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やじうまミニレビュー ナショナル「ふとん清潔ノズル MC-FU1」
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~かるーくすべってダニや花粉をたたいて吸い取る
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Reported by
清水 理史
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● ご近所におすすめしたい
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ナショナルの「ふとん清潔ノズル MC-FU1」
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我が家の近所には、それはもう魂を込めてふとんを叩く家がある。
だいたい休日の午後になると「パン、パン、パン、パン」とリズミカルかつ、一打一打精魂込めてふとんを叩く音が聞こえてくる。あの独特の音の性質なのだろうか、これがまたよく遠くまで響きわたるようで、締め切った部屋中にもよく音が聞こえてくる。
ものの5分か10分なで、さほど気にもかけないのだが、「今日はいつにもまして力が入ってるなあ」という印象の音が聞こえてくることもあり、家庭で何かあったのかと勘ぐりたくなることもあるほどだ。
もしかするとストレス解消の意味も多分にあるのかもしれないが、純粋にふとんをとことんキレイにしないと気が済まないなら、ぜひこの商品をおすすめしたい。ナショナルから発売されているその名もズバリ「ふとん清潔ノズル MC-FU1」だ。ヨドバシカメラの通販サイトで4,830円で購入できる。
● 継ぎ手パイプで各メーカー共通で利用可能
この「ふとん清潔ノズル」、同社の掃除機の上位機種に交換用として標準で付属しているため、もしかするとすでに見たことがあるという人もいるかもしれないが、実は単体でも購入することができるようになっている。
では、ナショナル製の掃除機でしか使えないのかというと、さにあらず。本体には各メーカー共用の「つぎ手パイプ(32~37mmに対応)」が同梱されており、他社製の掃除機でも利用することが可能となっている。幸いなことに、我が家の掃除機はナショナル製であったため、つぎ手パイプの出番はなかったが、ナショナル製以外の掃除機でも特殊な場合を除き、問題なく装着することができるだろう。
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我が家の掃除機はナショナル製だったため、つぎ手パイプを使わなくても問題なく装着できた
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他社製の掃除機の場合は、写真のように「つぎ手パイプ」を間に挟み込むことで、パイプの太さの違いに対応する
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つぎ手パイプを使って装着したところ
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2本のローラーが回転し、繊維のダニ・ホコリをたたく仕組みだ
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この製品の最大の特徴は、吸い込み口の前後に付けられた大きな回転式のローラーだ。一般的な掃除機の場合、床やカーペットのゴミをかき出すために、ブラシ式の回転ローラーが装着されていることが多いが、本製品にはプラスチック製で、しかも比較的大きめの突起が交互に付けられた回転式のローラーが採用されている。
もちろん、ブラシも中央に備え付けられおり、これによってホコリなどをかき取ることができるが、メインとなるのはやはりローラーだ。掃除機のヘッド部分を前後に動かすことにより、このローラーを回転させ、ふとんの中にあるダニや花粉などをたたき出すようにして吸い取ることができる。
まさに、ベランダに干したふとんを叩いて、内部のダニや花粉を外に出すようなイメージだが、こちらはたたき出したダニや花粉を宙に舞わせる間もなく、掃除機で吸い取ってしまうことができるようになっている。
● ふとんの吸い付きもなくスムーズに掃除ができる
実際に使ってみたところ、なかなか快適だ。
いやもちろん、最近の掃除機はノズル部分の改良などで、ふとんのようなものでも、スムーズに掃除できる製品もあるが、それでも通常のノズルと比べるとふとん清潔ノズルはスムーズな掃除ができる。
実際、ふとんの上をすべらせても、途中で布を吸い込んでしまうようなことがなく、軽く、スムーズにすべらせることができた。パッケージには、同社製の従来品比で操作に必要な力が1/3になったと記載されているが、確かに操作感は非常に軽い。
特に便利なのが、低反発ウレタンのマットなどの掃除だ。低反発ウレタンマットは、ちょっとした力で沈み込み、それがなかなか戻らないうえ、表面も滑りにくいため、通常の掃除機ヘッドではとてもではないが掃除できない。特に手前から奧に押すようにヘッドをすべらせると、必ずと言っていいほど先端が沈み込んでつっかかってしまう。このため、この手の素材はヘッドを浮かせて一旦、奧まで移動させ、手前に引くような感じで一方通行でしか掃除機をかけることができない。
これに対して、ふとん清潔ノズルの場合、低反発ウレタンマットの上も前後にスムーズと掃除することができる。つっかかりながら、イライラ掃除しなければならない通常ノズルと比べると、天地ほどの違いで、それこそ鼻歌をうたいながらスイスイ掃除することができる。
家事の中でも掃除というのは、あまり好きな人が多い方ではないものの1つだが、その掃除をなるべくストレスなくできるという意味では、かなり効果的な製品だ。
ただ、1つ注意したいのは、この製品はあくまでもダニやホコリ、花粉といった細かく、軽いゴミを叩き出して、吸い取るためのものであるという点だ。動作が軽い反面、吸引力は軽いゴミを吸い取るだけの最低限のものとなってしまうようで、たとえばマットにこびりついている糸くずなどがあったとしても、なかなか吸い取ることができない。
大きなゴミを通常のノズルでさっと吸い取ってから、中のダニや花粉をたたき出すというように併用するのがベストと言えそうだ。
これからの時期、あまり長い時間ふとんを外に干すと、熱くてよる寝づらい場合がある。しかし、このノズルを使えば、わざわざふとんを外に干さずとも、清潔に保つことができる。きれいなふとんで眠りたいという人は、一度、試してみる価値がありそうだ。
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
2007/07/10 00:01
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