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コイズミ「迫力まつ毛 KLC-0910」

~熱でまつ毛をしっかり上げるアイラッシュカーラー
Reported by 本誌:阿部 夏子

コイズミ「迫力まつ毛 KLC-0910」
 眉毛は描かなくても、まつ毛だけは必ずあげるようにしている。女性にとって化粧をするときの重要ポイントの1つだ。まつ毛が上がっているか上がっていないかだけで、顔の印象というのはかなり変わる。それだけにまつ毛に関わる女性用化粧品は種類も豊富で、はやりすたりも早い。

 私は、最近まつ毛をあげるのにビューラーではなくて、ホットコームを使うようになった。なんだそりゃ、という男性読者のために簡単に説明すると、ビューラーというのは一般的に金属でできている、まつ毛を挟んで上向きにクセをつける道具だ。

 ホットコームというのはヒーターで本体についているクシ部分を温める。その熱でまつ毛をあげるというものだ。熱を加えることによって、毛というのはクセがつきやすくなる。髪の毛にパーマをかけるときに熱を加えるのもそのためだ。

 一般的に多く使われているのはビューラーの方だろう。電源もいらないし、まつ毛をはさんであげるので、簡単、確実にまつ毛をあげることができる。

 私がホットコームを愛用しているのは、まつ毛をよりナチュラルにあげることができるからだ。ビューラーでまつ毛をあげると毛を挟んであげるので、まつ毛が直角に上がってしまうことがある。その「いかにもビューラーであげました」というまつ毛がイヤで、より自然なカーブを簡単に作れるホットコームを使っている。

 もちろんビューラーを使っても自然なカーブを作ることはできるのだが、元来不器用な私にはホットコームの方がお手軽だ。

 男性にとっては「何をごちゃごちゃいってるんだ」というハナシかもしれないが、女性がメイクをするのは、人工的な美しさを演出するためではなく、人工的に作ってはいるけれども、自然な美しさを手に入れたいからだ。つまり、まつ毛をあげてるからパッチリした目ではなくて、私は生まれつきまつ毛が長いのよ、だから目も大きいのと思わせたいのだ。

 そのためにはナチュラルカーブのまつ毛は必須だ。なんだかアツク語ってしまったが、そんなわけで今回は小泉成器のアイラッシュカーラー「迫力まつ毛 KLC-0910」をご紹介したい。

 パッケージにはその名のとおり迫力まつ毛の女性が印刷されている。色は白と、青の2色。今回は深みのある青をえらんだ。価格はオープンプライス。Amazon.co.jpで1,660円で購入した。


パッケージ
パッケージ裏面
本体正面

本体にはラインストーンがちりばめられている 本体中央にある電源スイッチ 電源は単三電池1本。本体の下側に入れる

 本体サイズは22×22×130mm(幅×奥行き×高さ)。質量24g。持って歩くことができるコンパクトなサイズだ。電源は別売りの単三電池1本。本体にはラインストーンが施されていて、いかにも女性用の美容家電といった感じだ。

 最近ではアイラッシュカーラーも色々な種類があるのだが、この製品の特徴は2つの種類のコームがついていることだ。先端のヒーター部分の両側にそれぞれ形状のことなるコームがついている。

 幅の感覚が広い方が「ワイドボリュームコーム」、狭い方が「ディティールコーム」だ。「ワイドボリュームコーム」はまつ毛のボリュームを出したい時に使う。幅の広いコームを使うことで毛が束のように仕上がる。まつ毛が毛束になることで、1本、1本が太く見えボリュームが増すのだ。もう1つの「ディティールコーム」は下まつ毛や、目尻、目頭など細部の毛の調節をするときに使うものだ。


本体先端には両側に種類の異なるコームがついている 下まつ毛や、目尻用の「ディティールコーム」 幅がやや大きめの「ボリュームコーム」

 さっそく使ってみた。電源は本体中間地点にある、銀色のスイッチをONにするだけ。コーム先端部分にあるセンサーの色が黒から少し水色がかってきたら準備OKだ。水色になるまでの時間はおよそ、1分30秒くらいかかった。

 これまで使ったことのあるホットコームに比べてやや温度は低め。計ってみると、30℃前後だった。


銀色のスイッチを上に上げると電源が入る 本体先端にある、温度センサー。本体が温まってないときは黒い 本体が温まって、使用出来る温度になると水色になる

パッケージ裏面には、それぞれのコームの使い方が記載されている
ディテールコームの使い方
温度は30℃前後で触っても熱くはない

幅が広いのでまつ毛がコームの間に入り込む
 まつ毛の根元に3秒あててそのままカーブを描くように毛先をあげていく。コームの幅が広いのでコームがまつ毛の間にスッと入り込む。毛がコームの間に入り込むので。熱が毛の1本、1本にしっかり伝わって、すぐに上向きになる。

 製品によっては、マスカラをつけた状態での使用は禁止されているものもあるが、この製品はマスカラ塗布後の使用も大丈夫だ。ただ、その際どうしても本体にマスカラがついてしまう。汚れが気になる人はマスカラをつけない状態で使うことをお勧めする。


マスカラをつけてから施術すると先端部分にマスカラがついてしまう かなりベッタリとついてしまうので汚れが気になる人は避けた方がいいかもしれない

マスカラをつけたあとに施術している様子
 最初はやや低めかなと思った温度も、使ってみるとまつ毛がしっかり上がるので、何の問題もない。むしろ、肌が弱くて高温のものを肌に触れさせたくないと言う人には向いている商品かもしれない。

 ただ、幅が大きいことで、マスカラを使ったときに固まらせたくないまつ毛同士も固まってしまう。マスカラをつけてからだと特に毛同士がすぐに固まってしまう。繊維入りマスカラなどを使用すると特に固まりやすかったので、使うマスカラの種類を選んだ方がいいかもしれない。

 次に下まつ毛や目尻に使う、「ディテールコーム」を試してみた。このコームは形が三角になっているので作業が非常にしやすい。先端の三角部分を使って、細かい下まつ毛も1本、1本カールをつけていくことができる。コームの間の幅は「ボリュームコーム」の約半分。目尻や目頭などの作業しずらい場所も、コームの先端部分が三角で細くなっているのできちんとくせづけできる。

 これは個人的な要望になってしまうのだが、先端部分にもクシをつけて欲しいと思った。先端部分にコームをつけると、本体を横だけではなく縦にも動かすことができる。この製品はコームの幅が大きいことでまつ毛が固まりやすい。自然に固まってくれればいいのだが、マスカラをつけた後だとマスカラ同士が固まって、不自然に毛が絡んでしまう。本体を横に動かして、このダマを取ろうとすると余計に毛同士が固まってしまい。とてももどかしく感じた。ダマを取るためのコームが先端にあったら、もっと使いやすくなると感じた。

 熱でクセを付けたまつ毛は、カールが自然に仕上げることができるほかに、そのカールが長持ちする。朝1回まつ毛をあげただけでその効果がほぼ1日持つ。これは熱電源のないビューラーと比べると大きな差だ。

 この製品に限ったことではないが、電源が乾電池のアイラッシュカーラーは電池が終わるのが本当に早い。毎日2分くらいの使用で、2週間ほどで切れてしまうものがほとんどだ。友人の1人など単三電池も一緒に持ち歩いているほどだ。外出先では使用しないという人も、購入の際は一緒に単三電池のストックも準備しておいた方がいいかもしれない。

 アイラッシュカーラーも色々な種類の製品が出ていてコームの形状もさまざまだ。まだ、アイラッシュカーラーを1度も使ったことがないという人にはぜひ、一度試してもらいたい。ビューラーで作ったのとは、違うカールが実現できる。





URL
  小泉成器株式会社
  http://www.seiki.koizumi.co.jp/
  製品情報(PDF)
  http://www.seiki.koizumi.co.jp/business/pdf_prdct/08BCp17_18.pdf

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2007/11/28 00:02

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