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無印良品「ポリプロピレン・メイクボックス」

~サイズをそろえた組み合わせ式メイクボックス
Reported by 本誌:阿部 夏子

無印良品「ポリプロピレン・メイクボックス」
 なかなか整理できないものの1つにメイク用品がある。狭い賃貸住宅住まいの私には専用のドレッサーを置く場所もないので、種類によって高さも大きさも違う化粧品は本当に収納に困る。これまでは仕方なく大きめのポーチにがさっといれたり、引き出しに入れたりして使っていたのだが、これがなかなか使いづらい。メイク用品の数が多いことも原因の1つなのだが、目的のものを探し出すのに時間がかかってしまい、メイクが終わる頃には自分の周りにメイク用品が散らばってしまい、いわゆる「お店を広げた」状態になってしまう。

 そんな私にぴったりな製品を見つけた。無印良品「ポリプロピレンメイクボックス」シリーズだ。全9種類からなるこのメイクボックスシリーズはすべて形が違う。購入者は持っているメイク用品の量やサイズを考えながら組み合わせて購入する。

 製品は半透明のポリプロピレン製。無印良品の手帳や、ファイルなどでも見かけるおなじみの素材だ。まず基本となるメイクボックスのサイズは150×220×169mm(幅×奥行き×高さ)。そのほかの製品もまずこの基本のメイクボックスを基準として作られている。例えば製品名が「ポリプロピレン・メイクボックス1/2」は基本のメイクボックスの高さが半分になったものだ。「ポリプロピレン・メイクボックス1/2横ハーフ」の場合は底面積と高さがそれぞれ半分になっている。


基本となるメイクボックス。サイズは150×220×169mm(幅×奥行き×高さ) 右が基本形。左が高さが半分の「ポリプロピレン・メイクボックス1/2」

 そのほか、シリーズの特徴としては全て組み合わせが可能なことがある。全ての製品の底面には他の製品と重ねて置けるようにフチがついている。またカーブ部分の形状が全て揃えられているので、底面積が半分しかないものでも重ねて使用することができる。今回は9種類あるシリーズの中から7種類を選んで購入した。


7製品を横に並べた様子。カーブの形状はすべて揃えられている 7製品を並べた様子。裏面
高さはそれぞれ異なる。組み合わせを考えてからの購入をお勧めする

 購入した製品、用途は以下のとおり。サイズの説明がない製品のみサイズも明記した。

・ポリプロピレン・メイクボックス 599円
高さが一番あるので化粧水、乳液、リキッドファンデーションなどをいれる

・ポリプロピレン・メイクボックス1/2 400円
アイシャドウ、アイライナー、コンパクトタイプのメイク用品などをいれる

・ポリプロピレン・メイクボックス1/4縦ハーフ 199円
コットンを立てて入れる

・ポリプロピレン・メイクトレー 199円
メイクボックスのフタのような役割。底面のサイズは基本形と同じで高さ20mmのフチがついている。細かなものを置くことも可能


ポリプロピレン・メイクボックス1/2横ハーフ ポリプロピレン・メイクボックス1/4縦ハーフ

ポリプロピレン・メイクトレー ポリプロピレン・メイクボックス、ポリプロピレン・メイクボックス1/2横ハーフ、ポリプロピレン・メイクトレーの底面。サイズは全く一緒

・ポリプロピレン・メイクトレーミラー 999円
底面のサイズは基本形と同じでメイクトレーと形状はほとんど一緒。片面に鏡がついている。鏡は縦置き、横置きどちらにも対応している


ポリプロピレン・メイクトレーミラー
縦置きした様子
横置きした様子

・ポロプロピレン・コットン・綿棒ケース 179円
本体サイズは107×72×77mm(幅×奥行き×高さ)。綿棒をいれて、1/2横ハーフの中にいれて使う

・ポリプロピレン・ブラシ・ペンシルスタンド 159円
本体サイズは71×71×103mm(幅×奥行き×高さ)。メイクブラシ、ビューラー、アイブロウペンシルなどを立てて使う。基本サイズのメイクボックスに入れて使う


ポロプロピレン・コットン・綿棒ケース ポリプロピレン・ブラシ・ペンシルスタンド

今まで化粧品を収納していたポーチ。ものが詰まっていて取り出すのが大変だった
 実際に使ってみてまず思ったのが見やすさだ。今までの収納方法だと、目当ての製品を探し当てるのに、他の製品をかき分けて探さなければいけなかった。それがこの製品を使い始めてからは、目的の製品がどこにあるのか一目で確認することが出来るようになった。

 それは、まず重ねるという収納方法にある。メイクボックスの種類が複数あるため、コンパクトタイプのものや小さい物は浅めのトレーに、化粧水など背の高い物は深いトレーにと分類して収納できるので、目的のものを探すのにほかの製品を取り出して探すということが一切なくなった。

 また、本体が半透明だということも有効だった。重ねて収納してあっても何がしまってあるか外側からうっすらと見えるので迷うことなく目的のものを取り出せる。

 トレーのサイズに合わせて収納する物を決められるというのも片付けベタな私にとっては便利だった。これまでは入りきらないところに無理矢理詰め込んでいたものが、しまう場所をそれぞれ決めておけるので、片付けることが億劫ではなくなったのだ。メイクの時に一緒に使うコットンや、綿棒もセットにして収納しておけるのでメイクを始めてから「あれ、あれはどこだっけ?」と探すことがなくなりメイク時間の短縮にもつながった。

 組み合わせ方もいろいろと試すことができる。自分の使いやすいように組み合わせを工夫できるのはちょっとしたパズルのようで楽しい。

 私の場合は一番下に化粧水など肌のケアに使うもの。真ん中はファンデーションや、パウダー。一番上にアイメイクグッズや、チークなど仕上げに使う物を収納して、メイクする順番を考えながら収納するようにしている。そうすることでおおざっぱながらも分類して置いておけるので、あとから口紅だけ出したいと思った時も迷うことなく必要なトレーだけを取り出せる。


大きさを揃えていくと化粧品の種類もなんとなく分別することができた 毎日使うコットンも取り出しやすく収納できる 背の高い化粧品はまとめて基本形にいれた

実際に収納した様子。以前に比べるとだいぶみやすくなった
 化粧品はプライベートな製品なので出しっぱなしにしておくことははばかられるがこのメイクボックスだったらこのまま置いてあっても問題なさそうだ。

 シリーズで全9種類の製品が揃っているので、店頭などで組み合わせのシュミレーションをしてみてから購入するのがオススメだ。


全部を重ねたところ。高さがでるが半透明のおかげでそれほど圧迫感は感じない
組み合わせ例
組み合わせ例、その2

 製品には持ち手がついているので持ち運び可能。今回一緒に購入したメイクミラーと組み合わせれれば即席のメイクコーナーがすぐに作れる。


側面に持ち手がついているので持ち運びできる 鏡をセットすれば即席のメイクコーナーができる

 単純な構造の製品だが気に入って使っている。あえて要望をいうとすれば、引き出しタイプのものと、もう少し高さのあるものがあったらいいなということだ。重ねて収納しているので、「あ、アレちょっと使いたい」という時には、上に重なっている製品を下に降ろしてから使わなければならない。メイクの仕上げに使うような口紅、アイブロウペンシルなどをしまえる引き出しがあれば更に使い勝手が良くなりそうだ。高さについては、ヘアスプレーや化粧水の瓶など収まりきらない製品がいくつかあった。全てのサイズに対応していたらキリがないとも思うが、もう少し背の高いものがあっても良かったかなと思う。


重ねて収納しているので、1つだけなにか取り出そうと思うと手間がかかる ヘアースプレーなどは収納することができなかった

 化粧品を収納するメイクボックスは、探すといろいろな種類が出ている。が、妙にファンシーなものや、やたらと大きいものなどなかなか気に入る製品がなかった。今回の製品は無印良品らしいシンプルなデザインと使い勝手の良さが光る優秀な一品だと思う。化粧品に限らず釣り用品や、カメラ用品など収納場所に困る細々したグッズにも応用できそうだ。サイズと量をしっかり確認して、組み合わせを工夫すれば自分だけの収納コーナーを作れるだろう。





URL
  無印良品 (株式会社良品計画)
  http://ryohin-keikaku.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/mt/naruhodo2008/01new_2.html

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【新連載】家電業界デザイナーインタビュー
第1回:無印良品(2007/09/03)




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2008/01/30 00:01

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