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家電製品ミニレビュー
ELPA「どこデモ氷屋くん」

~乾電池で動く簡単かき氷器
Reported by 安部 陽子

 真夏が目前に迫っているせいか、ちょっと気温が上がっただけで、無性に冷たいものが欲しくなる。山盛りになった白色の氷に、シロップをかける。おもむろに山の頂上にスプーンを突き刺し、一気に氷をほおばると、暑さが吹っ飛んでいく……などと想像していたら、自分でかき氷を作りたくなってしまった。

 そこで、ELPAの「どこデモ氷屋くん EIC-D100」を購入した。価格はオープンプライスだが、楽天市場のショップでの購入価格は1,980円だった。

 このかき氷器を選んだ理由は、乾電池式で、場所を選ばずに使えることと、操作が簡単そうだったからだ。

 本体サイズは171×220×307mm(幅×奥行き×高さ)。本体上部には、持ち運びをするための持ち手もついている。電池は単一形を4本使用し、乾電池の重さを入れると、全体の重さは約2kg。なお、電池は付属していないので、別途用意する必要がある。

 説明書によると、アルカリ乾電池使用時で、約90杯(1杯約100g)のかき氷が作れるとのこと。毎日1杯食べても、ひと夏はワンセットの電池だけで乗り切れそうだ。


本体セット一式。本体のほかに、ターンプレート、カッターの付いた容器、氷を入れるホッパー、本体を包む袋がついている 本体サイズは171×220×307mm(幅×奥行き×高さ)
電池は単一型を4本使用する

 作業手順としては、まずカッターが付いた容器に、氷を入れるらせん状のホッパーをはめ込み、つまみを回して固定する。そして、ホッパー内部に氷を入れる。氷は冷蔵庫の製氷皿で生成したものやロックアイスなど、約4cm角程度のものに対応する。

 あとは容器の取っ手を本体の「着脱」の印に合わせて差込み、「セット」の印まで左方向に回す。これで準備は完了だ。

 電源スイッチの「入」を押すと、ホッパーだけが回転して、氷が削りだされる。スイッチ下の「逆回転」は、氷がカッターに食い込んで引っ掛かり、かき氷が落ちてこなくなった時などに、ホッパーを逆回転させて刃から氷をはずすためのものだ。氷が出てこなくなったら、この「逆回転」を2~3秒押して、刃から氷をはずし、また「入」を押して削りなおす、といった具合である。スイッチは、容器が本体にセットされていなければ入らないようになっている。ちなみに、スイッチを真ん中にセットした状態が「切」となる。


カッターの付いた容器。この内部にホッパーを装着する ホッパーをセットした後は、ツマミを回して固定する 冷凍庫の製氷皿で生成した氷のような、幅4cm程度の小さな氷が使用可能

取っ手と本体の「着脱」の印が合うように本体内に入れて…… 「セット」の印の位置まで左方向に回す スイッチは本体側面にある。上に入れると電源がONになり、下に入れるとホッパーが逆回転する。OFFにするには、スイッチを真ん中にセットする

スイッチを押すだけで、手軽にかき氷ができる

【動画】運転中のようす。氷が自動で落ちてくる(WMV形式、約729KB)
 それでは、かき氷を作ってみよう。ホッパーに氷を入れて本体に容器を装着する。かき氷の受け皿として、氷が削り落ちる位置に直径約11cmの小さいお椀を置く。ここまでの動作は10秒ほど。スイッチを入れると、どんどんかき氷が落ちてくる。

 氷が落ちる位置を見ながら、お皿を動かして、うまく山の形に盛りつける。カップ山盛りのかき氷ができるまでに、かかった時間は約1分。あっという間だ。

 皿を置く台から氷の吹き出し口までの高さが13cmなので、それ以上の高さのかき氷は作れない。もっと高く盛りつけたい場合は、削った氷をいったん別の容器に集めておいて、後からそれらを盛りつけると良いだろう。

 冷凍庫の氷もロックアイスも、どちらを使っても、ちゃんとかき氷になった。20~30杯ほど使用したが、氷が刃に食い込んでしまうことは一度もなく、逆回転を使う必要はなかった。説明書によると、電池切れになったりカッターが劣化すると、氷が引っ掛かり易くなるらしい。カッターが劣化した場合は、容器ごと別途購入できるようだ。

 できあがったかき氷は、下の写真のようにデコレーションして、おいしくいただいた。細かいところを指摘するならば、舌触りが少々粗く、甘味処で出されるような細やかなものではなかったが、本製品は、かき氷が家で簡単に食べられるというのが醍醐味。暑くて今すぐ食べたいという時に、ものの数分で簡単にかき氷が作れるのがとても良い。

 なお、片付け時には、本体のみ水洗いに対応しない点に注意。また、容器を扱う時は、内部のカッターで指を切らないように気をつけてほしい。


イチゴ味のかき氷
こちらはメロン味
アイスクリームをのせてイチゴフラッペ

家族みんなで楽しめる、ラクラクかき氷器

コーヒーを凍らせて、かき氷器で削り、牛乳とまぜれば「氷カフェ」のできあがり
 本製品の魅力は、時間と手間がかからない手軽さにある。作業時間は、準備から食べ始めまでで1~2分しかかからない。食べ終わって後片付けをする時間を入れても10分くらいだ。刃物がある器具なので、安全面には注意が必要だが、それさえ気をつければ、子供や家族と一緒にわいわい楽しめるグッズである。

 かき氷を一通り楽しんだ私は、今では氷コーヒーを作るのにハマっている。コーヒーを凍らせて、かき氷器で削るのだ。これに牛乳を加えると、氷コーヒーとか氷カフェと言うもののようになり、カフェ気分に浸れる。コーヒー以外のジュースで作れば、いろいろな味が楽しめるだろう。

 今年は酷暑が予想される。暑い夏を家族で楽しむグッズとして推薦したい





URL
  ELPA(朝日電器株式会社)
  http://www.elpa.co.jp/
  製品情報
  http://mail.elpa.co.jp/product/he01/elpa100.html



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2007/07/19 00:02

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