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家電製品ミニレビュー
三ツ谷電機「電動大根おろし器“おろしちゃん”」

~大量の大根おろしで「雪鍋」を作る
Reported by 本誌:伊達 浩二

三ツ谷電機「電動大根おろし器“おろしちゃん”」
 三ツ谷電機の「電動大根おろし器“おろしちゃん”」は、モーターの力を使って、大根を簡単におろせる機械だ。それ以外の機能は何もなく、一芸に特化した製品と言える。メーカー希望小売価格は4,000円で、楽天市場では2,000円~3,000円ぐらいで購入できる。

 おろしちゃんは、AC100Vを電源とし、大きさも107×180×207mm(幅×奥行き×高さ)で、重さも約800gある。小型のミキサーぐらいの大きさだ。


製品本体
本体、上面。強く押さないようにとの注意書きがある 本体側面。白いボタンが電源スイッチ

左上から時計回りに本体、容器、押し込み棒、フタ、おろし板 容器を外した状態。金属の棒のところに容器をセットする
まず、容器をセットする

容器の中心におろし板をセットする おろし板はプラスチック製でザラザラとした突起がついている 最後にフタをかぶせる。フタの筒状の部分に大根をいれ、その上から押し込み棒で押して大根おろしを作る

 たとえばサンマを焼いて、大根おろしをちょっと添えたいと言うときに、いちいちこの機械を棚から取り出して使うかというと疑問だ。質の良い大根おろしを使えば、どんぶり半分ぐらいまでの量なら手でおろした方が早いだろう。

 では、家庭において、おろしちゃんは過剰な商品なのだろうか。いや、そうではない。家庭料理においても、大量の大根おろしを必要とする料理があるのだ。そういう道具があるからには、それを必要とする需要があるのだった。

 今回は、大量の大根おろしを必要とする料理「雪鍋(ゆきなべ)」を紹介しながら、おろしちゃんの実力を見ていこう。

 雪鍋は簡単にいえば、「鍋一杯の大根おろしを暖め、具を入れて食す」という料理だ。名前の由来は大量の大根おろしを雪に見立てたものだろう。風流な名前だ。名前もそうだが、冬が近くなり、大根が辛くなくなった時期にふさわしい鍋物だ。具は、鶏肉などが多いが、我が家では海老や蟹などをよく使う。赤くなった海老や蟹が、白い大根おろしに映えて彩りが美しいからだ。

 使う鍋にもよるが、2人前では大根は半分から1本を必要とする。おろしちゃんは、大根を入れる入り口が狭いので、適当な長さに切った上で、四つに割ると良い。大根を入れるときは、太い側から入れた方が安定しておろせるようだ。


大根は1本を半分に切り、それを4つに割る 横にあるスイッチを押しながら、大根をいれていく 手のひらでスイッチ部分を押すと、本体が固定されて作業が進みやすい

4つに割った大根2本分くらいで容器がいっぱいになる 【動画】大根おろしができる様子(WMV形式,198KB)

 切った大根を入れ、上から押し込み棒で押さえながら、本体のスイッチを入れる。すると、見る見るうちに、大根がおろされていく。恐ろしいぐらいの勢いだ。なお、取扱説明書には、大根を強く押し込もうとするなと、くどいほど注意されている。

 1本の大根の1/4ほどをおろすと、おろしちゃんの容器は一杯になる。フタを開け、回転歯をはずして、大根おろしを鍋に空ける。あまり大量に容器に溜めると、大根おろしがモーターの回転軸のところにこぼれてしまうので、早め早めに鍋に移した方が良い。

 雪鍋のレシピでは、おろした大根をざるに上げて水気を切ると書かれていることが多いが、我が家の場合は、そのまま鍋に入れてしまう。テーブルに置いたガスコンロに火を入れ、強火でどんどん暖めていく。大根おろしが煮立ってきたら中火にし、具を入れ始める。三つ葉を添えるのも、緑が雪に映えるのでお勧めしたい。海老などは色が変わったら食べ頃なので、周囲の大根おろしごとレンゲで取り、ポン酢でいただく。

 今回は海老と鯛の切り身という、おめでたい組み合わせにしたが、豆腐もおいしい。湯豆腐とはまた異なる味わいがあり、醤油をかけてご飯のおかずにもなる。油揚げや厚揚げも相性の良い具だ。


大根おろしを鍋に移し、強火で加熱したところに具材をいれていく 鯛など白身の魚もよく合う 白い大根おろしに赤い海老と三つ葉の緑が映えて美しい

 雪鍋は、冬に向いた家庭料理だが、大量の大根おろしを必要とするのが、唯一の難点だった。今年の冬はおろしちゃんのおかげで、卓上で雪見をする回数が増えることだろう。





URL
  三ツ谷電機
  http://www.ginzado.ne.jp/~mitsutani/
  製品情報
  http://www.ginzado.ne.jp/~mitsutani/daikonoroshi/mdo30.html

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2007/11/07 00:03

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