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家電製品ミニレビュー
ソメラ「高速脱水機 C-14LSS」

~脱水済みの洗濯物をさらに絞る強力脱水専用機
Reported by 西村 敦子

外に洗濯物が干せない環境の方におすすめ

最初は大きく感じたソメラ高速脱水機。プールによく置いてある、小型の脱水機よりふたまわり大きいイメージで、脱水槽も大きめです
 私事ですが、半年前、洗濯物をベランダに干せないマンションに引っ越しました。マンション全体でベランダへの外干しが禁止されていて、ドラム式全自動洗濯乾燥機と浴室乾燥が標準装備。ベランダに洗濯物が干せないマンションは結構あるようです。

 私は、それまでドラム式全自動洗濯乾燥機を使ったことがなかったので、最初は「なんて便利だろう」と喜んで使っていたのですが、1カ月後の電気代の請求書を見て驚きました。やっぱり乾燥機の電気代は相当なものでした。それに家庭用の小さな乾燥機では、ワイシャツなどがシワシワに仕上がってしまって、アイロンをかけないと着られない、ということも知りました。小物類の洗濯・乾燥には便利なんですが、洗濯乾燥機にも向き不向きがある……と実感。

 電気代で後悔してからは、なるべくバスルームに干す浴室乾燥を使うようになったんですが、これもまた乾燥にかなり時間がかかるので、ヘタをすると干している間に部屋干ししたような臭いがついてしまって二度手間になったり、洗濯をするタイミングを間違えると風呂に入る時間とかぶってしまったりして、いちいちイライラ。天気のいい日にはベランダに干したくて仕方なかったのでした。

 そんなとき、編集部からタイミングよく教えてもらったのが、この「ソメラ高速脱水機」。話を聞いたときには、プールで使う水着やタオルを気軽に脱水できて便利かな、という程度の感覚だったのですが、宅急便で洗濯機本体かと思うほど大きな箱で届いてびっくり。箱を開けても想像以上に本体が大きく、「こんなに大きな物を置く場所がないなぁ」「ちょっと失敗したなぁ」と思いながら使い始めたのでした。メーカー希望小売価格は36,540円。Amazon.co.jpで20,440円で購入しました。

 本体を取り出してみると、直径は35cm、高さは60cm以上あってかなり大きいものです。本体はステンレス製で重さも10kgあります。買う前に置き場所は考えて置いた方がいいでしょう。もう1つ、排水は本体の横にある蛇口のような排水口から直に出るので、バケツや洗面器などで受けることになります。ホースは付いていません。


脱水槽はステンレス製なので、丈夫で衛生的 本体は10kgありますが、両縁に取っ手があるので、ちょっとした移動もラク

底面にはゴム脚が3本あり、音や高速回転の衝撃を吸収しています スイッチ・ハンドルを「OFF」の位置から「ON」にすると回転がはじまります
ハンドルを「ON」にした状態

久々に目からウロコ!

 製品ホームページにある説明や、付属していた取扱説明書を読んでみると、この高速脱水機というのは最初に私が想像していたものとはだいぶ使い方が違うものでした。一度全自動洗濯機で洗い、脱水も終わった状態(通常ならそのまま干す状態)の物をこの高速脱水機でさらに脱水するという使い方で、「2.1kgの洗濯物から、800ccの水が脱水できる」というふれこみでした。

 すでに脱水してある洗濯ものからそんなに脱水できるわけがない、と半信半疑で使い始めたのですが、まず結果からいうと目からウロコの性能でした。

 本当に「ジャー」と水が脱水されてびっくり。洗濯機で脱水したものから、さらにこんなに脱水できるなんて、信じられませんでした。実際にこの高速脱水機で脱水した洗濯物を浴室乾燥で干してみると、今までよりも乾く速度が速く、部屋干しのようなイヤな臭いもしなくなりました。半分とまではいかないまでも、1/3以上は確実に短くなっています。

 外に洗濯物を干せない我が家にとっては、乾燥時間はガス代に直結します。ソメラ高速脱水機の電気代は1回1円程度と格安なので、毎回この高速脱水機にかけてから干すようになりました。

 全自動洗濯乾燥機で乾燥までさせる時も、全自動を選択せずに、まずは通常の洗濯で脱水までして、高速脱水機でさらに脱水。その後、もういちど洗濯機に戻して乾燥させています。こうすると乾燥時間が確実に短くできます。

 我が家のドラム式全自動洗濯乾燥機は、乾燥までセットすると通常よりも脱水時間がかなり長く、このときの振動が気になります。ソメラ高速脱水機での脱水は2~3分ですから、振動する時間も短いのでも洗濯物を移し替えるのも苦になりません。

 ソメラ高速脱水機で脱水すると、ワイシャツやTシャツ、タオルなどは手で持ってわかるほど重さが軽くなっています。Tシャツなどは、部分的に色が多少乾いたときの色に変わっているほど。脱水できる水の量は、ドラム式全自動洗濯乾燥機で洗った洗濯物の場合、ソメラ高速脱水機に8割ぐらいの量を入れて脱水すると、1回で300cc程度脱水できます。我が家の場合は1回の洗濯でソメラ高速脱水機2~3回分が洗える容量なので、何度かに分けてソメラ高速脱水機で脱水して、合計は800ccぐらいになります。



排水口から、つらつらと水が出て、私の環境の場合5分弱で300cc以上排水されました。ぽたぽたと出続けるのでどこで止めるか迷いますが、一応使用は5分以内でと説明書に書かれています 一回の洗濯(ソメラ高速脱水機2~3回)で、このカップ2杯分、800cc程度が脱水できます

 使ってみた感覚だと、厚手のタオルなどよりも、洋服からの方が多く脱水できる傾向があるようで、乾きの早さが実感できます。

 正しい使い方に慣れてくると、最初は「大きすぎるな」と思った本体も、これ以上小さいとさらに回数を分けなければいけないので、ちょうど良いと思われて、邪魔に感じなくなりました。


2~3分で高速脱水。時間設定やアラームのないシンプルな作り

【動画】バスタオル3枚、フェイスタオル3枚、Tシャツ3枚の脱水のようす。たいてい2~3分でポタポタと出る程度になるので、適当なところで終了させます(WMV形式,6.23MB)
 順序が逆になってしまいましたが、ソメラ高速脱水機の細かい使い方を説明します。

 洗濯機で脱水まで終えた洗濯物を重いものが底の方になるように、なるべく広げて1枚ずつ入れていきます。隙間を作らないようにバランスよく均等に重ねていき、さらに最後に上から強く押し、つぶして隙間をなくします。

 付属する2枚のフタのうち、まずは白いフタを洗濯物上にセット、その上にグレーのキャップを入れ、さらにしっかり押し込みます。セットできたら、本体のフタをしてスイッチ・ハンドルをフタの方に回して脱水を開始。排水口から水が出るので、その下にバケツやオケなど水受けを置いて使います。脱水が終わってからもしばらく水が出るので、しばらく水受けを置いておいたほうがいいでしょう。

 時間のセットやアラームなどはない、ひたすらシンプルな作りで、このスイッチ・ハンドルをONの方向にセットしている間、ずっと脱水されています。アラームやタイマーで自動停止しないので、その場を離れることはできません。

 だいたいONにしてから20~30秒ほどで排水溝から水が出始めるので、2~3分して排水の出が「少なく」なったらスイッチ・ハンドルの位置をOFFにゆっくり戻して終了します。このとき水は完全に出なくなるわけでなく、徐々に少なくなる感じですが、5分以内の利用が勧められているので、完全に出なくなるまで待たずに、ある程度のところでやめておきます。


付属する2枚のフタ。最初に白いフタをセットします 白いフタの上にグレーのキャップをかぶせます 上からぎゅっと押して隙間をなくしておかないと、騒音や揺れの原因になります

 この脱水時の動作音は、洗濯物を均等に広げて重ねたかどうかでまったく変わってきます。うまく広がって均等にできたときは、洗濯機よりも全然静かですし、ほとんど振動もありません。逆に、バランスが悪くなってしまったときは、音がかなり大きく振動も激しくなります。どちらにせよ普通の洗濯機の脱水の時の音とは違う、「クルマやバイクが高速で走っているときにするモーター音」のような音で、普通の洗濯機よりも2倍の高速で回転しているというのもうなずけます。


脱水で出る、にごった水に驚き。アトピーの方の洗濯カス対策にも便利

 また、脱水される水のにごり具合にも驚きました。洗い終わった洗濯物から出る水が、必ず洗剤カスでにごっているんです。うちは全員アトピーなので、溶け残りがないようにアトピー向けの液体洗剤を使っているのですが、それでも毎回にごっています。

 最初見たときは、もう一度すすぎなおした方がいいのか悩んだぐらいでした。洗濯カスに反応しがちなアトピーの方には、洗濯カスを取るという意味でも、高速脱水機はおすすめできます。

 ホームページでは、「ワイシャツなら脱水後そのままアイロンがけができる」とか、「化繊の衣類ならそのまま着れてしまいそう」と表現されています。実際、ポリエステルなどの薄い上着なら(もちろん乾燥した状態ではありませんが)着ても問題ないぐらいまで脱水できます。


洗濯後のはずなのに、排水口から排水された水はかなりにごっていてショック。洗濯カスをなるべく少なくしたいアトピーの方にも高速脱水機はおすすめです
Tシャツなどは特に効果大。高速脱水機で脱水したあとは、しっかり脱水されたところの色が違って見えるほどです

単に脱水が足りないだけではない、高速脱水機と洗濯機の脱水機能の差

 日々、ソメラ高速脱水機を使っていてふと疑問に思ったのが、もしかして、そもそもうちのドラム式全自動洗濯乾燥機の標準設定の脱水時間が、洋服の傷みを防ぐために短めに設定されているのではないのか? という疑問です。単にそういう問題なら、わざわざ毎回高速脱水機に詰め替えて脱水しなくても、脱水時間を長めに設定すればいいことになります。ちなみに我が家の標準設定では脱水時間は9分でした。

 そこで、まったく同じ肌がけ2枚に標準時間の洗濯をし、そのうちの1枚を「ドラム式全自動洗濯乾燥機でさらに9分脱水」(つまり普段の倍の時間脱水)してみました。そしてこの2枚を、それぞれ1枚ずつ「ソメラ高速脱水機で5分脱水」し、脱水できた水の量を比べてみたところ、驚いたことにほとんど差がありませんでした。つまり、ドラム式全自動洗濯乾燥機で9分追加で脱水したものからも、同じぐらいの水の量が脱水できたわけです。


全自動で洗濯後、ソメラ高速脱水機で5分間脱水して排出された水の量
全自動で洗濯後、さらに9分間洗濯機で脱水。その後、ソメラ高速脱水機で5分間脱水して排出された水の量。ほとんど変わらない量が排出されました

 これで単に脱水時間が短いからではなく、ソメラの高速脱水機の効果で脱水できているのだと納得でき、高速脱水機への詰め替えが面倒に感じなくなりました。

 強力に脱水できるようになって乾燥時間が短くなってからは、洗濯物が外に干せないイライラがなくなってきました。それよりも「夕立を気にせず外にでかけられる」とか「夜でも短時間で乾かせる」などの利点の方を見るようになってきました。

 世界的に見ると、ベランダなどの外に洗濯物を干さない地域は珍しくないとのこと。こういった高速脱水機で脱水することはとてもポピュラーだそうで、留学や転勤で知って、便利だったので日本に帰ってからも使っているという方も多いようです。

 普通の洗濯機で長時間脱水するよりは、ソメラ高速脱水機で短時間の脱水する方が洋服の傷みも少なそう。ベランダに干せないお宅や、浴室乾燥をメインに使っている方、乾燥機の利用が多い方には、ぜひおすすめしたい商品です。





URL
  日本ゼネラル・アプラィアンス株式会社(日本代理店)
  http://www.jgap.co.jp/
  製品情報
  http://www.jgap.co.jp/goods/spin_dryer.html



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2007/11/14 00:03

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