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やじうまミニレビュー
コンビ「消毒じょ~ず」

~ほ乳瓶の消毒/管理がいっぺんにできるケース
Reported by 本誌:伊藤 大地

消毒じょ~ず
 赤ちゃんを育てる――というと抽象的だが、具体的な作業をおおまかに分類すると、次の4つになるように思う。(1)おむつ、(2)ミルク、(3)お風呂、(4)あやす。さて、この4つ、個人的に大変だと思う順番に並べている。(1)に関して、説明は不要だろう。(4)も楽しいひとときである。(3)も、慣れないうちはおっかなびっくりだが、慣れてしまえば遊びになる。

 残る(2)だが、これがなかなかやっかいだ。ミルクを作る→あげる、とここまでは良いのだが、ほ乳瓶はさっと洗っておしまい、というわけにはいかない。沸騰したお湯の中に入れるなど、滅菌作業をしなければならないからだ。

 深みのある鍋にたっぷり水を張って、お湯を沸かす。沸騰したら、ほ乳瓶を投入。熱湯が充分に行き渡るよう、菜箸でかき混ぜて……と、描写しているだけで面倒くさい。

 なにか、すっきりと解決できないだろうか。そんな折、ベビー用品メーカー、コンビのWebサイトを見て見つけたのが「消毒じょ~ず」だ。メーカー希望小売価格は2,520円。Amazon.co.jpでの購入価格は2,479円だった。

 この製品は、ごく簡単に言うと、ほ乳瓶ケースである。しかし、ただのケースではない。ほ乳瓶を入れて電子レンジにかければ、そのまま消毒ができてしまうケースなのだ。電子レンジに少量の水とほ乳瓶を入れ、数分電子レンジにかけると、水がスチームとなって充満する。スチームの熱で滅菌する仕組みだ。

 パッケージには箱本体、ほ乳瓶の乳首やフタを入れる小物入れ、ほ乳瓶と箱の底に空間を空けるためのすのこの3つが含まれている。


そこの部分にはすのこがある
ほ乳瓶4本と小物入れをセット
本体側面の底に近い部分に排水口がある

 さっそく使ってみよう。まず、箱の底にすのこを敷く。ほ乳瓶を入れる際は、スチームを瓶の中まで充満させるため、口を下にして置く。すのこがないと、口が閉じてしまうためだ。次に、ほ乳瓶を並べていく。250mlサイズのほ乳瓶が6本まで入る大きさだ。ただし、乳首とフタを入れる小物入れのスペースが必要になるので、実質的には瓶4本+小物ケースという形になる。

 次に、ケースの側面にある、排水口をゴム製のキャップで密閉する。これは、スチームで消毒した後、ケースの中に残った水を抜くためにある。

 次に、ケースに水を注入する。ケースのフタの部分に注入口があり、ここから、60mlの水を入れる。ここでわざわざ、計量用のカップを用意する必要はない。本体の両サイドには、持ちやすいように“耳”のような出っ張りが付いているが、この、耳を引っ張るとプラスチックの部品が外れ、小さなカップになるのだ。このカップで2杯、水を汲むと60mlになる。これで準備完了だ。


ほ乳瓶に付いている乳首やフタを入れる小物入れ 本体脇の取っ手部分が外れ、水を汲むためのケースになる
60ml(2杯分)の水を入れる

 本体を横に倒した状態で、電子レンジに入れる。対応する電子レンジは、庫内寸法が265×265×130mm(幅×奥行き×高さ)以上のものとされている。比較的新しい電子レンジであれば、ほぼ問題ないはずだ。ただし、ターンテーブルの厚みなども影響するので、事前に確かめておいたほうがよいことは間違いない。

 温める時間は5分だ。出力は500~700Wで使用するよう指示されている。700W以上のレンジを使う場合は、出力を弱める必要があるので注意したい。

 ここまで来たら、あとは放っておくだけ。5分間後、レンジが止まったあと、すぐに取り出そうとしてはいけない。ケースが熱く、やけどの危険性があるためだ。冷ますためにレンジのドアを開け、もう5分ほど待つ。冷めたら、レンジからケースを取り出す。この際にも、耳の部分を持ってやると、手を滑らせることがない。

 そのまま流しに持って行って、排水口の栓を抜く。ケースを傾けて水を抜けば、作業は完了。あとは、ほ乳瓶などをケースに入れたまま、清潔な場所に保管すればよい。水を抜いた後、2~3時間はフタを開け、風を通しておくとよいだろう。次に使うときは、そのままケースから取り出せばよい。次に使うまで、滅菌後のほ乳瓶や乳首に、触ることがないので、衛生面でも安心だ。取扱説明書によると、レンジをかけた後、24時間は滅菌効果が持続するという。


ケースを横に倒してレンジに入れる。ギリギリ入った
5分間加熱する
冷えた後、水を抜いたら消毒完了

 使ってみて便利なのは、電子レンジだと、放っておくことができる点だ。鍋を使った煮沸作業では、火を使うため、つきっきりにならざるを得ない。特に、赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんからも目が離せないだけに、非常にありがたい。

 ただ、レンジで殺菌するだけならば、ファスナーのついたビニール袋でも事足りる。この製品がすばらしいのは、殺菌した後、そのまま保管できる点だろう。これまでは、殺菌した後、手をきれいに洗い、ほ乳瓶と乳首を取り出し、きれいな場所や容器を確保し、そこに移す、という作業があったわけだが、この製品では場所を移す作業自体必要ない。

 耐熱性さえあれば、別に専用ケースでなくてもよいのでは、と始めは疑い眼で見ていたのだが、実際に使い始めると、もはや手放せないグッズになってしまった。

 これで2,500円は、決して高くない。断言できる。ほ乳瓶を殺菌するグッズとしては、薬品を使うものもあるが、こうしたタイプでは薬品が切れたら、また買いに行かなければならない。赤ちゃんがいると、ちょっと買い物にでるだけでも重労働。もちろん、コストもかかる。消耗品がないという点も高く評価できる。価格を考えると、赤ちゃんが生まれた家庭へのプレゼントにも良いだろう。喜ばれることは間違いない。





URL
  コンビ株式会社
  http://www.combi.co.jp/
  製品情報
  http://www.combibaby.com/goods/drink/zyouzu.html#shodoku_new

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2007/08/06 00:01

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