めであった。

 白熱球等に比べての消費電力の低さは、まあ当然って感じのLED照明。だが、40W相当ってホントすか? てな感じでとりあえず点灯してみたのだが、ぶっちゃけ、光源部分は直視できないくらい明るいっス。


器具の先端には高輝度LEDが4個内蔵されている。ガラスのようなカバーで覆われており、電球のような「割れちゃいそうでコワイ」てな不安はない
白色タイプを点灯させてみた。写真だと暗そうに見えるが、実際は直視できないほど明るい
電球色タイプを点灯させたところ。ホントに直視できないので、光源が直接見えるような位置・器具での使用には向かないかも!?

 40Wくらいになると、レフランプでも直視できないような明るさだが、このLED照明の場合、4つの点がそれぞれ超明るく耀いている感じ。数秒直視すると、残像がキビシく残る感じですな。一方のレフランプも残像は残るんですけど、レフランプの場合は丸い面が光る感じなので、このLED照明よりは“光が目に刺さる感じが弱い”といった印象だ。ま、光源直視なんてフツーしませんけどネ。

 ともかく、十分に室内照明として使える明るさであることはわかった。また、コレ、製品寿命が2万時間もある。1日中点灯しても2年以上保ち、1日8時間点灯しても6年使えちゃう。なんかイイかもしんないLED照明!! とか急激にテンションUPしたので、実際にどんな感じで照明されるのかを試してみた。使ったのは、常用しているアルミ製の傘を持つクリップランプである。


普段使っているアルミ製傘付きのクリップランプ。ここに40Wのレフランプを装着し、照明器具としている こーゆーフツーの照明器具の電球ソケットは、E26口金を採用している。ので、モト使っていた電球を抜けば、このLED照明を取り付けられる LED照明を取り付けたところ。白熱球→LED照明への交換はラク……というより通常の電球交換作業と同等

 この照明器具で、LED照明とフツーの(40W相当の)レフランプを取っ替え引っ替え比べてみての印象だが、まず、レフランプのほーがやや広い範囲に光が届くというイメージだ。LED照明の方は、わりと真正面(吊り下げ形照明器具なら真下)に光が集中しているという印象がある。ただ、よーく比べないと、どちらがより光が集中するのかは判断できない程度。レフランプもこのLED照明も、まあ、同じような感じの光源になるんじゃないでしょーかねぇ、というのがぶっちゃけた印象である。

 それから、色の出方は下の写真のような感じ。下の写真は、それぞれカメラ側の露出を揃え、ホワイトバランスを太陽光と電球に設定した状態である。なお、カメラのホワイトバランスにより、写真が赤く見えたり青く見えたりしているが、肉眼ではこのような見え方はせず、少し赤っぽいとか何となく青みがかっているよーな気がする程度の見え方となる。

光源WB太陽光WB白熱球
LEL-SL5N-F(白色)
LEL-SL5L-F(電球色)
レフランプ


 上の写真は、照明器具から机上面までの距離は約80cmとして撮影した。Zライトのようなデスクランプを高めにセットしたような位置ですな。各光源の色がよく見えるように、若干露出を下げて撮影しているが、ぶっちゃけた話、感覚的にはどの光源でも同じような明るさに感じる。また、実質の明るさは、食事~読書~裁縫あたりまで十分OKな明るさだと思える。

 レフランプは普通の電球色で、LED照明の白色は自然な感じで太陽光に近いもの。どちらも違和感はない。が、電球色のLED照明については、若干黄色み~緑に寄った見え方をするケースがある。例えば人肌を見ると、赤みがかったところが見えにくく、あるいは血色が悪いように見えるかもしれない。

 てなわけで、東芝ライテックの「電球形LEDランプ スポットライト形」を試してみたが、いちばんの難点は価格ですな。1本7,000円前後するとなると、ちょっと手を出しにくい。

 ほかにも、ネガティブな要素としては、このLED照明が若干重めであること=華奢なデスクランプやクリップランプには向かないケースがあることとか、上記のように電球色タイプだと時として発色に不満を感じたりすることがある。けど、まあ、やっぱり値段でしょうな。え~っ? 電球に7,000円ん~!? みたいな。

 しかし、他は全体的に好印象。40W相当の明るさが得られ、寿命は2万時間で、白熱球と比べたら1/7も省電力。蛍光灯と違って、LEDゆえに点灯直後から100%に近い照度が得られたり、白熱球のように表面が超熱くなったりもしない。近い将来、多くの人が納得する光源としてLEDがスタンダードになるのは間違いないように思う。未来の先取りとして、あるいは体験として、もしくは話のネタとして、1本導入してみるのもイイかもしれない。





URL
  東芝ライテック株式会社
  http://www.tlt.co.jp/tlt/index_j.htm
  製品情報
  http://www.tlt.co.jp/tlt/topix/press/p071126/p071126.htm

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2008/01/30 00:00

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