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やじうまミニレビュー
クラスプ「ふたつけルン!」

~扱いにくい袋物にフタをつけるキッチン雑貨
Reported by 本誌:阿部 夏子

 台所の戸棚を開くとため息が出る。色々な種類の調味料が散乱していて、小麦粉なのか、片栗粉なのかよくわからない白い粉がうっすらと舞う。私個人の意見で言わせていただくと、食材で扱いにくいものベスト3が小麦粉、片栗粉、パン粉だ。

 それらの食材の共通項が、入っている袋にフタがないことと、使うときに袋から直接出すということだ。小麦粉や、パン粉、片栗粉は他の容器に入れ替えるという種類の食材ではない。輪ゴムで止めたり、袋ごとパッキングしたりと工夫はしてきたものの、使うときにこぼすという問題点は解決できなかった。そもそも小麦粉が入っているあの袋の構造もこぼしてしまう大きな要因なのだ。紙が2重、3重構造になっているため、紙の間に小麦粉が入り込んでしまう。その部分に入り込んだ小麦粉が、まわりに飛び散る。

 そんな生活の中での小さなストレスを解決してくれそうなものを楽天市場で見つけた。その名も「ふたつけルン!」だ。フタのない、入れ物にもフタを付けてしまうという。250円という価格の魅力も手伝って、大250円、小180円(送料別)を1個ずつ購入した。


「ふたつけルン!」大サイズ
「ふたつけルン!」小サイズ
同封されていた説明書

 届いた製品は見た目そのままの「フタ」だった。大は直径5cm、小は直径4cmでそれぞれ3つの部品に分けることができる。説明にわかりやすいように記号を付けて話を進めると(A)袋の中に入れる部品(B)外から結合させる部品(C)フタの3つだ。構造は至ってシンプルで、わかりやすい。


製品正面。フタそのままの見た目だ 大と小を比べたところ。大はかなり大きめな印象
大が直径5cm、小は直径4cm

右から(A)袋の中に入れる部品(B)外から結合させる部品(C)フタ
フタ部分だけを外した状態
(A)袋の中に入れる部品の裏側

フタを取り付ける穴を開けるのに苦戦

今回試した3製品。小麦粉、片栗粉、シリアル。いずれもフタがついておらず、使うときにこぼしがちな食材だ
 さっそく使ってみた。今回は小麦粉と片栗粉、そしていつも湿気ってしまい、いつも中途半端に残したまま捨てることが多かったシリアルの袋で試してみた。

 最初に片栗粉に小のフタを付ける。まず、袋の片一方に適当な大きさの穴をハサミで穴を開ける。そこに、まず、(A)の部品を入れる。かなり奥の方に入れてしまう。次にBの部品をはめるのだが、この時、Aの周りにある、袋の端を巻き込むようにBの部品をはめていく。そして、袋の端を巻き込んで、AとBのネジになっている部分を閉めていく。あとはフタをすれば完了だ。

 説明書にも「簡単」とあったので、簡単にできるのかと思って始めたのだが、これが結構難しかった。まず、「適当な大きさに切る」という一番最初の部分でつまずいた。適当な大きさって……。なんとなくフタの大きさを袋に当てたりしながら目分量で切ったのだが、目分量だっただけあって、穴が小さくて入らない。片栗粉の袋が紙製だったのでそのまま強引に穴を広げようとしたら、今度は少し大きく空きすぎてしまった。


片栗粉の袋の端に穴を開け、そこにAの部品をねじ込むように入れる。穴の大きさの感覚が掴めずに苦戦した そこにBの部品を周りの紙を寄せ集めて噛ますようにはめていく

 結局半ば無理矢理周りの袋をかき集めてなんとかフタを作ることができた。ここら辺の「適当さ加減」は慣れや、その人の感覚の良さもあるので、なんとも言えないが私には少し難しかった。

 続けて、小麦粉に大のフタをつける。さっきの失敗にびくつきながらも、今度はフタも大なので、先ほどよりも大きめの穴を意識して開ける。それでも少し小さい位だった。この製品は、Aの部品とBの部品を結合させるときに周りの紙を寄せ集めてネジで噛ませるという仕組みなので、最初から思い切って大きめの穴を開けてしまった方がいいのかもしれない。というのも、穴が小さくて焦ってその場で破いて開けようとしたりすると、紙製の袋の場合、縫い目に沿って、袋が破けてしまったりするからだ。

 それでも、フタを付け終わった小麦粉は、今までのように周りに粉をまき散らすことなくしっかりと密封することができた。穴の大きささえ、クリアすれば簡単にはめることができる製品なので、「適当」の表示は改めてもらい、なにか目安となる大きさの表示をお願いしたいとおもった。


今度は穴の大きさに注意して先ほどより大きめの穴を開けた 最初よりは苦労せずにフタをはめることができた フタをはめた状態の片栗粉と小麦粉

コレまでの小麦粉。こぼしがちで周りも汚れてしまっていた フタを付けた方がずっと扱いやすい

 紙製の袋では、少し不安が残る使用感だったので、最後にビニール製のシリアルの袋で試してみた。使うのは小のフタだ。この大きさの穴を開けるのは2回目だったので、さすがに少し要領がわかってきて今度はピッタリの穴を開けることができた。

 部品をはめてみた感じでは、前の2つよりもずっときれいな仕上がりだ。紙製の袋に比べて、ビニール製の袋は、薄くてシワがよっても、そんなに気にならないので、この製品には合っているのかもしれない。シリアルを皿に移すときも、フタを付けていないよりずっと移しやすくなった。


シリアルの袋にフタをはめた状態。慣れもあるのだろうが、紙製の袋よりもキレイにフタを取り付けることができた フタを外した状態。フタの周りのシワも少ない 【動画】シリアルを袋から、お皿に移す様子。フタをはめていない状態よりもずっと移しやすくなった(WMV形式,230KB)

湿気らない

 この製品の一番の特徴は中身がこぼれにくくなることだ。そして、もう1つの優れた点は中の食品が湿気らないということだ。シリアルなどの湿気りやすい食品でもきちんとフタをはめることによって、きちんと密閉されるので、しばらく置いておいても湿気ることがない。

 最初の紙製の袋の時は苦戦したものの、ビニール製の袋ならきっちりとフタを付けることができた。今回は試すことができなかったのだが、例えば、粒の小さなペットフードの袋などにも向いている製品だと思う。手を汚さずに、皿に移すことができ、中のペットフードも湿気らない。ほかにも、外国産の大きなスナック菓子など、「移すのがめんどくさいな」とおもう食品には有効に使えると感じた。値段も手頃な商品なので1回試してみる価値はあると思う。





URL
  株式会社クラスプ
  http://www.clasp.com/
  製品情報
  http://www.clasp.com/index2.html

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2007/10/15 00:01

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