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日垣本社「ポールカケッタ」

~ネジ/クギを使わないフックで部屋干しスペースを確保
Reported by 本誌:正藤 慶一

日垣本社「ポールカケッタ」
 自分で洗濯をしている人なら、天気がぐずついて洗えなかったり、洗濯物を洗ったけど、突然雨が降ってきて干せない、といった場面に一度は出くわしたことがあるだろう。こんなときに活躍するのが洗濯乾燥機だが、持っていない場合は、室内に洗濯物を干すという、いわゆる「部屋干し」という手段をとることになる。

 部屋干しというと、衣類が生乾きになり、いやなニオイが気になるという良くないイメージがある。しかし「防犯」や「夜に洗濯する」という観点からみれば、十分に価値があるものだ。冬の季節なら、部屋の乾燥した空気を潤すというメリットもある。最近では部屋干し用の洗剤も多く発売されているが、これも部屋干しに対するニーズがあるからだろう。

 しかし室内には、庭やベランダほどは物干し用のスペースが用意されているわけではない。それほど多く干せないのが現状だ。

 そこで今回は、部屋干しのスペースを拡げるグッズ「ポールカケッタ」を紹介しよう。楽天市場では3セット入りで980円で購入した。

 この商品、部屋に衣類を掛けるためのフックなのだが、最大の特徴は、設置にネジやクギ、接着剤などを使わない点にある。賃貸住宅では、壁に跡が付くと敷金の返還額が少なくなる恐れがある。本製品はそれを回避しつつ、衣類を掛けるための場所が増やせるのだ。

 パッケージ内容は、片側にゴムが付いた金属製のフックと、長細い穴が3つ並んだ金具の2つから成る。サイズは、フックは220×34mm(幅×奥行き)で、金具は50×65mm(同)。これらを組み合わせて室内に取り付けるのだ。

 取り付け場所は、ふすまや窓、ドアの木枠に限られる。まず、金具の穴にフックを通し、金具の出っ張った部分を木枠の上部に引っ掛ける。そして、フックのゴム部分を枠に当てればセット完了。金具には小さなツメが3つ付いており、これが木枠にめり込む仕組みだ。木枠は厚みが2~4.5cmのものに対応するという。


パッケージ内容。金具(左)とフック(右)が2つずつ入っている 金具には木枠に引っ掛けるためのツメが付いている
フックを金具の穴に通す

金具を枠に引っ掛けて……
フックのゴム部が枠に当たるように位置を調整してセット完了 このようにレールの中央部にゴムを掛けてもバランスを取ってくれる

 試しにハンガーをフックに掛けてみると、まったく問題なく服を支えられた。また、重たいコートを掛けてみても問題はなかった。金具とフックが、しっかりとドア枠を挟んでいるからだろう。安定性はかなりのものがある。ちなみに耐荷重の目安は3kgだ。


Tシャツをセットしたハンガーを吊るしたところ ハンガーをそのまま木枠にかけるよりも安定感がある 重量のあるコートでも問題なかった

 しかし、このフックの長さでは、ハンガーは多くても3つくらいしかかけられない。部屋干しスペースを拡げるというのに、これではさすがに頼りない。そんな場合は、今設置したフックと金具の反対側の枠にもう1つセットし、フックの大きく窪んだ部分に棒状のポールを乗せてみよう。これで、ポールを物干し竿のように使用できるのだ。ポールは直径32mm以下のものが使用可能。楽天市場で820円で購入できた。

 これを使うことで、シャツは計6枚を吊るせた。もう少し間隔を詰めれば、8枚くらいはセットできるかもしれない。また、バスタオルや角型のハンガーもセットできた。ポールはフックの上に載せているだけなので固定されていないが、フックから落ちることもなかった。


別売のポールを載せて、物干し竿のように使うことも可能。ポールのサイズは、32×910mm(直径×幅) ご覧のように、シャツは6枚セットできた。間隔を詰めればもう少しかけられそうだ
バスタオルもOK

角型のハンガーをかけたところ フックの窪みの上に載せているだけだが、落ちることもなかった

ちなみにポールの購入時は、写真のように切り口が開いている 別売のパイプキャップを使えば切り口が隠せる。楽天市場で450円で購入した

 問題は、本製品をセットできるのがふすまやドアの枠に限られてしまうため、常にその部分を開け放しにしなくてはならない。引き戸なら、フックのゴム部の位置を手前にセットすれば片側だけは開閉できるが、強度の面では少々不安がある。頻繁に戸を開閉する必要がある場所の設置には、はっきり言って向かないだろう。さらに、ポールの全面に洗濯物を吊るした場合、通行するにはしゃがんで避けなければ通れない。普段から使うものというよりも、盗難の恐れがあるもののみをピンポイントで干したり、洗濯物を干せない場合の緊急手段のために使った方がよさそうだ。

 しかし、ネジやクギを使わずに部屋の設備を拡張できるのは、賃貸住宅に住む身として、とてもうれしい。部屋干しの洗濯スペースに悩む人はもちろんだが、狭い部屋を有効に使いたいというシングル層にもお勧めだ。


フックがつっかえるため、設置したままの状態でドアの開閉はできない 写真のようにセットすれば開閉可能。しかし、強度の面で不安がある 我が家では2カ所に設置している。狭い室内スペースを有効に使うためのひとつの手段になるだろう




URL
  株式会社日垣本社
  http://www.higakihonsya.co.jp/



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2007/11/14 00:04

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