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家電製品ミニレビュー
ナショナル「MC-U1C」

~紙パック式で強力なスティッククリーナー
Reported by 本誌:伊達 浩二

MC-U1C
 ナショナル(松下電器産業株式会社)の「MC-U1C」は、珍しい紙パック式のスティッククリーナーだ。

 現在、スティッククリーナーはサイクロン式が主流となっており、紙パック式の生き残りはごくわずかしかない。絶滅危惧種と言っても良いだろう。

 私自身は、吸ったゴミが見えない紙パック式が好きなので、この機種には以前から興味を持っていた。価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpでの購入価格は7,760円だった。

 到着した箱は、思っていたよりも軽く、MC-U1Cは、重量が約2.1kgしかない軽快な機種なのだ。

 組み立ては簡単で、平らな床用ノズルを本体に差し込むだけだった。紙パックもあらかじめセットされている。

 電源はAC100Vで、電源コードは本体内のコードリールに収納される。電源コードの長さは約4.3mだ。

 この掃除機は、使用しないときはハンドルが折りたためるようになっている。使わないときにはコンパクトに収納したいということだろう。本体には大きな取っ手もついており、折りたたんだ状態で移動しやすい。

 電源スイッチはハンドルではなく、本体部分にある。スイッチはON/OFFのみで、強弱の切り替えはない。


本体全面のパネルを開けると紙パックがセットされている 電源コードはコードリールで本体に収納される。右側に見えているのが巻き取りボタン

電源スイッチはスティックではなく本体部分にある。パワーの切り替え機能はなく、ON/OFFのみ 床用ノズルと本体の結合部分。白い矢印が中央のへこみと噛み合ってないと自立できない

 さっそく使ってみよう。電源コードをひっぱって、コンセントに差し込む。本体に畳まれている長いハンドルを180度回転させて、カチッと固定する。これで電源スイッチを入れれば、掃除が始められる。いわゆるキャニスター型(横型)の普通の掃除機に比べると、使い始めるまでの手間がずっと少ない。これがスティッククリーナーの良さだ。

 吸引力はかなり強く、気持ちよくホコリやゴミを吸い込む。モーターの強力さは、電源投入時に反動で本体が回転しかけるほどだ。ただし、床用ノズルには回転式ブラシは装備されていないので、絨緞はやや苦手のようだ。フローリングや畳の床に向いた掃除機といえるだろう。

 また、床用ノズルの形がよくできていて、一部のスティッククリーナーのように、吸い込んだゴミが再び吸い込み口に戻ってくることはない。


収納時には、写真のようにハンドルを折りたためる 使用時には、ハンドルを180度回転させる

【動画】粉ゴミとキャットフードを吸い込んでいるところ。一部のスティッククリーナーのように、一度吸い込んだゴミを戻すようなことはなかった(WMV形式,約1.4MB) 床用ノズルの裏側。ブラシが付いていないので絨毯は苦手だが、フローリングや畳には向いている

床を掃除している様子。これが普通の状態 ノズル部分は左右に曲がるので床に密着しやすい

 モーター音はやや大きめで、深夜に使うのは、ちょっと躊躇してしまう。排気は本体左脇の排気口から排気される。紙パック式の欠点とされる排気の臭いについては、紙パックが防臭加工付きのタイプが付属しているためか、2週間ほど使っても気にならなかった。ゴミ捨て時は、紙パックを捨てるだけですむし、ゴミが見えないので気に入っている。


 なお、紙パックを追加購入する際は、防臭加工の有無が選べるが、12枚入りで105円しか違わないので防臭加工付きを選びたい。防臭加工付きの「PHC-PA1KD」は12枚入りで、メーカー希望小売価格が1,470円だ。

 というわけで、AC電源式ならではの強力な吸引力と、紙パックの利便性については大変気に入っている。ただし、使っているうちに2つほど気になる点が出てきた。

 スティッククリーナーで掃除をしているときは、ちょっと掃除機を止めて立てておき、床に置かれた物を移動させることが多い。

 このときに、電源スイッチがハンドルにないので、ちょっと止めるときに、スイッチが遠くて面倒くさいのが1点目。また、この状態のときに、本体と床用ノズルがうまく噛み合っていないと、バランスが崩れて倒れかけてしまうことがあるのが2点目だ。


紙パックは別売りで購入できる。防臭加工付きで12枚入りの「PHC-PA1KD」の希望小売価格は1,470円 本体にはハンドルが備わっており、ここを掴んで移動できる

 どちらかと言えばマイナーなジャンルの製品なので、難しいかもしれないが、次回のモデルチェンジの際には、ぜひ検討していただきたい。

 これ以外の点は、よくできた製品なので、紙パック式のスティッククリーナーを探している方にお勧めしたい。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=MC-U1C



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2007/09/10 00:03

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