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タカラトミー「トーキンググローブ」
~遊んで学べる、しゃべる地球儀
Reported by スタパ齋藤
タカラトミーの「トーキンググローブ」。日本語と英語で国名、首都名、国情報を読み上げてくれる学習向けの地球儀だ。クイズモードもあり、楽しく各国のことを学べる
家電Watch編集部より「貴様は言語を発する装置が好きだそうなので、おもしろいモノを送ったから試してみなはれ」というメールが届くや否や、地球儀が送られてきた。この秋、タカラトミーから発売された「トーキンググローブ」である。
えぇ~っ。地球儀ぃ~? なんか想像してたモノとは違うんですけど。でも一応……と使い始めたところ、この「トーキンググローブ」のおもしろさを発見&半日くらいハマったりした。
まずはその外見から。地球儀の直径は約20cmで、本体高さは約35cm、最大幅は約28cmといったところ。小振りな地球儀で、縮尺は1:6,380万。後述の時計や音声読み上げ機能を使うために、単二形電池×2本(別売)およびLR44電池×2枚(同梱)が必要となる。なお、地図等の製作には
渡辺教具製作所
が関わっているようだ。
地図上の情報としては国名、首都名、主要な都市名、河川名、山脈や盆地や海洋の名称を見られる。情報は詳細というほどではないが、ベーシックな地球儀としてフツーに使えるわけですな。
縮尺は1:6,380万
地球儀として必要最低限の情報が印刷されている
そのサイズから文字も小さめだが、学習用途には十分かもしれない。でも老眼だとツライですな
特徴的なのは、“ユーザーが指し示した箇所に応じて読み上げ内容が変わる”という機能───ターゲットガイドと呼ばれるセンサー機構を使って地球議場の一点を指し示すと、その位置に応じた情報を地球儀が読み上げたりする。
基本的に、地球儀上の一点を指定することで、「トーキンググローブ」の各種独自機能を活用できるってわけですな。で、その独自機能だが、具体的には「情報モード」「クイズモード」「世界時計モード」の3種類を利用できる。どれも情報等を音声で読み上げる機能だ。
突起部がターゲットガイドと呼ばれるセンサー機構
緯度方向に自由に移動できる。これにより、地球儀上の一点を指定する
ターゲットガイドのボタンを押すと、地図上の一点が赤く照らし出される。この地点が、現在指定しているポイントとなる
情報モードは2種類あり、国名と首都名の読み上げと、国名とその国の特徴を読み上げるというもの。具体的には「日本、東京」とか「日本、6,852の島が列に並び、4つの季節がはっきりした違いを見せます。魚介類の消費量は世界有数です」といった情報が読み上げられる。
ちなみに、以降の機能でも同様だが、網羅されている情報は世界70カ国。前述のターゲットガイドでポイントできる国(首都)は、白丸で囲まれている。読み上げ言語は日本語と英語で、本体下のJPN/ENGボタンの切り替えにより、説明内容はもちろん、ガイダンスもこれに準じた言語で読み上げられる。
例えば、ライトボタンでアメリカ合衆国の首都・ワシントンをポイントすると……
【動画】アメリカ合衆国の特徴が日本語で読み上げられる(WMV形式,511KB)
【動画】JPN/ENGスイッチの切り替えで、英語で読み上げることもできる(WMV形式,535KB)
それからクイズモード。4種類あり、国名の出題(音声読み上げ)に対し、ターゲットガイドの位置を動かすことで答える。「ロシア連邦」と読み上げられたら、時間内にターゲットガイドをモスクワに合わせてボタンを押す、てな遊び方ができる。遊びながら学習って感じですな。
他にも、首都名(の読み上げ)から国名を当てるクイズ、国の特徴から国名を当てるクイズ、なるべく早い時間で全問正解するタイムアタック風のクイズがある。
世界時計モードでは、ターゲットガイドを当てた国の時刻が、本体下の液晶パネルに表示される。世界時計としても使える、と。
全体的な使用感だが、まず、地球儀としての利便。「その国ってドコだっけ?」てな時に確認できつつ楽しめる。地球儀が1つあるとイイもんですな。
それから愉快なのが各クイズモード。俺の場合、いかに自分が世界各国がどこにあるのか知らないってコトが暴露されつつ国名と首都名もつながっていないコトも判明するという赤面モードに入ったわけだが、遊びながら世界の基本を知ることができるのはグレイト。
世界時計については、思った以上に便利。時差計算せず、地球儀を回すだけで各国の現在時刻がわかるのは、仕事なんかにもちょいと役立ったりする。
最後に操作性だが、ターゲットガイドも各ボタン類も扱いやすく、機能切り替え方法も平易。対象年齢6歳からの製品ってこともあり、誰でもすぐに使っていけるハードルの低さが好印象だ。
この「トーキンググローブ」、メーカー希望小売価格は13,440円、Amazon.co.jpでの価格は、10,500円と単に地球儀として見るとプチ高価!? みたいな感じだ。が、子供から大人まで、使ったり学んだり楽しんだりできることを考えると、かなりコストパフォーマンスが高いんではなかろうか、と思う。クリスマスプレゼントの候補としても良いだろう。
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URL
株式会社 タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/
製品情報
http://www.takaratomy.co.jp/products/talking-globe/
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2007/11/29 00:02
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