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家電製品ミニレビュー
ナショナル「ソイエ ES2049」

~家庭でできるきれいな脱毛
Reported by 本誌:阿部 夏子

女性の夏の2大関心事

ソイエ ES2049
 今年の夏も暑くなりそうだ。この時期、女性誌に多く登場するトピックが「ダイエット」「ムダ毛処理」の2つだ。夏はどうしても、肌の露出が増える。気になるのが、体のラインと、肌のムダ毛というわけだ。ダイエットは始めてすぐに結果が見えるわけではないが、脱毛はやったらやった分だけ、効果がすぐ表れる。

 いわゆる「ムダ毛処理」といってもその方法は様々だ。「脱毛」「剃毛」そして、「永久脱毛」「脱毛テープ」筆者が中学生の頃など、腋の毛を毛抜きで1本、1本抜いていたものだ。女性なら誰でも経験あるのではないだろうか。鏡を見ながら毛抜きを使って1本、1本抜いていくあの作業。

 いくら必死に毛抜きで抜いても、「毛」というのは代謝と関係あるものなので、1回きれいに処理したらそれで終わりというものではない。かといって、体中の毛を1本1本抜くような時間も手間もかけられない。きれいにかつスピーディにムダ毛処理ができたらと思い、脱毛器を購入してみた。


全身の脱毛をカバー

 今回選んだのは、ナショナル(松下電器産業)の「ソイエES2049 シェーバーヘッド付」だ。希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpでの購入価格は12,800円だった。色はゴールドとシルバーの2色展開だ。この2色はソイエのCMキャラクターである仲間由紀恵が選んだ、2007年限定カラーとある。今回はシルバーを選んだ。

 製品自体も、曲線を描いていて、持ちやすく大人っぽいデザインで、女性向けの美容家電らしい作りとなっている。


パッケージ
曲線を多用したデザイン

 ソイエはほぼ全身の脱毛を1台でできるというもので、脱毛(ワキ・アシ・ウデ・ビキニライン用)+除毛(全身用)が可能とある。そのために替えのヘッドが4つついており、用途に合わせてヘッドを取り替えて使用する仕組みになっている。 


シェーバーヘッド
ワキ用脱毛ヘッド
足・腕用脱毛ヘッド

 ソイエの一番の特徴は、お風呂で泡だてながら、使用するということだ。本体はもちろん防水仕様となっている。お風呂で体を温めて、毛穴を開かせ、さらに泡に毛を絡まることによって効率よく、きれいに脱毛を行なえるというのだ。そのためにヘッド部分に「泡キーパー」「泡ワイパー」が搭載されている。まず、「泡キーパー」で泡を作り出す。そして、脱毛後は「ワイパー」で泡を、除去していくという仕組みだ。

 ヘッド部分にはほかにも様々な工夫が施されていて、毛を抜くための回転部分が2つあり、さらに脱毛する際に肌を押さえて毛を抜く「柔肌ガード」がついている。また、ヘッド部分がスイングするように動くことで、肌のカーブに密着して施術を進める事ができる。

 ソイエは浴室での使用が前提となっていることもあり、コードレスで使うことができる。そのために事前に12時間の充電が必要だ。スイッチ部分は三段階になっていて、[OFF/CHARGE][SOFT][NORMAL]とある。充電の時は[OFF/CHARGE]に設定しておく。

 特筆すべき点は、海外でも、電圧を気にせず、使用することができる自動変圧切り替えがついていることだ。


本体と電源
本体裏側

 この機能は海外で水着を着用することを考えると非常に便利な機能だ。私自身、出国前に自宅で脱毛をしていっても、滞在期間が長い場合は滞在中にまた毛が気になることがある。かといって慣れない海外でそのような製品を買うのを不安に感じていたからだ。


脱毛するときの痛みが少ない

【動画】泡脱毛している様子(WMV形式, 527KB)
 では、実際に使ってみよう。本製品が一番推奨しているやり方で脱毛を始めた。お風呂に入って、普通に体を洗う、その後でヘッド部分にボディーソープを数滴たらし、スイッチを最初は[SOFT]に設定する。脱毛時は[SOFT][NORMAL]で調節ができるようになっている。個人の痛みの程度によって、切り替えるとある。

 私自身は痛みに強いほうなのでスイッチを[NORMAL]に切り替えた。しかし、説明書の絵やパッケージの写真のようにすぐには泡立たない。使うボディーソープの種類で多少の差は生じるだろうが、気になる方は手のひらで泡立ててから、またはあらかじめタオルなどで、施術部分に泡をつけておくなどするといいだろう。

 最初に足のスネの部分から始めた。効果を検証するために、左足のみ試してみた。肌に直角になるようにヘッド部分を当てていく。ヘッドの部分がスイングするようになっているため、ヘッド全体が肌に密着する。


 毛の流れに沿って説明書のとおりに、下から上へと施術を進めていく。思っていたより痛みは感じない。お風呂に入って体を暖めてから施術することによる効果を確実に感じる。身体が温まることにより、毛穴が開いているのだ。

 冒頭でも述べたとおり、脱毛という行為自体、毛を毛根ごと引き抜いてきてしまうので毛穴が広がりやすい。その点、この商品は毛穴が温まって開いている状態のときに、脱毛をするので毛が抜けやすくなっているのだ。

 次にワキを試してみる。バンザイするように手を上に上げた状態で施術を始める。ワキ部分の肌は足や腕に比べて敏感なため、痛みは若干増す。ただ、痛みを感じるということは処理してから2週間程度たった短い毛でもきちんと巻き取れているということだ。

 なお注意事項として、毛があまり短い状態での施術はよくない。説明書では3日以上伸ばしてからの施術を推奨している。


自己処理ではできない仕上がりを実現

 浴室から出て、さっそく鏡をチェックしてみる。まず、ワキだ。両方の手を挙げて鏡の前に立つ。短い毛はポツポツと残っているが、一定以上の長さの毛はかなり抜けている。

 足のほうは面積が広いだけに施術したほうの足と、していないほうの足で左右の印象がだいぶ異なる。毛が抜けているのはもちろんだかそれ以上に肌の状態が違っていた。これまでのカミソリを使った処理では、かみそりによる傷や、皮膚の赤みが気になっていたが、今回はそれがない。肌の表面は、施術していないほうの足とほとんど変わらない。

 説明書にも記載されているが、当然のことながら脱毛も最初は毛の本数が多い。そのため、最初は痛みを感じやすい。回数を重ねていけばいくほど毛の本数は減ってその分痛みも少なくなってくる。

 その点、この製品の後片付けが水洗いで済むというのはとても魅力的だ。浴室においてある、カミソリを使うのと感覚的にそれほど変わらない。本体横についている着脱ボタンを押してフレームを外す。そこにハンドソープをたらして水洗いする。後は自然乾燥すれば完了だ。


本体洗浄時の様子
水をかけても問題ない

 ヘッド部分に入り込んだ細かい毛が気になる時は、付属のブラシを使って掃除するのだが、これも短時間で終わる。日常的に使用するものとして「後片付けの楽さ」というのは大事なポイントだろう。


10年前の脱毛器とは明らかに違う

 ナショナルの美容家電の歴史は古い、実は私自身、中学生の頃に初期の脱毛器を購入したことがあった。正直、そのときは痛くて、片づけが大変なうえに、音がうるさくてすぐにしまいこんでしまった。それからもう10年近くが経過するのだが、今回の製品を使用してみて、その進化に驚いた。

 毎年、新機種を出しているナショナルだが、来年はどこを改良して出してくるのか、楽しみになる。素直にそう感じることができる優れた商品だ。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES2049

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ナショナル、仲間由紀恵モデルの脱毛機(2007/01/25)



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2007/08/01 00:00

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