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【 2009/03/24 】 |
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【 2009/03/23 】 |
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家電製品ミニレビュー |
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～220℃で髪を伸ばす、プロ用ストレートヘアーアイロン
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Reported by
本誌：阿部 夏子
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「ストレートアイロン」というのは髪についているクセを高温の髪専用のアイロンで伸ばすというものだ。「ストレートアイロン」自体はかなり昔からあるもので、使ったことがある人も多いと思う。ただ、外見を職業の1部としている人を覗けば、「ストレートアイロン」を毎日使い続けている人はあまりいないのではないかと思う。 理由は様々だが、まず、髪が傷む。毎日100℃以上の高温で髪を無理矢理伸ばすのだから、髪が傷むのも当然だ。次に、時間がかかる。一般的なヘアーアイロンは、毛束を少量づつアイロンに挟んで髪をストレートにしていくのでとても時間がかかる。髪の量や長さにもよるだろうが、少なく見積もっても20分はかかる。 これらの理由から、本当に髪をストレートにしたい人は、美容院にいって「ストレートパーマ」や「縮毛矯正」をかける人が多い。とはいっても、これでもまだ完璧ではない。パーマをかけても当然、毛は日々伸びていくわけで、根本部分からはまたクセのついた髪が生えてくる。 というわけで女優や、モデルのような完璧なストレートヘアーを目指す人にとって、ストレートアイロンは必須アイテムなのだ。 さて、前置きが長くなってしまったが私自身はどうかというと、ストレートヘアーをあきらめた人間である。というのも、髪の毛の量が普通の人の2倍以上あって、かつゆるいクセがある、ストレートヘアーにはもっとも向かない髪を持っているからだ。高校時代はアイロンを使って必死に髪を伸ばしていた時期もあったが、20歳を越えてからは毎日髪を1つにまとめて終わり。ほかには何もしなくなってしまった。 それでも、サラサラのロングヘアーの女性をみて「うらやましい。たまにはきれいな髪にしたい」とかいう気持ちはかろうじて残っていたようだ。楽天市場で売っていた「ヘアーアイロン」をまた懲りずに購入してしまったのだ。
今までの2台と違う点はまず、価格が1万円以上と高額なこと、この製品はプロ用の製品だということだ。プロ用の製品ということで、細部に至るまで色々な工夫がされている。到着した商品にも、その気遣いが感じられた。 まず、この製品には「アイロンテクニックDVD」がついている。製品の正しい使い方がモデルを用いて、細かく説明されている。これまで何度もストレートアイロンを使ったことがある私だったが、このDVDによると、私の使い方は間違っていた。私はこれまで、髪の束の根本部分をアイロンに挟み、毛束を挟んだまま毛先まで滑らすようにして使用していた。 それが、このDVDによると、毛束を根本部分で挟んだで2秒ほど立ったら1回アイロンを髪から離して、アイロンの位置をずらすようにして使うものだという。高熱のアイロンと、髪の摩擦が髪が痛む原因になるというのだ。基本的な使い方から間違いを指摘され、もしかして今度こそは使いこなすことが出来るんじゃないかという期待がどんどん高まる。 本体専用オイルもついてきた。これは、アイロンを使う前に髪全体に塗布して使うものだ。このオイルを塗ることによって、高温のアイロンの熱から、髪の毛を守ってくれるという。
私がこの製品を選んだ一番の理由は設定温度の高さだ。設定最高温度が220℃だという。自宅にあったヘアーアイロンの最高設定温度を確認したところ、180℃と130℃でどちらも低かった。この設定温度の高さがいかにもプロ仕様という感じがして惹かれたのだ。 プロが毎日使う商品として、本体自体にも様々な工夫がされている。まず、本体が200gととても軽量であるということ。アイロンは髪に使用するものなので、当然手を首以上に持ってきて使用する。重さが軽ければその分、手首や首への負担も減る。 グリップ部分も持ちやすいように工夫がされている。アイロン部分はセラミック製で、本体は抗菌加工が施されている。また、施術中に電源コードが絡まないように本体接続部分は360度回転する仕組みになっている。
ただ、この手の製品は髪質に合う、合わないがあるのでとにかく使ってみないことにはわからない。期待と不安をもって試してみた。 まず、付属のオイルを髪全体に塗る。思っていたよりもベタベタとして、伸びがあるのでたくさん塗りすぎると髪がテカテカしてしまうくらいだ。最初は少量づつ出して塗っていた方がいい。
ここでまず驚いたのが、その立ち上がりの早さだ。これまで、ストレートアイロンを使うときは、電源を入れて、設定温度になるまで、メイクをしながら待つというのが常だった。でも、この製品は20秒ほどで、点滅が終わった。これまでより高い温度設定で時間は1/3以下なのだから、これは驚きだった。
220℃という高温を髪にあてるのは初めての経験なので、注意深く本体を髪にあてていく。オイルを塗りすぎていたのか、髪にアイロンをあてたとたん「ジュワー」という音と共に、蒸気が出る。 髪にアイロンを当てるのは1回2秒ほどの短い時間なので、すぐに髪からアイロンを離して、すぐ下の場所へ移す。それを繰り返していく。 実際に施術してみると220℃という温度がいかに高いかということがよくわかる。アイロンから離した直後の髪は熱くてとても触れない。お子さんやペットのいる人は充分な注意が必要だ。 これまでの自己流のアイロンの掛け方とは違っていたので最初はかなり戸惑った。アイロンを当てた場所と、当てていない場所で髪の表面上に段が出来てしまった。これではストレートヘアーにはほど遠い。 内心焦りながら施術をすすめていくと徐々にコツがわかってきた。髪を挟むときに力を入れすぎるから、髪に段がついてしまうのだ。そっと挟むようにすると、段がつかなくなってキレイに仕上げることができた。 220℃という高温を髪にあてることで髪が傷んだりしないかという不安もあったが、実際施術をすすめていくと、熱を髪にあてている時間はこれまでの機種に比べるとずっと短かかった。本当に2秒ほどあてているだけで髪がまっすぐになっているので、驚いた。これは使いこなすことができれば、かなりの時間短縮が図れそうだ。 ちなみに初めて施術した今回は、ロングヘアーの私で20分弱くらいだった。 仕上がりはサラサラだった。施術前はオイルのべたつきが気になったが、施術を終えて見るとべたつきはなくなって髪がしっとりサラサラになっていた。
午前中に施術をして、その日1日ストレートを持続出来た。実はこの日好きなアーティストのライブがあり、そこで思い切り大騒ぎをして、汗をかいたのだが、自宅に帰って来た時もストレートが持続していた。実はここが重要な点なのだ。今までは施術後すぐはサラサラストレートに完成しても、時間がたつと、クセが戻って来てしまうことがよくあった。特に雨の日や、湿気の多い日は要注意だった。 今回の場合は汗をかいて頭を振り回してもストレートが持続していたので、その持続力には期待できそうだ。 時間が短縮できる、工夫のある製品だと言うことはもちろんだが、なにより仕上がりの良さが今まで使っていた機種とは違っていた。高熱で髪のクセをしっかり伸ばしていく実感がしっかり感じられる。これはプロ用の製品だということが納得できた。そのかわり技術も必要だ。短時間で仕上げるためには慣れが必要だろう。 長いこと遠のいていたストレートヘアーだったが、久しぶりにやってみると髪がきれいなのはやっぱりテンションが上がる。毎日は無理でも、ここぞと言うときは20分早く起きてストレートヘアーにするのもいいかもしれない。 とにかく仕上がりがいい。使っているのといないのとでは見た目はもちろん、髪質までが異なる。これまで何台かストレートヘアーアイロンを使ってきたが、ここまでの満足度高い製品はなかった。ヘアーアイロンを買うのは、今回の機種で最後になりそうだ。 ■URL 株式会社アズスタイル（楽天市場内） http://www.rakuten.ne.jp/gold/snk/ 製品情報（楽天市場内） http://www.rakuten.co.jp/snk/647054/645538/ ■ 関連記事 ・ 家電製品ミニレビュー ナショナル マイナスイオン・スチームアイロン「イオニティ EH1517」（2007/02/27）
2007/11/08 00:01 - ページの先頭へ-
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